ディジタル信号処理の基礎

ディジタル信号処理の基礎

本書は時不変な伝達関数問題を対象としている。連続系信号から離散値系信号への理解,およびディジタル信号処理の基礎を勉強したい人に向けた教科書であり,演習問題を自分で解答することにより自然と力がつくように意図されている。

ジャンル
発行年月日
2006/06/18
判型
A5
ページ数
176ページ
ISBN
978-4-339-00783-1
ディジタル信号処理の基礎
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定価

2,420(本体2,200円+税)

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本書は時不変な伝達関数問題を対象としている。連続系信号から離散値系信号への理解,およびディジタル信号処理の基礎を勉強したい人に向けた教科書であり,演習問題を自分で解答することにより自然と力がつくように意図されている。

1. 信号とシステム
1.1 連続系信号と離散値系信号の定義
1.2 偶信号と奇信号への分解
1.3 周期信号
 1.3.1 正弦波信号と複素指数信号との関係
 1.3.2 定義
1.4 連続系の基本的な信号
 1.4.1 連続系のステップ信号およびインパルス信号
 1.4.2 δ(t)の図的理解
1.5 離散値系の基本的な信号
1.6 システム
1.7 システムの諸性質
 1.7.1 線形性
 1.7.2 時不変性
 1.7.3 因果性
 1.7.4 記憶・無記憶システム
 1.7.5 逆転可能性と逆システム
演習問題

2. 線形時不変システム
2.1 インパルス信号を用いた信号表現
2.2 畳込み和
2.3 畳込みの基本的な性質
2.4 畳込みの線形時不変システムの性質
 2.4.1 因果性システム
 2.4.2 逆転可能システム
2.5 微分方程式と差分方程式
2.6 差分方程式で表される代表的なフィルタ構成
 2.6.1 FIRフィルタ
 2.6.2 IIRフィルタ
 2.6.3 一般的なIIRフィルタ
演習問題

3. 連続時間の信号とシステムにおけるフーリエ解析
3.1 複素指数関数に関する連続時間のLTIシステムの応答
3.2 周期信号の表現:連続時間軸でのフーリエ級数
3.3 フーリエ級数の係数決定法
 3.3.1 フーリエ級数展開
 3.3.2 ギブスの現象
3.4 フーリエ級数とフーリエ変換
 3.4.1 フーリエ変換
 3.4.2 インパルス信号δ(t)のフーリエ変換
 3.4.3 方形波のフーリエ変換
3.5 周期信号と連続時間のフーリエ変換
 3.5.1 フーリエ変換とフーリエ級数との違い
 3.5.2 周期信号のフーリエ変換
3.6 連続時間のフーリエ変換の諸性質
演習問題

4. 離散時間の信号とシステムにおけるフーリエ解析
4.1 信号の標本化によるスペクトルの変化(標本化定理)
4.2 離散時間信号の解析(周期信号の場合)
4.3 離散時間信号の解析(非周期信号の場合)
4.4 離散フーリエ変換
4.5 DFTの諸性質
4.6 高速フーリエ変換
4.7 FFTによる畳込みの計算
4.8 複素指数関数に対する離散時間LTIシステムの応答
4.9 線形定係数差分方程式で記述されるシステムの周波数応答
演習問題

5. ラプラス変換
5.1 ラプラス変換とフーリエ変換の関連
5.2 逆ラプラス変換
5.3 ラプラス変換の諸性質
5.4 片側ラプラス変換
5.5 片側ラプラス変換の部分積分公式
演習問題

6. z変換
6.1 z変換の定義
6.2 逆z変換
6.3 z変換の周波数応答
6.4 z変換の諸性質
6.5 簡単なz変換対
6.6 LTIシステム
6.7 片側z変換
6.8 各変換のまとめ
演習問題

7. 応用
7.1 A・D・D・A変換
7.2 最小位相関数を持つインパルス応答算出法
 7.2.1 インパルス応答と逆インパルス応答
 7.2.2 最小位相特性を持ったインパルス応答
 7.2.3 同振幅特性を有する零点移動
7.3 ディジタルフィルタ
 7.3.1 インパルス応答による分類
 7.3.2 振幅特性による分類
 7.3.3 位相特性による分類
7.4 FIRフィルタ
 7.4.1 直線位相フィルタ
 7.4.2 等リプル設計法
 7.4.3 最小位相フィルタ
7.5 IIRフィルタ
 7.5.1 等リプル設計法
 7.5.2 オールパスフィルタ
演習問題

 付録
 引用・参考文献
 演習問題解答
 索引

島田 正治(シマダ ショウジ)

安川 博(ヤスカワ ヒロシ)

伊藤 良生(イトウ ヨシオ)

岩橋 政宏(イワハシ マサヒロ)