系統絶縁論

電気・電子工学大系 64

系統絶縁論

電力系統の絶縁に関する基本的な考え方とその基礎になる事項,ならびに電力系統に設備される機器の高電圧試験法等について,特に歴史的経過を明らかにしながら解説した。

ジャンル
発行年月日
1984/09/25
判型
A5
ページ数
192ページ
ISBN
978-4-339-00340-6
系統絶縁論
品切・重版未定
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定価

3,190(本体2,900円+税)

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電力系統の絶縁に関する基本的な考え方とその基礎になる事項,ならびに電力系統に設備される機器の高電圧試験法等について,特に歴史的経過を明らかにしながら解説した。

1. 電力系統の発達と絶縁
2. 電力系統に発生する過電圧と対策
 2・1 はじめに
 2・2 電力系統に発生する過電圧の種類
 2・3 過電圧に対する対策
 2・4 絶縁協調
3. 雷サージ
 3・1 はじめに
 3・2 雷撃度数
 3・3 雷撃電流波形
 3・4 雷撃電流波形高値
 3・5 雷遮へい
 3・6 逆フラッシオーバ
 3・7 進行波計算と計算例
 3・8 雷サージの伝搬
 3・9 雷サージの測定
4. 開閉サージ
 4・1 はじめに
 4・2 開閉サージの種類
  4・2・1 投入サージ
  4・2・2 遮断サージ
  4・2・3 多導線系の進行波と地絡サージ
  4・2・4 断路器サージ
  4・2・5 ケーブルと架空線の接続
  4・2・6 アーク間欠地絡
 4・3 開閉サージに対する外部絶縁のフラッシオーパ特性
5. 交流性過電圧
 5・1 フェランチ効果
 5・2 発電機の自己励磁現象
 5・3 負荷遮断
 5・4 1線地絡時の健全相電圧上昇
 5・5 その他の過電圧
6. 送電線路の絶縁
 6・1 はじめに
 6・2 線路絶縁
  6・2・1 想定される過電圧
  6・2・2 開閉サージに対して必要ながいし個数とアークホーン間隔
  6・2・3 絶縁間隔
  6・2・4 汚損設計
  6・2・5 500kV送電線の耐開閉サージ設計例
  6・2・6 500kV送電線の耐雷設計例
  6・2・7 まとめ
 6・3 送電線絶縁設計の考え方の変遷
  6・3・1 電気安全率
  6・3・2 ペテルゼンコイルと直接接地
  6・3・3 絶縁協調
  6・3・4 開閉サージ
 6・4 統計的絶縁設計
  6・4・1 一般
  6・4・2 統計的耐雷設計
  6・4・3 統計的手法による開閉サージフラッシオーバ率の計算
  6・4・4 台風時の汚損フラッシオーバ
7. 発変電所の絶縁
 7・1 はじめに
 7・2 避雷器による過電圧の抑制
  7・2・1 原理
  7・2・2 避雷器による雷サージの抑制
  7・2・3 避雷器と被保護機器との距離
  7・2・4 避雷器の変遷
  7・2・5 避雷器の定格
 7・3 絶縁階級
  7・3・1 絶縁階級と試験電圧
  7・3・2 BILと基準衝撃絶縁強度について
 7・4 発変電所の耐雷設計
  7・4・1 発変電所の等価回路
  7・4・2 統計的絶縁設計
8. 高電圧試験
 8・1 はじめに
 8・2 高電圧試験の種類
 8・3 高電圧試験の歴史と意義
  8・3・1 発端
  8・3・2 交流1分間試験
  8・3・3 なぜ2倍1分間なのか
  8・3・4 インパルス試験の提案
  8・3・5 インパルス試験実施にいたる経過
  8・3・6 インパルス試験とBIL
  8・3・7 BILはなぜ交流1分間試験電圧の2.3倍なのか
  8・3・8 低減絶縁
  8・3・9 開閉インパルス試験
  8・3・10 交流長時間試験(コロナ試験)
  8・3・11 コロナ試験電圧1.5倍について
  8・3・12 短時間過電圧の重畳
  8・3・13 わが国における検討
 8・4 昇降法
  8・4・1 昇降法とは
  8・4・2 昇降法で求められるσの性質
参考文献
索引

河野 照哉(コウノ テルヤ)