電子計算機Ⅰ - 基礎編 -

電子情報通信学会 大学シリーズ H-3

電子計算機Ⅰ - 基礎編 -

コンピュータの動作原理・設計に必要な基本概念を平易に解説し,本シリーズの「電子計算機Ⅱ」「計算機方式」への入門書の役割を果たしている。組合せ回路,順序回路,情報の表現,命令の構成とマイクロステップなどをカバーする。

ジャンル
発行年月日
1992/05/15
判型
A5
ページ数
184ページ
ISBN
978-4-339-00049-8
電子計算機Ⅰ - 基礎編 -
品切・重版未定
当面重版の予定がございません。

定価

2,530(本体2,300円+税)

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コンピュータの動作原理・設計に必要な基本概念を平易に解説し,本シリーズの「電子計算機Ⅱ」「計算機方式」への入門書の役割を果たしている。組合せ回路,順序回路,情報の表現,命令の構成とマイクロステップなどをカバーする。

1. 序論──計算機の基本構成──
1.1 計算機の発達
1.2 計算機の基本構成
1.3 情報の単位
2. ブール代数と論理演算
2.1 論理回路
2.2 ブール代数
2.3 NANDまたはNORを基本とする論理回路
2.4 論理関数の一般形
演習問題
3. 論理関数の簡単化
3.1 カルノー図による簡単化(マップ法)
3.2 クワイン・マックラスキーによる簡単化(テーブル法)
演習問題
4. 組合せ回路
4.1 組合せ回路の性質
4.2 組合せ回路の例
演習問題
5. 順序回路
5.1 フリップ・フロップ(Flip-Flop:FF)
5.2 順序回路の設計
5.3 順序回路の例
  5.3.1 カウンタ
  5.3.2 シフトレジスタ
  5.3.3 PLA
演習問題
6. 情報の表現
6.1 情報のタイプ
  6.1.1 数の表現方式
  6.1.2 2進,オクタル,ヘキサデシマル
  6.1.3 10進表現
  6.1.4 文字の符号化
6.2 固定小数点表示
  6.2.1 符号と絶対値
  6.2.2 補数による表現
6.3 浮動小数点表示
6.4 誤り検出/訂正コード
  6.4.1 ハミング距離
  6.4.2 誤り検出/訂正コードの性質
  6.4.3 パリティビットの付加
  6.4.4 ハミングコード
演習問題
7. 演算アルゴリズム
7.1 加算と減算
7.2 乗算
7.3 除算
7.4 浮動小数点演算
演習問題
8. 中央処理装置の構成と制御方式
8.1 基本的コンピュータアーキテクチャ
8.2 命令フォーマット
8.3 アドレスモード
8.4 マイクロ動作
8.5 プログラム実行制御
8.6 割込み
  8.6.1 割込み処理
  8.6.2 割込み原因
8.7 スタック機構
  8.7.1 制御スタック
  8.7.2 演算スタック
8.8 マイクロプログラム制御
  8.8.1 制御メモ
  8.8.2 制御メモリのアドレス生成
  8.8.3 マイクロ命令の例
8.9 並列処理によるCPUの高速化
  8.9.1 パイプライン
  8.9.2 命令ストリームのパイプライン
  8.9.3 メモリインタリーブ
演習問題
9. 記憶装置
9.1 補助記憶
  9.1.1 磁気ディスク
  9.1.2 磁気テープ
9.2 記憶階層
9.3 連想記憶
  9.3.1 連想記憶の構造
  9.3.2 マッチ論理
  9.3.3 連想記憶の読取り/書込み操作
  9.3.4 連想プロセッサ
9.4 仮想記憶
  9.4.1 アドレス空間とメモリ空間
  9.4.2 アドレス写像
  9.4.3 ページ置換
  9.4.4 キャシュメモリ
演習問題
10. 入出力インタフェース
10.1 I/Oインタフェース
  10.1.1 入出力バスとインタフェースモジュール
  10.1.2 コマンド
10.2 非同期データ転送
  10.2.1 ストローブパルスによる同期
  10.2.2 ハンドシェーキング
  10.2.3 FIFOバッファ
10.3 直接メモリアクセス
10.4 優先割込み
  10.4.1 ディジーチェーン優先割込み
  10.4.2 並列優先割込み
10.5 入出力プロセッサ
  10.5.1 CPU-IOP通信
  10.5.2 IOP動作
演習問題
索引

相磯 秀夫(アイソ ヒデオ)

松下 温(マツシタ ユタカ)