レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
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通信ネットワーク技術者を目指す学生に向けた,通信システム工学の教科書。本文中に設けた空欄を埋め,積極的に書き込めばオリジナルなノートとなる。幅広い技術を平易に解説し,大学初等教育で学ぶ数学系科目との関連にも触れた。
- 発行年月日
- 2023/04/25
- 定価
- 2,640円(本体2,400円+税)
- ISBN
- 978-4-339-02935-2
在庫あり
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読者モニターレビュー【 アマサイ 様(専門分野:電子工学 】
掲載日:2023/04/25
ディジタル通信技術の進歩は早い。プロでも頻繁に技報をチェックしなければならない。しかし、その基礎は何十年も変わっていない。それさえ知っていれば、最新ニュースも容易にキャッチすることができる。それにはある程度教科書で学ばねばいけないだろう。それには本書がうってつけである。通信システムの基礎、符号化理論、多重通信などが1冊におさまっている。なにより本書はワークブック形式になっている。自分で完成させることのできる教科書なのだ。フーリエ級数/変換は難しいと感じるかもしれない。でも実は、高校数学と高校物理をマスターしていれば比較的理解できるのである。そこは著者の長年工学部での教育経験が活きている。背伸びをしたい高校生、現在通信工学を学んでいる大学生、通信工学技術など忘れてしまったという社会人の学びなおしにもよいかもしれない。私も本書大いに技術基礎力を向上させようと思う。