生活の科学

ライブラリー生活の科学 1

生活の科学

本書では,本シリーズ全体の紹介も兼ねて,生活科学の全分野にわたって概説した。また境界領域の学問である生活科学のため周辺学問との位置関係を明らかにする目的を果す解説記述もされている。生活科学の教科書として適書と言える。

ジャンル
発行年月日
2003/02/28
判型
A5
ページ数
250ページ
ISBN
978-4-339-07801-5
生活の科学
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定価

2,750(本体2,500円+税)

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本書では,本シリーズ全体の紹介も兼ねて,生活科学の全分野にわたって概説した。また境界領域の学問である生活科学のため周辺学問との位置関係を明らかにする目的を果す解説記述もされている。生活科学の教科書として適書と言える。

1 生活科学の概念
1.1 はじめに
 1.1.1 生活科学の三つのタイプ
 1.1.2 日本家政学会の動向
1.2 家庭生活をめぐる質的変化
 1.2.1 家庭生活の外部化
 1.2.2 外部化への対応
 1.2.3 家族の多様化
 1.2.4 社会発展の自己矛盾の激化
1.3 規範科学の必要性
 1.3.1 科学発展への対応
 1.3.2 発展制御の価値基準
1.4 生活科学の立論の根拠
 1.4.1 家庭生活の特性
 1.4.2 生活の目的と手段
1.5 生活科学の対象とは
 1.5.1 科学としての立論の根拠
 1.5.2 生活科学の対象領域
1.6 おわりに

2 生活科学の歴史
2.1 生活科学の萌芽
2.2 戦後の生活研究の流れ
2.3 最近の生活問題

3 生活科学各論
3.1 人と環境
 3.1.1 わが国の自然環境
 3.1.2 地球環境と公害
 3.1.3 人間の発達
 3.1.4 環境と生活
 3.1.5 経済的環境と生活
 3.1.6 生理的に求める環境
 3.1.7 環境調整
3.2 家族と生活
 3.2.1 生活単位の変化
 3.2.2 時代と家族の姿
 3.2.3 家族変化の外的要因
 3.2.4 現代家族の諸問題学
 3.2.5 おわりに
3.3 生活と健康
3.4 生活と消費
 3.4.1 現代生活と消費
 3.4.2 家計における消費システム
 3.4.3 高度情報社会と消費生活
 3.4.4 国際化と消費生活
 3.4.5 生活環境と消費生活
 3.4.6 消費生活と消費者法
 3.4.7 消費者問題と消費者運動
 3.4.8 消費に関するトピックス
3.5 生活と福祉
 3.5.1 生活の社会化の進展
 3.5.2 社会的貧困の発生と福祉的対応
 3.5.3 日本型福祉と福祉理念の転換
 3.5.4 生存権保障としての福祉
3.6 生活と技術
 3.6.1 技術とはなにか?
 3.6.2 日本の技術の特徴
3.7 生活と住まい
 3.7.1 住まいとは
 3.7.2 住まいの文化
 3.7.3 住まいの機能
 3.7.4 室内空気の複合汚染
 3.7.5 ライフサイクルと住居
 3.7.6 家族の生活と住まい
 3.7.7 子どもの成長・発達と住居=基本的人権としての住居
 3.7.8 高層居住と子育て
 3.7.9 住生活とプライバシー
 3.7.10 中高年者の生活と住居
 3.7.11 これからの日本の住環境に対する課題
 3.7.12 現代日本の住環境と課題
3.8 生活と文化
 3.8.1 生活と文化について
 3.8.2 生活を考える
 3.8.3 文化を考える
 3.8.4 新カント学派の文化科学
 3.8.5 文化の領域
 3.8.6 生活と文化人類学
 3.8.7 生活文化について考える
 3.8.8 生活文化学と生活文化学科
3.9 生活と教育
 3.9.1 教育とはなにか
 3.9.2 現代社会の教育問題
 3.9.3 教育領域と教育課題
 3.9.4 生活科学と市民教育
 3.9.5 おわりに

4 生活関連科学の概説
4.1 家政学
 4.1.1 はじめに
 4.1.2 家政学とはなにか
 4.1.3 家政学の課題
 4.1.4 おわりに
4.2 生活科学と繊維製品消費科学
 4.2.1 はじめに
 4.2.2 わが国の消費者動向と繊維産業
 4.2.3 アパレル産業を支えるフィロソフィー
 4.2.4 おわりに
4.3 生理人類学
 4.3.1 生理人類学と生活科学
 4.3.2 生理人類学への道のり
 4.3.3 技術文明と人類学
 4.3.4 知的好奇心と社会貢献の両立
 4.3.5 人間の特性を規準に
 4.3.6 生理人類学の学際性と専門性
 4.3.7 国際生理人類学デザイン賞と専門士制度
4.4 人間工学
 4.4.1 生活科学における人間工学
 4.4.2 人間工学の定義
 4.4.3 人間工学研究の歴史
 4.4.4 計器(高度計)の視認性とヒューマン・エラー
 4.4.5 使いやすいボールペン
4.5 生活学
 4.5.1 はじめに
 4.5.2 生活学会設立
 4.5.3 生活学的視点のとらえ方
 4.5.4 生活学の概念
4.6 民俗学と生活科学
 4.6.1 民具研究と生活科学
 4.6.2 民具研究の方法
 4.6.3 現代生活と民具
4.7 文化人類学
 4.7.1 文化人類学の特徴
 4.7.2 専門的知識の活用
 4.7.3 おわりに

5 生活科学の対象と方法
5.1 はじめに
5.2 目的学としての生活科学
5.3 生活科学の現代的課題
 5.3.1 食生活
 5.3.2 健康維持
 5.3.3 衣生活
 5.3.4 生活機器
 5.3.5 住生活
 5.3.6 居住地管理
 5.3.7 災害対応
 5.3.8 環境制御
 5.3.9 生活福祉
 5.3.10 生活情報
 5.3.11 生活文化
 5.3.12 学際的・総合的な課題
5.4 生活科学の対象
5.5 生活科学の方法
 5.5.1 ヒト-モノ関係
 5.5.2 生活の型・生活様式・生活構造
5.6 親科学と領域科学

引用・参考文献
索引

中根 芳一(ナカネ ヨシカズ)