生命計測工学

生命計測工学

本書は,生命の計測技術を網羅的に扱った本である。計測対象は,人体だけでなく遺伝子,生化学物質,細胞,組織を含んでおり,生命の持つ仕組みや機能,性質を理解し,解明するための計測技術を総合的に学ぶことができる。

ジャンル
発行年月日
2004/10/01
判型
A5
ページ数
192ページ
ISBN
978-4-339-07084-2
生命計測工学
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定価

2,860(本体2,600円+税)

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本書は,生命の計測技術を網羅的に扱った本である。計測対象は,人体だけでなく遺伝子,生化学物質,細胞,組織を含んでおり,生命の持つ仕組みや機能,性質を理解し,解明するための計測技術を総合的に学ぶことができる。

目次
1 生命を探る
1.1 何のために測るのか・・・1
1.2 量と単位の重要性・・・5
1.3 生命計測に関する量・・・7
1.4 センサと量の変換・・・11
1.5 データ処理・・・12
演習問題・・・15

2 遺伝子の計測
2.1 遺伝子とバイオテクノロジーの基礎技術・・・17
2.1.1 遺伝子という概念におけるDNA,染色体,ゲノムの違い・・・20
2.1.2 ゲノム解析テクノロジー・・・24
2.1.3 遺伝子組換えテクノロジー・・・32
2.2 遺伝子診断の可能性・・・36
2.3 ポストゲノム計測技術・・・41
2.3.1 DNAマイクロアレイ・・・42
2.3.2 タンパク質の高次構造解析・・・46
演習問題・・・47

3 生化学物質の計測
3.1 人体の機能・・・48
3.2 人体の生化学物質・・・54
3.3 疾患と検査・・・58
3.3.1 検査の分類・・・60
3.3.2 一般検査・・・62
3.3.3 生化学検査・・・64
3.3.4 内分泌学的検査・・・66
3.3.5 免疫学的検査・・・67
3.4 生化学的な分析法・・・69
3.4.1 分析法の原理・・・70
3.4.2 分析法の種類・・・72
3.5 計測技術・・・75
3.5.1 ドライケミストリー・・・76
3.5.2 バイオセンサ・・・77
3.5.3 電気泳動装置・・・80
3.5.4 ・・・・HPLC・・・83
3.5.5 SPRを用いたタンパク質解析システム・・・84
演習問題・・・86

4 細胞・組織の計測
4.1 細胞と組織・・・87
4.1.1 細胞で解明できる機能・・・88
4.1.2 細胞計測の分類・・・90
4.1.3 ES細胞・・・92
4.1.4 組織の特性・・・95
4.2 血球・培養細胞の計測技術・・・96
4.2.1 フローサイトメトリー法による細胞表面抗原の計測・・・97
4.2.2 電子顕微鏡による細胞構造の計測・・・99
4.2.3 免疫組織化学による細胞構造の計測・・・102
4.3 細菌・真菌の計測技術・・・105
4.3.1 酸素電極法の原理・・・106
4.3.2 食品計測への応用・・・108
4.4 ES細胞の応用技術・・・110
4.5 人工臓器と組織の再生・・・113
4.5.1 人工心臓のシステム構成・・・114
4.5.2 人工心臓の計測制御・・・117
演習問題・・・119

5 生体の計測
5.1 人体の特性・・・120
5.1.1 ヒトの特性の捉え方・・・120
5.1.2 感覚・・・122
5.2 非侵襲計測・・・125
5.2.1 非侵襲とは・・・125
5.2.2 無拘束・無意識計測・・・131
5.2.3 非侵襲計測技術・・・133
5.3 感性の計測・・・137
5.3.1 感性,ストレスと心理計測・・・137
5.3.2 心理計測の技術・・・141
5.3.3 化学量の計測技術・・・147
5.3.4 電気量の計測技術・・・149
5.3.5 光学量の計測・画像解析技術・・・151
5.3.6 物理量の計測技術・・・152
演習問題・・・155

付 録  生命と倫理
1 工学倫理・・・156
2 遺伝子工学にかかわる規制と生命倫理・・・159
参考文献・・・166
索引・・・169


新井 潤一郎(アライ ジュンイチロウ)