情報セキュリティ概論
本書では,情報システムの信頼性,安全性,および効率性などのセキュリティを向上させるための技術,管理,および法律などの基礎知識を系統的に述べ,情報セキュリティの全体的な概要が把握できるように配慮した。
- 発行年月日
- 1994/11/10
- 判型
- A5
- ページ数
- 152ページ
- ISBN
- 978-4-339-02325-1
- 内容紹介
- 目次
本書では,情報システムの信頼性,安全性,および効率性などのセキュリティを向上させるための技術,管理,および法律などの基礎知識を系統的に述べ,情報セキュリティの全体的な概要が把握できるように配慮した。
1. 情報セキュリティの概要
1.1 はじめに
1.2 社会の情報化
1.3 情報セキュリティとは
1.4 情報セキュリティの主要な機能
1.5 情報システムのリスク管理
1.6 オペレーティングシステムの信頼性
2. コンピュータ犯罪
2.1 コンピュータ犯罪の実態
2.2 コンピュータ犯罪と法律
3. コンピュータウイルス
3.1 コンピュータウイルスとは
3.2 コンピュータウイルスによる被害とは
3.3 ウイルス対策
4. 情報システムのアクセス制御
4.1 パスワードによる識別
4.2 指紋による識別
4.3 音声による識別
4.4 データ通信でのアクセス制御
5. オペレーティングシステムによるアクセス制御
5.1 モードスイッチ/基底・限界レジスタによる方式
5.2 階層的保護方式
5.3 一般的保護方式
6. 暗号システムの概要
6.1 暗号システム
6.2 共通鍵暗号システムの例
6.3 公開鍵暗号システムの例
7. 個人情報の保護
7.1 個人情報保護の必要性
7.2 個人情報の定義
7.3 個人情報保護の原則
7.4 制度化の現状
7.5 個人情報の保護に関する法律の概要
8. プログラム/データベースの保護
8.1 改正著作権法のポイント
8.2 著作権による保護の除外
8.3 プログラムの職務著作とその帰属
8.4 プログラムの改変
8.5 侵害とみなす行為,その他
8.6 法的救済の種類
8.7 データベースの保護
9. 電子計算機システム安全対策基準
9.1 基準の考え方
9.2 基準の構成
9.3 「技術基準」と「運用基準」の各項目
10. システム監査
10.1 通産省“システム監査基準”の趣旨
10.2 システム監査の実施手順
10.3 システム監査と内部統制
10.4 システム監査基準の構成と「実施基準」の内容
演習問題および解答例
参考文献
索引