情報基礎学 - 通信と処理の基礎工学 -

情報基礎学 - 通信と処理の基礎工学 -

電気通信工学と情報工学に共通な方法論の基礎知識と実際とを簡潔に述べ,特に情報産業の技術開発に役立つ最新の具体例が豊富に取り入れられている。

ジャンル
発行年月日
1982/02/20
判型
A5 上製/箱入り
ページ数
330ページ
ISBN
978-4-339-02203-2
情報基礎学 - 通信と処理の基礎工学 -
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電気通信工学と情報工学に共通な方法論の基礎知識と実際とを簡潔に述べ,特に情報産業の技術開発に役立つ最新の具体例が豊富に取り入れられている。

第1章 情報基礎学総説
 1.1 はしがき
 1.2 情報源を通信と処理の立場から見る
  1.2.1 Shannonの通信系
  1.2.2 パターン認識系
  1.2.3 パターン理解系
 1.3 通信伝送系,パターン理解系のブロックの機能
  1.3.1 符号化
  1.3.2 前処理
  1.3.3 特殊パラメータ抽出
  1.3.4 実世界とモデル
 1.4 線図形の記述と表現
  1.4.1 線図形表現のための単位
  1.4.2 単位メッシュパターンノ配列可能性
  1.4.3 文書情報の線の太さの抽出と適応
  1.4.4 文書情報のしきい値の決定(ロボティックス的前処理)
第2章 通信理論
 2.1 情報量と情報源
  2.1.1 情報量の単位 ビット
  2.1.2 マルコフ情報源と状態推移図
  2.1.3 エントロピー
 2.2 符号の性質
  2.2.1 符号
  2.2.2 単語系
  2.2.3 Kraftの不等式
  2.2.4 情報源の符号化
  2.2.5 符号のいろいろ
 2.3 通信路と相互情報量
  2.3.1 通信路の表現
  2.3.2 各種のエントロピー
  2.3.3 相互情報量
  2.3.4 符号化の基礎概念
  2.3.5 通信路容量(雑音のない場合)
 2.4 雑音のある通信路
  2.4.1 雑音のある場合の伝送速度
  2.4.2 雑音のある記憶のない離散的通信路の通信路容量
  2.4.3 復号(解読)誤りとあいまい度
  2.4.4 誤り検出の方法
  2.4.5 ブロック伝送
  2.4.6 標本化定理
  2.4.7 連続的通信路で雑音のある場合の通信路容量
第3章 情報源としてのパターン情報
 3.1 パターン観測要素と情報源
  3.1.1 パターン全体(シンボル)
  3.1.2 パターン構成の線要素
  3.1.3 パターン構成の点要素
 3.2 観測単位から特徴パラメータへの変換
  3.2.1 点要素から
  3.2.2 線素(ストローク)から
  3.2.3 メッシュ表示のパターンから
 3.3 単位パターン配列による構造記述
  3.3.1 一次元系列(マルコフの鎖)
  3.3.2 二次元配列
  3.3.3 シンボル系列
  3.3.4 情報源パターン集合と表現空間との対応づけ:変換・写像・表現
 3.4 符号化の伝送指向・処理指向での使い分け
  3.4.1 通信伝送を指向した符号化
  3.4.2 二次元構造を記述する符号化
  3.4.3 情報処理を指向した符号化
第4章 パターン理解と知識表現
 4.1 パターン認識
  4.1.1 パターン認識一般
  4.1.2 文字認識
  4.1.3 画像の認識
  4.1.4 音声の認識から理解へ
  4.1.5 パターン理解を援助する簡単なシステム例
 4.2 パターン理解
  4.2.1 パターン理解システムのブロック図
  4.2.2 パターン情報処理の階層性
  4.2.3 画像処理のストラテジ
  4.2.4 音声と画像・文書パターンの認識・合成上の技術的差違
 4.3 パターン理解システム具体例
  4.3.1 音声パターン理解システム
  4.3.2 屋外シーンの理解ーボトムアップ領域分割ー
  4.3.3 動画像の理解ー対話的モデルの構築ー
 4.4 言語理論・オートマトン
  4.4.1 言語と文法
  4.4.2 句構造文法の定義
  4.4.3 句構造文法の型
  4.4.4 正規集合と有限オートマトン
  4.4.5 文脈自由言語とプッシュダウンオートマトン
 4.5 知識表現
  4.5.1 要素の構造化:写像と表現
  4.5.2 知識表現の形式とアクセス
  4.5.3 第1階述語論理
  4.5.4 知識のネットワーク表現
第5章 ロボティックス
 ー通信と処理の知能化ー
 5.1 情報源の理解と適応
  5.1.1 文書画像の構造理解
  5.1.2 屋外シーンの構造理解
  5.1.3 パターン情報の変換(2値化と細線化)
 5.2 知識と通信路諸量とのトレードオフ
  5.2.1 知識とSN比(並列スリット光による三次元物体測定)
  5.2.2 構造把握符号化
 5.3 動画像の処理圧縮
  5.3.1 対話による動画像モデルの構築
  5.3.2 モデルによる対象パターンの抽出
  5.3.3 モデルに基づく対象パターンの追跡ー動画像の処理の圧縮ー
 5.4 文字ストリング(含コマンド)からテキスト画像の生成
  5.4.1 文書(英文)清書システム
  5.4.2 レイアウト決定
 5.5 情報世界のロボティックス
参考文献
索引 
 
 

坂井 利之(サカイ トシユキ)