コンピュータネットワークとプロトコル - Computer Networks and Their Protocols -
コンピュータネットワークとそのプロトコルについて,国際的な動向を踏まえながら,わが国の実情に合わせて翻訳・解説した。
- 発行年月日
- 1986/08/10
- 判型
- A5 上製
- ページ数
- 328ページ
- ISBN
- 978-4-339-00491-5
- 内容紹介
- 目次
コンピュータネットワークとそのプロトコルについて,国際的な動向を踏まえながら,わが国の実情に合わせて翻訳・解説した。
第1章 コンピュータネットワーク
1.1 コンピュータネットワークとそのサブシステム
[1] 通信サブシステム
1.2 ネットワークプロトコル
[1] プロトコルとインタフェース
[2] プロトコルの階層化
1.3 サブネットワークの構成
[1] 伝送技術
[2] 回線、パケットによる交換、多重化
1
.4 コンピュータネットワークのユーザーの観点
[1] 非互換性
[2] ネットワーク情報システム
[3] ネットワークジョブ制御言語
[4] ネットワークアクセスマシン
1.5 公衆データ通信網
[1] 公衆データ網のCCITT勧告
[2] 公衆データ網の長所
[3] 公衆データ網の短所
1.6 ネットワークトラヒックの情報源
[1] 資金配送
[2] 文書処理の拡充
[3] 情報社会
参考文献
第2章 パケット交換
2.1 はじめに
2.2 交換、集線、多重化
[1] 多重化
[2] 割付け要求形多重化
2.3 蓄積交換
[1] 誤り制御
[2] 送達遅延
2.4 パケット交換発生の発端
[1] ランドレポート
[2] 最初のパケット交換網
[3] パケット
[4] パケット交換、回線交換、メッセージ交換
2
.5 パケット交換の基礎
[1] アドレシングとルーティング
[2] 流量制御の必要性
[3] メッセージ組立
[4] パケット送受の順序
2.6 バーチャルサーキット(仮想伝送路)
[1] バーチャルコール
[2] データグラムサービスの必要性
[3] バーチャルコールの確率
[4] 固定仮想伝送路(PVC)
2.7 パケット網の特別なサービス機能
[1] 送達確認
[2] トレースパケット
[3] エコー
[4] ドロップ(廃捨)
[5] 網状態の監視
[6] 網診断センタ
[7] 料金
[8] 閉域ユーザグループ
2.8 なぜパケット網なのか
[1] 仮想的回線交換網
[2] 統合網(ISDN)
参考文献
第3章 フロー制御とふくそうの回避
3.1 パケット網におけるフロー制御
[1] リンクレベル、ノード間フロー制御
[2] サヌネットレベルのフロー制御
[3] ホストーノードのフロー制御
[4] ホストーホストのフロー制御
[5] プロセスープロセスのフロー制御
3.2 ふくそう回避システム
[1] ふくそうの原因
[2] ふくそうの回避の方法
[3] ふくそうからの回復
参考文献
第4章 パケット通信方式
4.1 はじめに
4.2 パケット無線システム
[1] 基本アロハシステム
[2] スロット化アロハシステム
[3] アロハシステムにおける再送信のタイミング
[4] 衝突回避システム
[5] 隠れた無線局の問題
[6] 中継器を用いたパケット無線
4.3 サテライトシステム
[1] マルチアクセス方式
4.
4 パケットケーブルシステム
4.5 複合システム
参考文献
第5章 通信網プロトコルとインタフェース
5.1 序論
[1] プロトコル
[2] プロセス
[3] プロトコルのインプリメンテーション
[4] プロトコルの構造
5.2 リンクレベルプロトコル
[1] フレーム構造
[2] 誤り訂正
[3] 交互ビットプロトコル
5.3 ハイレベルデータリンク制御手順
[1] ウインドウ機構
[2] 局、コマンド、レスボンス
[3] 動作モード
[4] フレーム拒否
[5] その他の非番号制フレーム
[6] 手順のクラス
[7] 情報転送および誤りの回復
[8] 両方向へのデータの流れ
5
.4 X25インタフェース
[1] X25の構成
[2] パケットレベル
[3] 呼設定と開放
[4] データ転送とフロー制御
[5] リセットとリスタート手順
[6] オプショナルユーザファシリティ
[7] リンクレベル
[8] 物理レベルインタフェース
5.5 プロトコル設計の統一的考え方
[1] プロトコル検証
[2] プログラム検査技術
[3] 有限状態遷移図
参考文献
第6章 ハイレベルプロトコル
6.1 ホストコンピュータから見たコンピュータネットワークの構成
[1] リモートアクセス
[2] 分散アクセス
[3] 分散処理
6.2 トランスポートサービス
[1] トランスポートインタフェース
[2] トランスポートインタフェースプリミティブ
[3] トランスポートプロトコル
6.3 トランスポートプロトコル
[1] プロトコル機能
[2] リエゾンの確率
[3] メッセージ転送とリエゾンの維持
[4] サービスパラメータ
[5] リエゾンの終結
[6] 割込み機能とリセット
[7] データグラム
6.4 トランスポートサービスより上位のプロセス
[1] 端末プロトコル
[2] ファイル転送とファイルアクセス
[3] リモートジョブエントリープロトコル
6.5 分散処理
[1] プロセスの階層構成
[2] プロセス間通信のメカニズム
参考文献
第7章 通信網における端末
7.
1 公衆網における端末
[1] PAD
[2] CCITT勧告X3
[3] CCITT勧告X28
[4] CCITT勧告X29
7.2 仮想端末
[1] 仮想端末の概念
[2] 仮想端末のデータストラクチャ
7.3 仮想端末プロトコル
[1] 端末ー仮想端末間プロトコル
[2] システムー仮想端末間プロトコル
[3] マスタスレーブ(主従)関係
参考文献
第8章 メッセージ認証
8.1 データ保護と認証の必要性
8.2 データ暗号化規格
8.3 個人の関する確認
[1] 知識の基づく確認
[2] 物理的な鍵による確認
[3] 個人的な特徴による確認
8.4 一方向性関数とその応用
[1] 秘密の鍵の交換に対する一方向性関数の利用
8.5 メッセージとユーザの認証
[1] 機密性のないメッセージ認証
[2] ユーザ認証
[3] 論争の問題
8.6 公開鍵暗号系と認証への利用
[1] 公開鍵暗号方式における認証
[2] RSA公開鍵暗号方式
参考文献
索引