数値解析手法による制御系設計

数値解析手法による制御系設計

制御と数値解析は共に広大で深い内容をもつ学際領域である。その中で本書は,状態方程式で表現された線形を処理する場合の問題を,主としてLQ理論に関連して述べている。

ジャンル
発行年月日
1986/10/30
判型
A5
ページ数
276ページ
ISBN
978-4-339-08336-1
数値解析手法による制御系設計
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定価

2,970(本体2,700円+税)

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制御と数値解析は共に広大で深い内容をもつ学際領域である。その中で本書は,状態方程式で表現された線形を処理する場合の問題を,主としてLQ理論に関連して述べている。

第1章 序論
第2章 制御系設計と数値解析
 2.1 多変数制御系設計における数値解析の役割
  2.1.1 多変数制御系の設計手順
  2.1.2 数値解析の役割
 2.2 制御系設計における数値解析手段の特質
第3章 線形系の数値解析の基礎
 3.1 数値解析の基礎
  3.1.1 数の表現と誤差
  3.1.2 条件数と安定性
 3.2 線形写像の構造
  3.2.1 線形写像と行列
  3.2.2 特異値分解
  3.2.3 連立1次方程式
  3.2.4 条件数
 3.3 固有値問題
  3.3.1 相似変換
  3.3.2 条件数
  3.3.3 標準固有値問題の数値解法
  3.3.4 一般固有値問題の数値解法
第4章 線形制御系設計アルゴリズム
 4.1 線形制御系の基本問題
  4.1.1 制御目的
  4.1.2 制御法則
  4.1.3 状態オブザーバの使用
 4.2 状態フィードバックの設計アルゴリズム
  4.2.1 状態フィードバックによる閉ループ系
  4.2.2 極配置問題
  4.2.3 最適レギュレータ問題
 4.3 状態オブザーバの設計アルゴリズム
  4.3.1 状態オブザーバ
  4.3.2 最適状態オブザーバ
 4.4 離散時間線形制御系の設計アルゴリズム
  4.4.1 離散時間線形制御系
  4.4.2 離散時間最適レギュレータ問題
第5章 行列方程式の数値解析法
 5.1 リアプノフ方程式
  5.1.1 解の存在と性質
  5.1.2 数値解法
 5.2 リカッチ方程式
  5.2.1 連続形リカッチ方程式の数値解法
  5.2.2 離散形リカッチ方程式の数値解法
 5.3 システムモデル低次元化法
  5.3.1 代表根法
  5.3.2 Mooreの方法
 5.4 実用的な可制御・可観測性
  5.4.1 可制御・可観測性の判定条件
  5.4.2 可制御性判定手法とその問題点
  5.4.3 実用的な可制御性判定アルゴリズム
第6章 シミュレーションの方法
 6.1 時間応答解析
  6.1.1 微分方程式の数値解法
  6.1.2 1ステップ法
  6.1.3 多ステップ法
  6.1.4 スティッフな系
  6.1.5 線形系
 6.2 周波数応答解析
  6.2.1 周波数応答
  6.2.2 周波数応答の効率的計算法
第7章 多変数制御系の設計例 ー冷間タンデム圧延機を対象としてー
 7.1 冷間タンデム圧延機の数式モデル
  7.1.1 冷間タンデム圧延機の概要
  7.1.2 圧延機の数式モデル
  7.1.3 数式モデルの線形化
  7.1.4 線形数式モデルのブロック線図とその表現法
 7.2 状態変数モデルと基本特性
  7.2.1 むだ時間要素の有限次元近似
  7.2.2 状態変数モデル
 7.3 多変数制御系の設計
  7.3.1 設計の仕様
  7.3.2 設計手法
  7.3.3 設計の結果
付録
参考文献
索引

安藤 和昭(アンドウ カズアキ)

田沼 正也(タヌマ マサヤ)