診療放射線技師を目指す学生のための 医用超音波論

診療放射線技師を目指す学生のための 医用超音波論

診療放射線技師を目指す学生の教科書として,半期の講義で使用することを想定した。章末には演習問題をつけ国家試験にも対応

ジャンル
発行年月日
2015/02/13
判型
B5
ページ数
112ページ
ISBN
978-4-339-07238-9
診療放射線技師を目指す学生のための 医用超音波論
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定価

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本書は,診療放射線技師を目指す学生の教科書として,半期の講義で使用することを想定している。図を多用しわかりやすく解説をし,章末には演習問題をつけるとともに,国家試験にも対応できるように配慮した。

1.超音波と超音波診断法
1.1 音波と超音波
1.2 超音波診断法の原理─反射法
1.3 超音波診断法の特徴

2.超音波の物理的基礎
2.1 音波と超音波
2.1.1 音波,粒子変位,粒子速度
2.1.2 縦波と横波
2.1.3 ひずみと音圧
2.1.4 正弦波
2.1.5 音速
2.1.6 パワーとエネルギー
2.2 音波の伝搬
2.2.1 波面,平面波と球面波
2.2.2 ホイヘンスの原理
2.3 音波の反射,透過,屈折,散乱,減衰
2.3.1 固有音響インピーダンス
2.3.2 反射角と屈折角
2.3.3 どうして屈折が起こるのか
2.3.4 臨界角
2.3.5 屈折を利用した音波の集束:音響レンズ
2.3.6 反射と透過
2.3.7 散乱
2.3.8 減衰
2.3.9 減衰量
2.4 連続波とパルス波
2.4.1 波形とその周波数スペクトル
2.4.2 パルス波の伝搬距離と時間
2.5 超音波の発生と検出
2.6 音場と指向性
2.6.1 近距離音場と遠距離音場
2.6.2 遠距離音場の形
2.6.3 集束音場
2.6.4 アレイ振動子の音場
2.6.5 パルス波の音場
2.7 超音波ドプラ
2.7.1 ドプラ効果
2.7.2 超音波による血流速度の検出
2.7.3 連続波ドプラとパルスドプラ
2.7.4 折り返し(エリアシング)現象
2.7.5 連続波ドプラとパルスドプラの特徴
 演習問題

3.表示モードと画像の生成法
3.1 Aモード,Mモード,Bモード
3.1.1 Aモード
3.1.2 Mモード
3.1.3 Bモード
3.2 グレースケール表示
3.3 Bモードの生成法
3.3.1 リニア走査,コンベックス走査のやり方
3.3.2 セクタ走査と電子偏向
3.3.3 電子集束
3.3.4 電子集束と音響レンズによる集束の組合せ
3.3.5 Bモードのリアルタイム性
3.4 2Dドプラ
3.4.1 カラードプラ
3.4.2 パワードプラ
3.4.3 組織ドプラ
 演習問題

4.超音波診断装置の構成
4.1 装置の全体構成
4.2 電子回路
4.2.1 CPU
4.2.2 送信系電子回路
4.2.3 受信系電子回路
4.3 操作パネル
 演習問題
5.分解能とS/N
5.1 空間分解能
5.1.1 距離分解能
5.1.2 方位分解能
5.2 濃度分解能
5.3 時間分解能
5.4 速度分解能
5.5 S/N(信号対雑音比)
 演習問題

6.アーチファクトとその成因
6.1 サイドローブアーチファクト
6.2 グレーティングローブアーチファクト
6.3 多重反射アーチファクト
6.4 ミラーアーチファクト
6.5 音響陰影と後方エコーの増強
6.6 外側陰影
6.7 屈折によるアーチファクト
6.8 スライス厚によるアーチファクト
 演習問題

7.適用部位によるプローブの選択とその理由
7.1 適用部位と選択されるおもなプローブ
7.2 プローブの選択とその理由
7.2.1 腹部
7.2.2 胸部─心臓
7.2.3 体表
7.3 その他の各種プローブ
 演習問題

8.医用超音波技術の進展
8.1 高調波イメージング(THI)
8.2 造影超音波
8.3 リアルタイム3次元表示
8.4 超音波エラストグラフィ
8.5 その他の最近の技術進歩
 演習問題

9.超音波の安全性
9.1 強力超音波の医療応用
9.2 超音波の機械的作用と熱的作用
9.2.1 超音波の機械的作用
9.2.2 超音波の熱的作用
 演習問題

索引

佐々木 博(ササキ ヒロシ)

飯沼 一浩(イイヌマ カズヒロ)