2021
01/29

モビリティイノベーションシリーズ 完結

1 モビリティサービス

森川 高行 名大教授 Ph.D. 編著
山本 俊行 名大教授 博士(工学) 編著
定価:3,190円(本体2,900円+税)
第1巻「モビリティサービス」では,CASE化*のSに焦点を当てた。本書では,人間の活動における「移動」の意味を問いかけ,文明の進化とともに変わってきた移動の歴史とその価値,交通サービスや自動車の歴史をひも解く。また,近年さまざまなタイプが現れてきているパーソナルモビリティビークルについても解説する。さらに,モビリティのサービス化について,人とモノの両面から最新の動向を紹介する。

読者レビューの一部抜粋

【kyama0321 様(ご所属:自動車製造業,業務内容:車室内音響開発業務)】

本書を読むことで,自分自身が働く自動車・モビリティサービス業界の歴史や事例を客観的に学ぶことができた.シェアリングサービスや MaaS を起点として社会をアップデートさせるためには,工学的な解決策の実施だけでなく,行政・事業体の連携による持続可能なサービスの提供,さらには不特定多数の個人間での "分散された信頼" の構築も重要であると感じた。

【めっくろぐ 様(業務内容:自動運転開発,専門:制御工学)】

シリーズの第1巻にふさわしく,人類史における移動の価値・意味を振り返ることから出発し,モビリティサービスの全体像を示してくれる一冊である.会社で新たに関連事業に取り組むことになった人,大学で新たに研究を始める学生などに,特におすすめしたい。

【kumo様(自営業,都市開発に関するアプリ開発)】

各章末に記載されている「引用・参考文献」も過去の重要なものから最新の論文や情報収集に役立つウェブサイトが紹介されており,大学での調査や会社のプロジェクトでモビリティサービスに関わる場合にもこれらの資料が役立つと思います。

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2 高齢社会における人と自動車

青木 宏文 名大特任教授 博士(工学) 編著
赤松 幹之 産業技術総合研究所 工博 編著
上出 寛子 名大特任准教授 博士(人間科学) 編著
定価:4,510円(本体4,100円+税)
第2巻「高齢社会における人と自動車」では,CASE化*された車を使う人や社会の観点から社会科学的な切り口で,高齢ドライバによる交通事故が社会的課題の一つとなっている背景を踏まえ,加齢変化による身体機能や認知機能,持病や服薬の運転への影響など個人差に関する研究動向と知見をまとめる。また,免許返納や運転制限による健康への影響や哲学的な側面も俯瞰する。


3 つながるクルマ

河口 信夫 名大教授 博士(工学) 編著
高田 広章 名大教授 博士(理学) 編著
佐藤 健哉 同志社大教授 博士(工学) 編著
定価:3,850円(本体3,500円+税)
第3巻「つながるクルマ」では,CASE化*のCに焦点を当てた。本書では,書名の「つながるクルマ」を「通信ネットワーク等により外部とディジタル情報をやりとり(双方向通信)することで,高度な機能やサービスを提供する自動車」として,そこでうまれるサービスや技術,システムを体系化して解説した。

読者レビューの一部抜粋

【MO2様(ご専門:統計学)】

こちらの本を通して,基本的な通信技術に関する知識から,既存において使用される通信技術をクルマに適用する際,どのような設計になるのかといったことが丁寧に解説されており,通信技術に詳しくない方でも学ぶことができるような章立てになっています。IoTを自動車に活用したい方,通信技術を学ばれた方,自動車が好きな方にはおすすめです。

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4 車両の電動化とスマートグリッド

鈴木 達也 名大大学院教授 工博 編著
稲垣 伸吉 南山大教授 博士(工学) 編著
定価:3,190円(本体2,900円+税)
第4巻「車両の電動化とスマートグリッド」は,CASE化*のEに焦点を当て,電動車両自体とそれを建物や社会につなげる最新技術をまとめた稀有な内容となっている。

読者レビューの一部抜粋

【MO2様(ご専門:統計学)】

本書では電気自動車にまつわる様々な事柄について学ぶことができます。I編では電気自動車におけるシステムや電池,コイル等の基礎理論について,II編では電気自動車を電池として用いた際の電力予測や電力の最適化などについて書かれています。特にII編では電力の予測や制御を数理最適化問題に落とし込んで,実際に必要となる電力や電気料金がどの程度になるのかということが数学的に書かれており,データ解析を学ぶ人にぜひ手にとっていただきたい部分となっています。機械系,電気電子,ソフトウェア/ハードウェア,統計学など様々な要素について電気自動車という観点から触れられる一冊です。

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5 自動運転

二宮 芳樹 名大特任教授 博士(工学) 編著
武田 一哉 名大教授 工博 編
定価:5,280円(本体4,800円+税)
第5巻「自動運転」は,CASE化*のAに焦点を当て,世界的なブームとなっている自動車の自動運転について,カメラやセンサなどによる周辺環境や運転者の状況認識,それらをもとにした走行軌道の計画,計画に対して正確に走行するための制御という,自動運転の実現に必要な技術的要素だけでなく,それに伴う法制度についても解説するなど,現状や実用化を可能にした技術のポイント,社会実装に向けての技術,社会的な課題について最新の情報を網羅した。

読者レビューの一部抜粋

【ari23様(専門:信号処理,機械学習など;業務内容:研究開発)】

本書は自動運転の技術だけでなく,法制度やビジネスモデルなど内容は多岐に渡り,非常に読み応えがある。
取り上げる技術は,センシングや認識,制御などの主要技術だけでなく,従来とは異なる「自動運転ならでは求められるHMI」にも焦点を当てている。
なお,技術的内容といっても,自動運転の素養がある者であれば十分理解できるレベルである。
オムニバス形式の講義を聞くイメージに近く,たとえば自動運転をテーマに持つ大学の研究室の輪講や,企業の勉強会の題材に最適である。
また,初版発行年が2021年に対し,引用文献で最も新しいものは2020年であり,本書は最新の技術に基づいてまとめていることがわかる。
エンジニアでなくても自動運転に少しでも関わる人であれば,まず初めに読むことをオススメしたい書籍の1つである。

【wat様(所属:自動車業界,業務内容:CAEシミュレーション)】

近年100年に1度の変革期を迎えている自動車業界ですが,本書は最新のディープラーニングの技術が全体のどこで使われるのかも学べ,自動車業界以外のエンジニアにもオススメできる内容でした。

【カマキリ様(所属;自動車安全部品(製造業))】

自動運転は着実に進歩している技術であり人と車の付き合い方が今後も変わってくる。
車社会の現代において,自動車関係に携わる全ての人に読んでいただきたい一冊。
そのような人にとって今後の自分の仕事がどのように変わってくるかというヒントにもなる書籍だと感じた。

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*CASE化とは・・・交通事故,渋滞,環境破壊,エネルギー資源問題などの自動車の負の側面を大きく削減し,人間社会における多方面での利便性がより増すと期待される道路交通革命がCASE化である。CはConnected(インターネットなどへの常時接続化),AはAutonomous(またはAutomated,自動運転化),SはServicized(またはShare & Service,個人保有ではなく共有によるサービス化),EはElectric(パワートレインの電動化)を意味し,自動車の大衆化が始まった20世紀初頭から100年ぶりの変革期といわれる。



モビリティイノベーションシリーズ 全5巻セット

定価:20,020(本体18,200円+税)

モビリティイノベーションシリーズの全5巻セットです。上記タイトルをクリックで全巻セット販売のページに移動します。
セット販売では下記キャンペーンを行っております。

◆図書カード・オリジナル付箋プレゼント◆
本ページの全5巻セットをご購入いただいた方(ただし「代金引換」および「書店受取」を除く)へ,もれなく「図書カード(1000円分)」と「オリジナル付箋」をプレゼントいたします。
なお,図書カードのプレゼントは2021年3月31日までの期間限定です。
この機会にぜひご注文ください。


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