先端センシング技術

先端センシング技術

本書は,あいまい量のセンシング技術の現状,センシングの対象分野を広げる新材料の開発状況,超高感度化や高信頼化など先端センシングのための重要技術をまとめたものである。

ジャンル
発行年月日
1988/12/20
判型
A5
ページ数
212ページ
ISBN
978-4-339-08340-8
先端センシング技術
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定価

2,200(本体2,000円+税)

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本書は,あいまい量のセンシング技術の現状,センシングの対象分野を広げる新材料の開発状況,超高感度化や高信頼化など先端センシングのための重要技術をまとめたものである。

第1章 概論
 1.1 はじめに
 1.2 物理量の変換技術
  1.2.1 物理法則の分類
  1.2.2 変調法
  1.2.3 センサ素子による信号の抽出
 1.3 情報の有効な抽出技術
  1.3.1 対象との関わり合い
  1.3.2 情報の選択と環境補償
  1.3.3 コンピュータの活用
 1.4 まとめ
第2章 センサの知能化
 2.1 知能化センサ
 2.2 生体の感覚と機械の感覚
  2.2.1 五感とセンサ
  2.2.2 感知と認知
  2.2.3 センサと知能化の背景
  2.2.4 自動化システムの高度化とセンシング技術
 2.3 センサの知能化の目的
 2.4 知能化の段階
 2.5 知能化への技術的アプローチ
 2.6 現状
  2.6.1 概要
  2.6.2 機能集積化
  2.6.3 機能物性および集積化
  2.6.4 機能的構造・形態
 2.7 アナログ信号処理方式による知能化
 2.8 知能化センサの将来像
第3章 測長センサ技術の超高感度化
 3.1 はじめに
 3.2 雑音と信号
 3.3 高感度化
  3.3.1 感度の指数と測定レンジ
  3.3.2 高感度化
 3.4 波動の利用
  3.4.1 光波干渉計
  3.4.2 光波干渉計の高感度化(光量測定)
  3.4.3 光波干渉計の高感度化(位相測定)
  3.4.4 X線干渉計
 3.5 超伝導量子干渉デバイスSQUID
第4章 多次元化
 4.1 はじめに
 4.2 多次元化センシングの例
  4.2.1 スペクトル測定
  4.2.2 応用例
 4.3 多次元化センシング
  4.3.1 多重化と複合化
  4.3.2 背景
  4.3.3 構造
 4.4 おわりに
第5章 センサの超小型化ーサブミクロンからサブナノセンサへー
 5.1 はじめに
 5.2 小型化の背景
 5.3 小型化の限界
 5.4 サブナノセンサ
 5.5 微細機械化素子
 5.6 超小型化センサのプロフィル
  5.6.1 容量結合型変位センサ
  5.6.2 Si湿度センサ
  5.6.3 CCD
  5.6.4 超小型圧力センサ
  5.6.5 磁気センサ
  5.6.6 ガスならびにバイオセンサ
  5.6.7 マイクロ・メカニカルセンサ
 5.7 3次元集積化センサ
 5.8 量子効果デバイス
 5.9 センサにおける遺伝子制御は可能か?
第6章 センシング用新材料
 6.1 はじめに
 6.2 センサの開発と材料の開発
 6.3 センサ機能と材料の物性
  6.3.1 センサ素子の作動形式
  6.3.2 センシング機構と材料の物性
  6.3.3 出力信号の特性
  6.3.4 化学センサと動作様式
 6.4 センサ機能から注目される新材料
  6.4.1 誘電材料
  6.4.2 個体電解質材料
  6.4.3 生体系材料
 6.5 高温超伝導体
 6.6 おわりに
第7章 センシング技術の高信頼化ー自動車用センサを中心にー
 7.1 はじめに
 7.2 自動車用センサの特殊性
 7.3 自動車の環境
  7.3.1 温度
  7.3.2 湿度
  7.3.3 振動・衝撃
  7.3.4 電磁気的環境
 7.4 環境試験
  7.4.1 温・湿度試験
  7.4.2 振動・衝撃試験
  7.4.3 その他の試験
 7.5 自動車用センサの実例
  7.5.1 流量センサ
  7.5.2 圧力センサ
 7.6 おわりに
第8章 あいまい量のセンシング技術
 8.1 はじめに
 8.2 あいまいさとあいまい量
  8.2.1 「あいまいさ」およびその周辺
  8.2.2 あいまい量とは何か
  8.2.3 量の分類と「数」
 8.3 計測におけるあいまいさ
  8.3.1 量的概念を構成する質的対概念
  8.3.2 量概念と目的意識について
  8.3.3 精密さとあいまいさ
 8.4 あいまい量と感覚計測
  8.4.1 計量化の出発点
  8.4.2 感覚計測における2つの大きな段階
  8.4.3 量的概念整備の段階における3つの課題
 8.5 尺度付けと一対比較
  8.5.1 尺度論
  8.5.2 尺度の性質
  8.5.3 尺度付けの方法と「一対比較法」
  8.5.4 一対比較データの種類
  8.5.5 一対比較と論理的矛盾
 8.6 帯関数モデル型一対比較法
  8.6.1 データの採集:順序的比較判断における2値的データ・多値的データ
  8.6.2 帯関数モデル
  8.6.3 不等式の導出
  8.6.4 連立不等式の解法
  8.6.5 重さの一対比較判断データへの適用
 8.7 解領域の意味と効用
  8.7.1 解領域とあいまいさ
  8.7.2 感覚計測におけるあいまいさの要因
  8.7.3 解領域の大きさ
  8.7.4 逐次的データ取得と解領域
 8.8 BMPC法による諸分析
  8.8.1 順序効果の分析
  8.8.2 個人差の分析
 8.9 物理的説明変数の模索
  8.9.1 言葉による評価項目の選定と対象の評価
  8.9.2 多次元尺度構成
  8.9.3 <言葉>との対応による評価軸の計測的解釈と性格付け
  8.9.4 物理的説明変数の模索
 8.10 目的変数と説明変数の対応付け
  8.10.1 局所的な線形近似でつなぐ方法
  8.10.2 「多次元地図作成法」
 8.11 センサに向けてのいくつかの段階とシーズ
 8.12 あとがき
参考文献
索引

森村 正直(モリムラ マサナオ)