地球環境科学 - 滅びゆくわれらの母体 -

新コロナシリーズ 36

地球環境科学 - 滅びゆくわれらの母体 -

地球環境問題はさし迫った現状でありながら科学的には十分解明されていない。本書は種々の環境問題のうち,大気汚染,水質汚染,温暖化,酸性雨,オゾン層破壊,人口問題を取り上げ,読者の関心を喚起するよう平易に書かれている。

ジャンル
発行年月日
1996/06/25
判型
B6
ページ数
186ページ
ISBN
978-4-339-07686-8
地球環境科学 - 滅びゆくわれらの母体 -
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定価

1,282(本体1,165円+税)

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地球環境問題はさし迫った現状でありながら科学的には十分解明されていない。本書は種々の環境問題のうち,大気汚染,水質汚染,温暖化,酸性雨,オゾン層破壊,人口問題を取り上げ,読者の関心を喚起するよう平易に書かれている。

1. 大気の汚染について考える
 ばい煙汚染の歴史
 汚染物質の種類と障害
 社会環境と鉛被害
 逆転層の相乗効果
 大気汚染の種類と被害
 微粉じんの人体への障害
 粉じんの吸熱効果
 行政の環境対策
 大気汚染物質対策
 ロサンゼルス型スモッグ
 光化学スモッグとオキシダント
 粉じん職業病
 石炭燃焼炉
 石炭発電施設
 汚染損害費用
 大気汚染防止法
 環境税
2. 水質汚染などについて考える
 水質汚染被害
 農業被害
 海洋・河川・湖沼の汚染
 交通機関による被害
3. 地球温暖化について考える
 成長の限界
 異常気象と温暖化
 歴史上の異常気象
 記録からみた温暖化傾向
 太陽からの光線の性質
 放射の「大気の窓」効果
 太陽放射エネルギー
 日本の特異気象
 梅雨の気象条件
 常春の観光大国日本
 温暖化による海面上昇
 地域的海面上昇
 南極大陸のたな氷
 過冷却水滴雲
 台風の異常性
 集中豪雨
 太陽の黒点数と気象
 太陽活動の周期
 海流と気象の関係
 熱のコンベヤベルト
 エルニーニョ現象とラニーニャ現象
 南極氷冠の破壊
 日本の水資源
4. 二酸化炭素による地球温暖化について考える
 各国の温暖化対策
 二酸化炭素の計測
 温暖化予測と行政
 二酸化炭素の温室効果
 温室効果とは
 地表面の温度変化
 温室効果ガスと地球の「大気の窓」
 温室効果ガスの波長
 二酸化炭素その他の影響
 二酸化炭素と大気の変化
 温暖化の南北非対称性
 温暖化の地理的分布差
 氷コアの分析
 地上植物による炭素の固定化
 炭酸ガス増加量の推測
 海洋温暖化の貢献
 温暖化対策技術
 海洋の二酸化炭素の溶解量
 生物学的ポンプの効果
 潜熱効果と気候
 降水量の異常性
 温暖化ガス排出規制
 窒素酸化物の温室効果
 メタンガス発生
 ごみ埋立と下水処理のメタンガス
 フロンの温室効果
 火山活動と気候
5. オゾン層の破壊について考える
 南極のオゾンホール
 北極のオゾンホール
 フロンと国際的規制
 オゾン層の生成と性質
 フロンによるオゾン層破壊
 代替フロンの開発
 亜酸化窒素
 メタン
 今後のフロン対策
6. 酸性雨について考える
 杉の大木の立枯れ
 世界的な酸性雨の被害
 光化学スモッグとオキシダント
 酸性雨の歴史
 酸性雨の調査
 氷雪層ボーリング
 植物と酸性雨
 汚染拡大の影響
 酸性雨のメカニズム
 酸性雨の発生と対策
 脱硫装置と対策
 酸性雨反対の市民運動
 諸外国の硫黄酸化物排出規制
 アルミニウムとアルツハイマー病の関係
 汚染対策技術
7. 人口・飢餓問題について考える
 地球の人口と環境
 世界の人口と食料問題
 優良農地の不毛化と森林の減少
 貧困層の拡大
 サヘルの干ばつのなぞ
 干ばつによる砂漠化
 地球が養える人口の限界
 世界経済と生活保障
 アメリカ科学委員会の予測
参考文献

今木 清康(イマキ キヨヤス)