アナログ電子回路設計入門

アナログ電子回路設計入門

  • 岡山 努 (株)日立サイエンスシステムズ 工博

高校物理の素養を前提に,目的とする機能を実現する手段としてのアナログ電子回路設計の考え方を,平易かつ実用的に解説した入門書。回路設計に際して,まず必要となる知識,解析技法,基本的な回路構成要素などの基礎を詳述した。

ジャンル
発行年月日
1994/12/20
判型
A5
ページ数
240ページ
ISBN
978-4-339-00624-7
アナログ電子回路設計入門
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定価

2,860(本体2,600円+税)

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高校物理の素養を前提に,目的とする機能を実現する手段としてのアナログ電子回路設計の考え方を,平易かつ実用的に解説した入門書。回路設計に際して,まず必要となる知識,解析技法,基本的な回路構成要素などの基礎を詳述した。

1. 回路の基本法則
1.1 回路とは
1.2 オームの法則
1.3 2端子素子
1.4 ループ
1.5 キルヒホッフの法則
1.6 2点間の電圧
1.7 回路の周波数依存性
演習問題
2. ダイオードとトランジスタ
2.1 pn接合とダイオード
  2.1.1 半導体
  2.1.2 pn接合とダイオード
  2.1.3 ダイオード特性
  2.1.4 ダイオード回路の計算
  2.1.5 逆方向特性
  2.1.6 接合容量
  演習問題
2.2 簡単なトランジスタ回路
  2.2.1 接合形トランジスタ
  2.2.2 トランジスタの静特性
  2.2.3 エミッタ接地回路
  2.2.4 バイアス回路
  2.2.5 エミッタフォロワ回路(コレクタ接地回路)
  2.2.6 ベース接地回路
  演習問題
2.3 hパラメータ
  2.3.1 hパラメータとは
  2.3.2 エミッタ接地のhパラメータ
  2.3.3 ベース接地のhパラメータ
  演習問題
2.4 CR結合増幅器
  2.4.1 周波数特性の由来
  2.4.2 入力結合コンデンサCiの影響
  2.4.3 エミッタバイパスコンデンサの影響
  2.4.4 入力接合容量の影響
  2.4.5 出力接合容量の影響
  2.4.6 周波数特性に関係するトレードオフ
  演習問題
2.5 差動増幅器
  2.5.1 差動増幅器の構成と動作
  2.5.2 吸い込み形定電流回路
  2.5.3 集積回路用定電流回路
  2.5.4 能動負荷差動増幅器
  演習問題
2.6 電力増幅器
  2.6.1 バイアス状態による分類
  2.6.2 A級増幅器
  2.6.3 B級プッシュプル回路
  2.6.4 ダーリントン接続
  2.6.5 トランジスタの温度上昇と熱設計
  演習問題
2.7 トランジスタのスイッチング動作
  2.7.1 バイポーラトランジスタのスイッチング動作
  2.7.2 二次降伏と安全動作領域
  2.7.3 電界効果トランジスタ
  2.7.4 アナログスイッチ
  演習問題
3. 演算増幅器
3.1 演算増幅器の基礎
  3.1.1 演算増幅器の構成
  3.1.2 反転増幅器
  3.1.3 理想のオペアンプと実際のオペアンプ
  3.1.4 反転増幅器の詳細な検討
  3.1.5 非反転増幅器
  3.1.6 加算器
  演習問題
3.2 演算増幅器の応用(1)
  3.2.1 計測増幅器
  3.2.2 ダイオードを用いた非線形回路
  3.2.3 対数増幅器
  3.2.4 乗算回路
  演習問題
3.3 演算増幅器の応用(2)
  3.3.1 積分回路
  3.3.2 微分回路
  3.3.3 サンプルホールド回路
  3.3.4 ピーク検出回路
  3.3.5 位相補償
  3.3.6 オペアンプの保護法
  演習問題
3.4 演算増幅器の応用(3)
  3.4.1 シールドドライブ
  3.4.2 ブートストラップ回路
  3.4.3 電圧─電流変換回路
  3.4.4 定電圧源
  3.4.5 電圧比較器
  3.4.6 アクティブフィルタ
  演習問題
4. 発振回路
4.1 正弦波発振回路
  4.1.1 ウィーンブリッジ発振回路
  4.1.2 移相形RC発振回路
  4.1.3 LC発振回路
  4.1.4 積分形発振回路
  4.1.5 自動振幅制御(AGC)の方法
  演習問題
4.2 方形波発振回路
  4.2.1 一次遅れ回路の過渡特性
  4.2.2 ヒステリシスコンパレータ形発振回路
  4.2.3 無安定マルチバイブレータ
  4.2.4 単安定マルチバイブレータ
  4.2.5 双安定マルチバイブレータ
  4.2.6 積分器を使用した方形波発振回路
  4.2.7 集積回路を利用した発振回路
  演習問題
5. 電源回路
5.1 整流回路と平滑回路
  5.1.1 整流回路
  5.1.2 コンデンサ入力形平滑回路
  5.1.3 コンデンサ入力形整流回路の簡易計算法(数値実験式)
  5.1.4 倍電圧整流回路
  5.1.5 その他の平滑回路
  演習問題
5.2 安定化電源
  5.2.1 直列安定化電源
  5.2.2 集積化レギュレータ
  5.2.3 シャントレギュレータ
  5.2.4 基準電圧回路
  演習問題
5.3 スイッチング電源
  5.3.1 DC-DCコンバータの回路形式
  5.3.2 自励式DC-DCコンバータ
  5.3.3 フライバックコンバータ
  5.3.4 フォワードコンバータ
  5.3.5 スイッチングレギュレータ
  演習問題
6. D-A変換とA-D変換
6.1 D-Aコンバータ
6.2 逐次比較形A-Dコンバータ
6.3 積分形A-Dコンバータ
6.4 フラッシュ形A-Dコンバータ
演習問題
7. 抵抗とコンデンサ
7.1 固定抵抗
7.2 コンデンサ
演習問題
8. 回路シミュレーション
8.1 回路シミュレーションとは
8.2 回路シミュレータの効用
8.3 回路シミュレータの限界
8.4 回路シミュレータ活用のすすめ
付録
参考文献
演習問題の解答
索引

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