地盤工学

土木系 大学講義シリーズ 15

地盤工学

本書は,大学土木系学科の教科書として,土と土に密接に関係する構造物について実社会で役立つ基礎知識,すなわち地質調査や工事の施工方法,設計の方法・考え方・原理などを中心に最新のものをできるだけ取り入れて平易に記述した。

ジャンル
発行年月日
1993/03/25
判型
A5 上製
ページ数
250ページ
ISBN
978-4-339-05054-7
地盤工学
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本書は,大学土木系学科の教科書として,土と土に密接に関係する構造物について実社会で役立つ基礎知識,すなわち地質調査や工事の施工方法,設計の方法・考え方・原理などを中心に最新のものをできるだけ取り入れて平易に記述した。

序章 地盤工学の位置づけ
第1章 土質調査
1.1 調査一般
  1.1.1 土質調査の役割
  1.1.2 土質調査の進め方
1.2 事前調査
  1.2.1 資料調査
  1.2.2 踏査
1.3 ボーリング
1.4 サンプリング
  1.4.1 サンプリングの目的と種類
  1.4.2 乱した試料の採取方法
  1.4.3 乱さない試料の採取方法
1.5 サウンディング
  1.5.1 サウンディングの種類
  1.5.2 標準貫入試験
  1.5.3 動的円錐貫入試験
  1.5.4 ポータブルコーン貫入試験
  1.5.5 オランダ式二重管円錐貫入試験
  1.5.6 スウェーデン式サウンディング
  1.5.7 ベーン試験
1.6 物理探査(弾性波探査)
1.7 載荷試験
  1.7.1 載荷試験の目的と種類
  1.7.2 地盤の平板載荷試験
  1.7.3 孔内水平載荷試験
1.8 地下水調査
  1.8.1 地下水位測定
  1.8.2 現場透水試験
1.9 室内土質試験
  1.9.1 物理試験
  1.9.2 力学試験
1.10 調査項目の選定
第2章 基礎構造一般
2.1 基礎の種類
2.2 基礎形式とその選定
2.3 地盤と構造計画
第3章 直接基礎
3.1 直接基礎の設計法
3.2 鉛直支持力と沈下
  3.2.1 鉛直支持力
  3.2.2 直接基礎の沈下
3.3 水平支持力
第4章 ケーソン基礎
4.1 ケーソン基礎の種類と施工法
  4.1.1 ケーソン基礎の種類
  4.1.2 オープンケーソン
  4.1.3 ニューマチックケーソン
  4.1.4 設置ケーソン
  4.1.5 特殊なケーソン基礎
4.2 ケーソン基礎の設計法
  4.2.1 設計の考え方
  4.2.2 支持地盤
  4.2.3 ケーソン基礎本体の設計
4.3 ケーソン基礎の許容支持力
  4.3.1 許容鉛直支持力
  4.3.2 許容水平支持力
  4.3.3 許容せん断抵抗力
4.4 ケーソン基礎の変位・地盤反力
  4.4.1 地盤反力係数
  4.4.2 変位・地盤反力の計算
4.5 鋼管矢板基礎
  4.5.1 鋼管矢板基礎の概要
  4.5.2 設計の考え方
  4.5.3 変位・断面力の計算法
4.6 連壁井筒基礎
  4.6.1 連壁井筒基礎の概要
  4.6.2 設計の考え方
  4.6.3 変位・地盤反面力の計算法
第5章 杭基礎
5.1 杭基礎の種類と施工法
  5.1.1 杭基礎の支持力機構による分類
  5.1.2 杭基礎の施工法と材料による分類
  5.1.3 杭基礎の施工法
5.2 杭基礎の設計法
  5.2.1 設計上の基本事項
  5.2.2 設計手順
  5.2.3 設計上の地盤面
  5.2.4 荷重分担と杭配置
  5.2.5 杭の変位と反力
5.3 鉛直支持力と沈下
  5.3.1 杭の支持力機構
  5.3.2 鉛直支持力の推定式
  5.3.3 負の周面摩擦力
  5.3.4 杭基礎の沈下
5.4 水平抵抗
  5.4.1 水平支持力の考え方
  5.4.2 水平支持力の推定方法
  5.4.3 地盤反力法
  5.4.4 水平方向地盤反力係数
  5.4.5 群杭効果
第6章 地下構造物
6.1 地下構造物の種類と施工法
  6.1.1 開削工法
  6.1.2 シールド工法
  6.1.3 沈埋工法
  6.1.4 NATM
6.2 ボックスカルバートの設計法
  6.2.1 設計方針
  6.2.2 荷重
  6.2.3 安定の検討
  6.2.4 構造計算
6.3 シールド(覆工)の設計法
  6.3.1 設計方針
  6.3.2 荷重
  6.3.3 構造計算
第7章 掘削土留工
7.1 掘削土留工の種類と施工法
7.2 土留工の設計
  7.2.1 設計手法
  7.2.2 荷重
  7.2.3 土質定数
  7.2.4 材料および許容応力度
  7.2.5 設計手順
  7.2.6 根入れ長の算定
  7.2.7 壁体の断面計算
  7.2.8 腹起しの設計
  7.2.9 切梁の設計
  7.2.10 火打ちの設計
  7.2.11 壁体の設計と地盤変位
7.3 土留工の施工
  7.3.1 施工順序
  7.3.2 土留め壁の施工
  7.3.3 支保工の施工
  7.3.4 掘削方法
  7.3.5 点検,計測
7.4 掘削底面の安定
  7.4.1 ボイリング
  7.4.2 被圧地下水による盤膨れ
  7.4.3 ヒービング
第8章 盛土・切取り
8.1 盛土の種類と特徴
8.2 盛土の設計と基本的考え方
8.3 盛土材料と締固め
  8.3.1 盛土材料
  8.3.2 締固め
8.4 盛土の安定と沈下
  8.4.1 盛土の安定
  8.4.2 盛土の沈下
8.5 盛土法面工と排水工
  8.5.1 盛土法面工
  8.5.2 盛土の排水工
8.6 盛土の施工と施工管理
  8.6.1 盛土の施工
  8.6.2 盛土の施工管理
8.7 新しい盛土
  8.7.1 補強盛土
  8.7.2 軽量盛地
8.8 切取りの設計・施工
  8.8.1 切取りの形状
  8.8.2 切取りの設計・施工の基本
  8.8.3 切取り法面工および排水工
第9章 地盤の液状化
9.1 液状化の基本事項
  9.1.1 地盤の液状化
  9.1.2 液状化のメカニズム
  9.1.3 液状化の発生に影響を及ぼす諸因子
9.2 液状化の予測
  9.2.1 過去の液状化の事例に基づく方法
  9.2.2 N値,土の粒度などに基づく方法
  9.2.3 室内試験および地震応答解析に基づく方法
  9.2.4 原位置試験および模型実験による方法
9.3 液状化対策
  9.3.1 液状化対策の方法と原理
  9.3.2 締固めによる液状化対策
  9.3.3 ドレーンによる液状化対策
  9.3.4 液状化地盤における構造物の設計と補強
  9.3.5 構造物と液状化対策
第10章 地盤改良
10.1 地盤改良の目的と種類
  10.1.1 地盤改良の目的と種類
10.2 置換工法
  10.2.1 工法の概要
  10.2.2 工法の設計
10.3 プレローディング工法
  10.3.1 工法の概要
  10.3.2 工法の原理
  10.3.3 工法の設計
10.4 バーチカルドレーン工法
  10.4.1 工法の概要
  10.4.2 工法の原理
  10.4.3 工法の設計
10.5 生石灰杭工法
  10.5.1 工法の概要
  10.5.2 工法の原理
  10.5.3 工法の設計
10.6 サンドコンパクションパイル工法
  10.6.1 工法の概要
  10.6.2 工法の原理
  10.6.3 工法の設計
10.7 表層混合処理工法
  10.7.1 工法の概要
  10.7.2 工法の原理
  10.7.3 工法の設計
10.8 深層混合処理工法
  10.8.1 工法の概要
  10.8.2 工法の原理
  10.8.3 工法の設計
10.9 薬液注入工法
  10.9.1 工法の概要
  10.9.2 工法の原理
  10.9.3 工法の設計
参考文献
索引

海野 隆哉(カイノ タカヤ)

垂水 尚志(タルミ ヒサシ)