ICタグ入門 - 医療に携わる方々に向けて -

ICタグ入門 - 医療に携わる方々に向けて -

本書では,医療現場でICタグが正しく活用されるために必要な事柄について,わかりやすく記した。情報通信工学が基盤であるが,これを専門としない医療職者の方々や学部の学生であっても十分理解できるように工夫した。

ジャンル
発行年月日
2006/12/28
判型
A5
ページ数
152ページ
ISBN
978-4-339-02418-0
ICタグ入門 - 医療に携わる方々に向けて -
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定価

1,980(本体1,800円+税)

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本書では,医療現場でICタグが正しく活用されるために必要な事柄について,わかりやすく記した。情報通信工学が基盤であるが,これを専門としない医療職者の方々や学部の学生であっても十分理解できるように工夫した。

1. 医療過誤と認証
1.1 ICタグと医療過誤
1.2 医療環境での認証の適用範囲
1.3 これまでの個体認証
1.4 これからの個体認証

2. ICタグとは
2.1 ICタグの原理
2.2 電磁波の基礎知識
2.3 無線通信と電子回路
2.4 周波数特性
2.5 電磁被爆と認証範囲
2.6 ICタグのさまざまな特徴
 2.6.1 バッテリーレス運用
 2.6.2 情報の更新可能性と多数同時読取り
 2.6.3 対金属特性
 2.6.4 水との相性
 2.6.5 タグの方向性
 2.6.6 布との相性
 2.6.7 洗浄・滅菌

3. バーコードとICタグ
3.1 バーコードのいろいろ
3.2 バーコードによる医療環境での個体認証
3.3 バーコードの長所と短所
3.4 バーコードの有効な運用方法
3.5 ICタグとの本質的な差

4. ICタグを取り巻く状況
4.1 ICタグのコスト
4.2 電磁的安全性
4.3 国際的見地からの周波数問題
4.4 使用済みタグと廃棄処分
4.5 認証方法の適・不適

5. ICタグの医療現場への投入
5.1 医療施設としての事前対策
5.2 求められる情報システム
5.3 応用現場と運用方法
 5.3.1 患者のフローに基づいた解析
 5.3.2 空間的な広がり基づいた解析
5.4 予測される問題点と対策

6. ICタグシステムの現実に向けて
6.1 入院病棟向けシステム
 6.1.1 ベッドサイド用システム
 6.1.2 ナースステーション用システム
6.2 手術室向けシステム
6.3 老人保健施設向けシステム
6.4 育児支援システムとしての応用
6.5 障害者支援システムとしての応用

あとがき - ICタグと学術的な活動 -
索引

保坂 良資(ホサカ リョウスケ)