誤り訂正符号と暗号の基礎数理

テレビジョン学会教科書シリーズ 4

誤り訂正符号と暗号の基礎数理

本書は,サイバー社会を実現するために不可欠で,さらに今後非常に重要な技術となる誤り訂正符号と情報セキュリティについて,基礎的な数理から始まり,具体例を多数交えて詳しく解説している。

ジャンル
発行年月日
2004/03/12
判型
A5 上製
ページ数
158ページ
ISBN
978-4-339-01054-1
誤り訂正符号と暗号の基礎数理
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定価

2,310(本体2,100円+税)

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本書は,サイバー社会を実現するために不可欠で,さらに今後非常に重要な技術となる誤り訂正符号と情報セキュリティについて,基礎的な数理から始まり,具体例を多数交えて詳しく解説している。

1 誤り訂正符号
 1.1 誤り訂正符号の考え方
  1.1.1 誤り検出符号について
  1.1.2 誤り訂正符号について
 1.2 誤り訂正符号の数学
  1.2.1 群
  1.2.2 環と体
  1.2.3 ガロア体の理論
 1.3 線形符号の基礎
  1.3.1 ベクトル空間
  1.3.2 線形符号とその基本的性質
 1.4 巡回符号
  1.4.1 巡回符号の基礎
 1.5 BCH符号
  1.5.1 BCH符号への準備
  1.5.2 BCH符号の定義
  1.5.3 BCH符号の最小距離
  1.5.4 BCH符号の能力
 1.6 リード・ソロモン符号
 1.7 ゴッパ符号
  1.7.1 序言
  1.7.2 ゴッパ符号の定義
  1.7.3 ゴッパ符号の能力
 1.8 情報源符号化
  1.8.1 エントロピー
  1.8.2 情報源符号化法
  1.8.3 平均符号長とエントロピーの関係
 演習問題

2 情報セキュリティ
 2.1 整数論
  2.1.1 整数の性質
  2.1.2 素数と素因数分解
  2.1.3 合同式
  2.1.4 平方剰余
 2.2 暗号化システムの基礎
 2.3 秘密鍵暗号
  2.3.1 DES暗号
  2.3.2 DES暗号の復号
  2.3.3 操作モード
  2.3.4 DES暗号の解読
 2.4 公開鍵暗号
  2.4.1 鍵配送方式
  2.4.2 RSA暗号
  2.4.3 RSA暗号を用いた署名法
  2.4.4 エルガマル暗号
  2.4.5 エルガマル暗号を用いた署名法
 2.5 ブラインド署名
  2.5.1 RSA暗号を用いたブラインド署名
  2.5.2 フィアット-シャミア法を用いたブラインド署名
 2.6 楕円曲線暗号
  2.6.1 楕円曲線の基礎
  2.6.2 楕円曲線を利用したエルガマル暗号
 2.7 AES暗号
 演習問題

参考文献
演習問題の略解
索引

笠原 正雄(カサハラ マサオ)

【営業担当者より】

1章「誤り訂正符号」,2章「情報セキュリティ」の2章構成となっているが,「誤り訂正符号と暗号の基礎数理」という書名にふさわしく,誤り訂正符号の数学や整数論のような特に重要となる数学について,それぞれ豊富な例題が用意されており,丁寧に解説されている。