ディジタルシステム耐ノイズ設計ガイド

ディジタルシステム耐ノイズ設計ガイド

現在,ディジタルシステムにおけるノイズ対策技術は多分に対症的あるいは経験的でありシステム全体について体系化されているとはいいがたい。本書はディジタルシステムの耐ノイズ性向上対策の技術を集大成するように作成した。

ジャンル
発行年月日
1988/07/10
判型
A4
ページ数
240ページ
ISBN
978-4-339-08339-2
ディジタルシステム耐ノイズ設計ガイド
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定価

5,280(本体4,800円+税)

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現在,ディジタルシステムにおけるノイズ対策技術は多分に対症的あるいは経験的でありシステム全体について体系化されているとはいいがたい。本書はディジタルシステムの耐ノイズ性向上対策の技術を集大成するように作成した。

第1章 総論
 1・1 設計ガイド作成の目的
  1・1・1 作成の目的
  1・1・2 ディジタルシステムにおける耐ノイズ設計指針の必要性
 1・2 本書の作成の考え方
  1・2・1 指針作成方針
  1・2・2 対象とするディジタルシステム
  1・2・3 全体構成
第2章 システム設計概論
 2・1 ノイズの基礎知識
  2・1・1 ディジタルシステムと設置環境
  2・1・2 ノイズの種類
  2・1・3 ノイズの結合
  2・1・4 コモンモードノイズ、ノルマルモードノイズ
 2・2 ディジタルシステムにおける耐ノイズ設計
  2・2・1 ノイズ対策の基本的考え方
  2・2・2 ディジタルシステムの動作
  2・2・3 ディジタルシステムにおけるノイズの特異性
  2・2・4 ノイズによるディジタルシステムの挙動
  2・2・5 ノイズによる誤動作のメカニズム
  2・2・6 EFT(Electrical Fast transient)の難しさ
  2・2・7 ノイズ対策の進め方
第3章 共通技術
 3・1 計器室条件
  3・1・1 計器室設計の基本事項
  3・1・2 計器室の環境
  3・1・3 計器室の建築条件
  3・1・4 計器室に関連するノイズ発生源と対策
  3・1・5 環境条件資料
 3・2 システム電源
  3・2・1 供給電源系統
  3・2・2 システム電源の仕様
  3・2・3 ディジタルシステムにおける電源装置の留意事項
  3・2・4 供給電源設備
  3・2・5 給電方法
  3・2・6 電源強調
 3・3 システム接地
  3・3・1 はじめに
  3・3・2 ディジタルシステムの接地の種類
  3・3・3 発信器から受信計器までの接地
  3・3・4 ディジタル入出力配線と接地
  3・3・5 データバスの接地
  3・3・6 接地極の共用
  3・3・7 機器相互間の接地方法
第4章 設計各論
 4・1 素子設計
 4・2 基板設計
  4・2・1 基板におけるノイズ発生現象
  4・2・2 基板レベルで発生するノイズの検討指針
 4・3 シャーシ設計
  4・3・1 シャーシにおけるノイズ発生現象
  4・3・2 シャーシ起因ノイズの検討指針
 4・4 プロセス入出力(PI/O)の設計
  4・4・1 入力部
  4・4・2 出力部
  4・4・1 入出力部共通
  4・4・4 サージ対策
  4・4・5 ケーブル処理
 4・5 データバスの設計
  4・5・1 データバスの耐ノイズ設計
  4・5・2 データバスのインタフェース
  4・5・3 メディア層機能
  4・5・4 安全対策
  4・5・5 同軸ケーブルシステムの特性
 4・6 ソフト処理設計
  4・6・1 ノイズ処理用ソフトウェア
  4・6・2 瞬時停電時のソフトウェア
  4・6・3 温度変化、経年変化に対応するソフトウェア
  4・6・4 故障、ノイズの識別診断機能
  4・6・5 ソフトウェアの処理能力の診断機能
 4・7 電源設計
  4・7・1 機器内蔵電源
 4・8 キャビネット設計
  4・8・2 通風
  4・8・3 静電気対策
  4・8・4 その他
 4・9 周辺機器
  4・9・1 周辺機器から発生する固有ノイズと対策
  4・9・2 周辺機器の接地
  4・9・3 記憶媒体保管条件
  4・9・4 通信距離ならびに速度
 4・10 配線工事システムの設計
  4・10・1 配線システム
  4・10・2 信号区分と現場中継端子箱(JB)
  4・10・3 配線径路
  4・10・4 ケーブル
  4・10・5 計器室内配線
  4・10・6 ケーブルへの誘導現象
  4・10・7 雷障害の保護と配線
 4・11 接地工事の設計
  4・11・1 はじめに
  4・11・2 接地工事に係わる法規と規格
  4・11・3 ディジタルシステムのシステム接地の特徴
  4・11・4 接地抵抗のメカニズム
  4・11・5 接地設計
  4・11・6 接地極の接地
  4・11・7 接地極の径路
  4・11・8 ケーブルのシールド処理
  4・11・9 金属防護管、金属ケーブルダクトの接地
  4・11・10 接地抵抗の測定法
  4・11・11 保守・点検と記録
第5章 ノイズに関する試験方法
 5・1 各種規格制定の現状と動向
  5・1・1 ノイズ試験の体系
  5・1・2 国際規格と国内規格
 5・2 感受性、妨害排除能力に関する試験規格
  5・2・1 商用周波帯ノイズ
  5・2・2 RFI(Radio Frequency Interference)
  5・2・3 パルス性ノイズ
  5・2・4 瞬時停電
  5・2・5 ESD(Electrostatic Discharge)
  5・2・6 磁界の強さ
 5・3 輻射に関する試験規格
  5・3・1 Emissionについての動向とCISPR概要
 5・4 基準値設定の考え方
  5・4・1 取りまく環境
  5・4・2 基準値設定の現状
  5・4・3 注意点
 5・5 ノイズ試験方法
  5・5・1 概要
  5・5・2 試験準備
  5・5・3 商用周波数(コモンモード)ノイズ試験
  5・5・4 商用周波数(ノルマルモード)ノイズ試験
  5・5・5 RFI試験(Radio Frequency Interference)
  5・5・6 パルス性ノイズ(EFT)試験(Electrical Fast Transient)
  5・5・7 パルス性ノイズ(サージ)試験
  5・5・8 瞬時停電試験
  5・5・9 ESD試験(Electrostatic Discharge)
  5・5・10 磁界試験
  5・5・11 ノイズ試験装置
 5・6 ノイズ試験実施上の留意点
  5・6・1 試験系の設定
  5・6・2 ノイズシミュレータの取り扱い方
  5・6・3 ノイズ試験作業の進め方
  5・6・4 ノイズ対策の考え方
 5・7 ノイズトラブルシューティング
付録
 1. 大地導電率のデータ
 2. サージ防護デバイス
 3. 接地工事に関する内線規程の抜粋
 4. ケーブルの種類
 5. 本質安全防爆工事資料
 6. 参照基準
 7. 電源に関するノイズ規格
 8. 参考文献、図書
索引

SICE産業委員会(サイスイーサンギョウイインカイ)