ディジタル計装制御システム

ディジタル計装制御システム

本書は,近年急激な発達を続けているディジタル計装制御システムについて,利用する立場にあるユーザ技術者の参考となるようシステムとしての全体像を組織的に解説したものである。

ジャンル
発行年月日
1983/01/25
判型
A5
ページ数
312ページ
ISBN
978-4-339-08334-7
ディジタル計装制御システム
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定価

3,410(本体3,100円+税)

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本書は,近年急激な発達を続けているディジタル計装制御システムについて,利用する立場にあるユーザ技術者の参考となるようシステムとしての全体像を組織的に解説したものである。

第1章 ディジタル計装制御システムの発展
 1.1 まえがき
 1.2 計算機の登場とDDC
  1.2.1 プロセス計装への計算機の導入
  1.2.2 計算機とプロセス計装の結合
  1.2.3 DDCの発展
 1.3 ディジタル計装制御システムの出現
  1.3.1 マイクロプロセッサの登場
  1.3.2 出現の背景
  1.3.3 エレクトロニクスの発展とシングルループコントローラ
  1.3.4 計装制御システムの展望
第2章 システム要素とシステム構成方式
 2.1 計装制御システムの機能
  2.1.1 計装制御システムの概念
  2.1.2 制御機能
  2.1.3 監視・操作機能
  2.1.4 プロセスインタフェース
 2.2 システムの構成要素
  2.2.1 コントローラ
  2.2.2 マンマシンインタフェース機器
  2.2.3 データ伝送
  2.2.4 計算機
 2.3 システムの構成方式
  2.3.1 分散の方式
  2.3.2 分散システムの構造
  2.3.3 ディジタル計装制御システムのアーキテクチャ
  2.3.4 インテグラルタイプとスプリットタイプ
  2.3.5 システム構成例
 2.4 冗長化構成
  2.4.1 冗長化の方式
  2.4.2 冗長化の具体的方策
第3章 制御アルゴリズム
 3.1 PID制御の基礎
  3.1.1 PID制御の構成
  3.1.2 PID動作の差分方程式による表現
  3.1.3 サンプリング周期の影響
  3.1.4 量子化の影響
  3.1.5 ディジタルフィルタ
  3.1.6 不完全微分の導入
  3.1.7 速度形演算と位置形演算
 3.2 PID制御の変形
  3.2.1 微分先行形PID制御
  3.2.2 比例先行形PID制御
  3.2.3 ギャップ動作形PI制御と偏差2乗形PI制御
  3.2.4 サンプリングPI制御
  3.2.5 ブレンドPID制御
 3.3 PID制御のチューニング
  3.3.1 アナログ調節計のアルゴリズムと相互干渉係数
  3.3.2 微分先行形PIDのチューニング
  3.3.3 比例先行形PIDのチューニング
  3.3.4 PID各動作の特徴
  3.3.5 ギャップ動作形調節計チューニング上の注意
第4章 演算モジュールとシステムコンフィギュレーション
 4.1 演算モジュールと複合制御
  4.1.1 複合制御の実現方式
  4.1.2 演算モジュール
  4.1.3 複合制御
 4.2 シーケンス制御
 4.3 アドバンス制御
 4.4 システムコンフィギュレーション
  4.4.1 ディジタル計装のソフトウェア
  4.4.2 単一ループのコンフィギュレーション
  4.4.3 複合制御ループのコンフィギュレーション
  4.4.4 論理判断機能の付加
第5章 マンマシンインタフェース
 5.1 プロセス制御とマンマシンインタフェース
  5.1.1 プロセス制御と人間との関係
  5.1.2 ディジタル計装のマンマシンインタフェース
  5.1.3 自動化とプロセストランスペアレンシィ
  5.1.4 マンマシンインタフェースと人間工学
  5.1.5 自動化の限界とマンマシンインタフェース
 5.2 パネルオペレーション
  5.2.1 パネルオペレーションの構成と目的
  5.2.2 ループ操作器
  5.2.3 簡易形オペレータコンソール
  5.2.4 シングルループコントローラ
 5.3 CRTオペレーション
  5.3.1 CRTオペレーションの背景
  5.3.2 CRTオペレーションシステムの構築
  5.3.3 プロセス監視機能
  5.3.4 プロセス操作機能
  5.3.5 プロセスグラフィック表示
  5.3.6 パネルレスCRTオペレーションの構成例
  5.3.7 サポート機能
第6章 データ伝送
 6.1 ディジタル計装制御システムとデータ伝送
  6.1.1 制御システムの機能と階層構成
  6.1.2 伝送情報
  6.1.3 伝送路構成とデータ交換
  6.1.4 通信(トラフィック)制御
  6.1.5 伝送制御
  6.1.6 通信システムの性能特性
  6.1.7 通信システムの信頼性
 6.2 データウェイ
  6.2.1 データウェイとは
  6.2.2 応用環境
  6.2.3 データウェイシステムの構成技術
  6.2.4 通信プロトコル
 6.3 計算機との伝送
  6.3.1 応用環境
  6.3.2 異機種計算機間通信のエンジニアリング
  6.3.3 並列データ伝送(PI/O通信)
  6.3.4 直列データ伝送
第7章 システムエンジニアリング
 7.1 プロセス計装制御におけるシステムエンジニアリング
 7.2 システム検討
  7.2.1 操業システムの検討
  7.2.2 システムの目的
  7.2.3 マンマシンインタフェースの目的
  7.2.4 ディジタル計装制御システムの長所
  7.2.5 ディジタル化への留意点
 7.3 システム設計
  7.3.1 基本計画
  7.3.2 安定性、信頼性の検討
  7.3.3 他システムとの結合
  7.3.4 拡張性に対する配慮
  7.3.5 詳細設計
 7.4 設計計画
  7.4.1 設計環境条件
  7.4.2 電源設備
  7.4.3 据付配線
参考文献
索引

森下 巖(モリシタ イワオ)