C言語による 情報理論入門

C言語による 情報理論入門

本書は,情報伝達の効率化と情報圧縮,暗号に重点を置いて,情報理論を詳しく解説したものである。式の導出では可能な限り式変形を省略せず明記すると同時に,例題とC言語で書かれたプログラムで理解を容易にしている。

ジャンル
発行年月日
2007/06/18
判型
A5
ページ数
218ページ
ISBN
978-4-339-02421-0
C言語による 情報理論入門
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定価

2,750(本体2,500円+税)

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本書は,情報伝達の効率化と情報圧縮,暗号に重点を置いて,情報理論を詳しく解説したものである。式の導出では可能な限り式変形を省略せず明記すると同時に,例題とC言語で書かれたプログラムで理解を容易にしている。

1. 情報量とエントロピー
1.1 確率論の基礎
1.1.1 試行・事象
1.1.2 確率
1.1.3 条件付き確率
1.1.4 ベイズの定理
1.1.5 確率変数
1.1.6 ベルヌーイ試行
1.1.7 期待値と分散
1.2 情報の定量的把握とエントロピー
1.2.1 自己エントロピー
1.2.2 結合エントロピー
1.2.3 条件付きエントロピー
1.2.4 相互エントロピー
章末問題
2. 情報源
2.1 情報源のモデル
2.2 無記憶情報源とそのエントロピー
2.3 マルコフ情報源
2.3.1 m重マルコフ情報源
2.3.2 状態遷移図
2.3.3 定常確率
2.3.4 マルコフ情報源のエントロピー
章末問題
3. 情報源符号化
3.1 符号化
3.2 一意復号可能性と瞬時符号
3.2.1 符号の木
3.2.2 クラフト?マクミランの不等式
3.3 情報源符号化定理
3.3.1 平均符号長の下限
3.3.2 拡大情報源とシャノンの第1基本定理
3.3.3 符号化の評価
3.4 ハフマン符号
3.4.1 ハフマン符号化アルゴリズム
3.4.2 C言語によるハフマン符号のプログラミング
3.4.3 ハフマン符号化アルゴリズムの性能評価
3.5 算術符号
3.5.1 算術符号化とアルゴリズム
3.5.2 算術符号の復号とアルゴリズム
3.5.3 有限語長の浮動小数点演算における算術符号
3.5.4 整数演算を用いた算術符号
3.5.5 C言語による算術符号のプログラミング
3.5.6 算術符号の性能と評価
章末問題
4. 通信路と伝送情報量
4.1 通信路モデル
4.2 通信路容量
4.2.1 伝送情報量
4.2.2 通信路容量の定義
4.3 通信路符号化
4.4 シャノンの第2基本定理(通信路符号化定理).
章末問題
5. 誤り訂正符号
5.1 パリティ検査符号
5.2 ハミング距離
5.3 誤り訂正および検出の原理
5.3.1 誤り検出符号と誤り訂正符号
5.3.2 加法性2元通信路モデルと誤り空間
5.3.3 誤り訂正・検出符号の能力
5.4 線形符号
5.4.1 ハミング符号
5.4.2 生成行列と検査行列
5.4.3 シンドロームと誤り検出・訂正方法
5.4.4 ハミング符号の符号化器と復号器
5.5 巡回符号
5.5.1 符号多項式
5.5.2 巡回組織符号の構成法
5.5.3 巡回符号のシンドロームと誤り訂正
5.5.4 最大長周期系列と巡回ハミング符号
5.5.5 巡回ハミング符号の生成・検査行列と多項式の除算回路
5.5.6 巡回ハミング符号の検査ビット生成とその符号化器
5.5.7 巡回ハミング符号の復号器
5.6 畳込み符号
5.6.1 畳込み符号の符号化器
5.6.2 ビタビ復号法
5.7 連接符号
章末問題
6. 暗号と情報セキュリティ
6.1 暗号
6.1.1 共通鍵暗号
6.1.2 公開鍵暗号
6.2 ディジタル署名
章末問題
引用・参考文献
章末問題解答
索引
ファイル索引

久保田 一(クボタ ハジメ)

大石 邦夫(オオイシ クニオ)

福本 昌弘(フクモト マサヒロ)