改訂 電子工学

新編電気工学講座 13

改訂 電子工学

急速な進歩を続ける電子工学の基本項目を取り上げ,その原理や機構を平易に解説。特に電子装置における回路素子の動作機構に重点を置き,例題,演習問題も豊富。82年改訂。

ジャンル
発行年月日
1982/04/30
判型
A5 上製
ページ数
302ページ
ISBN
978-4-339-00195-2
改訂 電子工学
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定価

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急速な進歩を続ける電子工学の基本項目を取り上げ,その原理や機構を平易に解説。特に電子装置における回路素子の動作機構に重点を置き,例題,演習問題も豊富。82年改訂。

1. 序論
1.1 電子工学とその発達
  1.1.1 電子工学
  1.1.2 電子工学の発達
1.2 電子の性質と物理現象
  1.2.1 物質と電子
  1.2.2 電子の電荷と質量
  1.2.3 電子の波動性
  1.2.4 電子と電流
  1.2.5 電子の運動エネルギー
1.3 原子内の電子
  1.3.1 原子の構造
  1.3.2 核外電子の配列とエネルギー準位
  1.3.3 固体のエネルギー準位図
1.4 演習問題
2. 半導体工学の基礎
2.1 結晶とエネルギー帯
  2.1.1 結晶構造とエネルギー帯
  2.1.2 導体,絶縁体,半導体
  2.1.3 フェルミ準位
2.2 半導体の種類と特質
  2.2.1 概説
  2.2.2 真性半導体
  2.2.3 不純物半導体
  2.2.4 不純物半導体のエネルギー準位
  2.2.5 不純物半導体のキャリヤ密度
2.3 半導体内の電気伝導
  2.3.1 電界による電気伝導
  2.3.2 少数キャリヤの注入,拡散電流
  2.3.3 ホール効果
演習問題
3. pn接合と半導体ダイオード
3.1 pn接合とその特性
  3.1.1 pn接合とその熱的平衡状態
  3.1.2 pn接合の電圧-電流特性
  3.1.3 pn接合の降伏状態
  3.1.4 pn接合の静電容量
3.2 半導体と金属の接触
3.3 半導体ダイオード概説
  3.3.1 ダイオードの分類
  3.3.2 pn接合の製造
3.4 各種半導体ダイオード
  3.4.1 点接触ダイオード
  3.4.2 接合ダイオード
  3.4.3 特殊ダイオード
3.5 半導体整流器
  3.5.1 セレン整流器
  3.5.2 シリコン整流器
  3.5.3 サイリスタ
演習問題
4. トランジスタ
4.1 接合トランジスタの動作機構
  4.1.1 トランジスタ作用
  4.1.2 電流増幅率α
  4.1.3 α遮断周波数
4.2 トランジスタの特性と等価回路
  4.2.1 接合トランジスタの接続法とエミッタ接地の電流増幅率β
  4.2.2 トランジスタの出力特性
  4.2.3 トランジスタの等価回路
4.3 トランジスタの種類
  4.3.1 成長接合形トランジスタ
  4.3.2 合金接合形トランジスタ
  4.3.3 ドリフトトランジスタ
  4.3.4 メサトランジスタおよびプレーナトランジスタ
4.4 電界効果トランジスタ
  4.4.1 接合形電界効果トランジスタ
  4.4.2 MOS形電界効果トランジスタ
4.5 集積回路
  4.5.1 概説
  4.5.2 集積回路の種類
  4.5.3 半導体集積回路の実際
演習問題
5. 半導体応用素子
5.1 光電交換素子
  5.1.1 光導電効果と光導電素子
  5.1.2 光起電効果と光電池
  5.1.3 ホトダイオードおよびホトトランジスタ
  5.1.4 ホトサイリスタ
  5.1.5 発光素子
5.2 磁電変換素子
  5.2.1 ホール素子
  5.2.2 磁気抵抗素子
5.3 半導体抵抗素子
  5.3.1 サーミスタ
  5.3.2 半導体ストレンゲージ
  5.3.3 バリスタ
5.4 マイクロ波用半導体素子
  5.4.1 ガンダイオード
  5.4.2 pinダイオード
5.5 液晶
演習問題
6. 電子放出
6.1 熱電子放出
  6.1.1 金属中の電子と仕事関数
  6.1.2 熱電子放出
  6.1.3 熱陰極
6.2 電界放出
6.3 光電子放出
  6.3.1 光電効果
  6.3.2 光電放出と限界波長
  6.3.3 選択放出
  6.3.4 光電感度
  6.3.5 複合光電面
6.4 二次電子放出
演習問題
7. 電子の運動
7.1 電界中の電子の運動
  7.1.1 電界による電子の加速
  7.1.2 一様な電界中の電子の運動
7.2 磁界中の電子の運動
  7.2.1 電子に働く力と運動方程式
  7.2.2 一様な電界中の電子の運動
7.3 電磁界中の電子の運動
  7.3.1 電子に働く力と運動方程式
  7.3.2 一様な直交電磁界中の電子の運動
7.4 電子線の偏向
  7.4.1 静電偏向
  7.4.2 電磁偏向
7.5 電子光学
  7.5.1 静電レンズ
  7.5.2 磁気レンズ
演習問題
8. 電子管
8.1 概説
8.2 二極管
  8.2.1 空間電荷効果と3/2乗の法則
  8.2.2 二極管の特性
  8.2.3 陽極損と逆耐電圧
8.3 三極管
  8.3.1 格子の制御作用
  8.3.2 三極管の特性と3定数
  8.3.3 三極管の増幅作用と等価回路
8.4 多極管
  8.4.1 遮へい格子四極管
  8.4.2 五極管
  8.4.3 その他の多極管
8.5 超高周波における空間電荷制御管の限界
  8.5.1 電子走行時間
  8.5.2 誘導電流
  8.5.3 回路的要素の影響
  8.5.4 超高周波用空間電荷制御管
8.6 電子流エネルギーの電界エネルギーへの変換
8.7 マイクロ波電子管
  8.7.1 クライストロン
  8.7.2 進行波管
  8.7.3 磁電管
演習問題
9. 気体中の放電と放電管
9.1 低圧気体中の帯電粒子の運動
  9.1.1 気体分子の熱運動
  9.1.2 平均自由行程
  9.1.3 移動度
  9.1.4 拡散
9.2 帯電粒子の生成と消滅
  9.2.1 励起と電離
  9.2.2 再結合と付着
9.3 低圧気体中の放電特性
  9.3.1 非自続放電とタウンゼント放電
  9.3.2 グロー放電
  9.3.3 アーク放電
9.4 プラズマ
  9.4.1 プラズマの性質
  9.4.2 プラズマ振動
  9.4.3 MHD発電
9.5 冷陰極放電管
  9.5.1 定電圧放電管
  9.5.2 リレー放電管
  9.5.3 計数放電管
  9.5.4 表示放電管
  9.5.5 放射線計数管
9.6 熱陰極放電管
  9.6.1 熱陰極ガス入り整流管
  9.6.2 サイラトロン
演習問題
10. 特殊電子管
10.1 ブラウン管
  10.1.1 ブラウン管の構成
  10.1.2 測定用ブラウン管
  10.1.3 白黒テレビジョン受像管
  10.1.4 カラーテレビジョン受像管
10.2 光電管
  10.2.1 真空光電管
  10.2.2 ガス入り光電管
  10.2.3 光電子増倍管
10.3 撮像管
  10.3.1 アイコノスコープ
  10.3.2 イメージオルシコン
  10.3.3 ビジコン
  10.3.4 プランビコン
  10.3.5 サチコン
10.4 その他の特殊電子管
  10.4.1 蓄積管
  10.4.2 イメージ管
演習問題
11. 量子電子工学
11.1 量子電子工学の発展
11.2 メーザ・レーザの原理
  11.2.1 自然放出と誘導放出
  11.2.2 反転分布
11.3 メーザ
  11.3.1 アンモニアメーザ
  11.3.2 固体メーザ
11.4 レーザ
  11.4.1 レーザとメーザの相違点
  11.4.2 ガスレーザ
  11.4.3 固体レーザ
  11.4.4 半導体レーザ
解答
索引

西村 信雄(ニシムラ ノブオ)

落山 謙三(オチヤマ ケンゾウ)