アルゴリズム研究室
5.4.3.1画質の主観評価

解説:教科書の図5.15の画像は、原画像に対し、JPEG圧縮により、SN比が37dBになる場合を示している。この画像が原画像と比べると劣化しているが、白黒の縮小印刷であるので、分かりにくい。ここでは、原寸の画像と、拡大して、違いが分かりやすいようにしたに画像を示す。  劣化には、@コントラストの強い細い線などの周辺に波状の変化が発生している部分、A比較的細かい模様のある部分が、こすれたように模様が無くなっている部分、?色が変化している部分、CJPEG圧縮に使用する離散コサイン変換の周波数成分からなるブロックの模様や、8×8画素の正方形のブロックの境界が現れるものなどがある。

図5.15(a)_2 古城、原画(600×450)

図5.15(b)_2 古城、JPEG圧縮37dB 50KBを復号したもの(600×450)

 
  図5.15(a,b)_3 劣化比較、コントラストの強い細い線などの周辺に波状の変化が発生している部分

 
  図5.15(a,b)_4 劣化比較、A比較的細かい模様のある部分が、こすれたように模様が無くなっている部分

 
  図5.15(a,b)_5 劣化比較、?色が変化している部分

 
  図5.15(a,b)_6 劣化比較、CJPEG圧縮に使用する離散コサイン変換の周波数成分からなる
ブロックの模様や、8×8画素の正方形のブロックの境界が現れるもの