アルゴリズム研究室
4.2.5_量子化:quantization

量子化: 連続的な実数値のように細かく変化する値を予め設定された離散的なレベルの近似値に変換すること。 量子化は入力と出力の関係として関数で表すことができ、一様量子化(図4.14)、非線形量子化(下図)などある。この階段状の形状を量子化特性と呼び、階段の幅をステップサイズと呼ぶ。量子化により誤差(ノイズ)が発生し、値が変化する。
 量子化の例として、予測符号化方式の予測符号化方式誤差や線形変換符号化方式に於ける変換(DCT変換など)後の値を入力として、出力が生成される。
 一様量子化の量子化関数は、ステップサイズの除算で実現できる。入力値をステップサイズで割り、整数化する丸めを行えばよい。もとに戻す逆量子化は、ステップサイズを乗じればよい。
量子化:Q=Round(入力/Step_Size)
逆量子化:復元値=Q*Step_Size

量子化