アルゴリズム研究室
3.5_演習問題_5 解答

入門「画像工学」演習3.5 ベイズの定理

どちらの箱から引き抜いたかが不明の場合、箱の中のものの発生確率が既知の場合は、ベイズの定理(3.29)により、どちらの箱からであるかの確率を計算できる。
まず、ベイズの公式(3.29)式を2事象にして、Eを白玉とする。全体を白玉として注目し、赤玉のことは別のことにしておく。初めの箱AをE1、2番目の箱をE2、として、

とし、

を代入すると、

となる。結果は、はじめの箱E1である確率が高く、予想通りだが、確率の値として求まるところが特徴になっている。