アルゴリズム研究室
3.5_演習問題_2 解答

画像として、下記の石膏像(plaster.bmp)を使用した場合、モノクロのヒストグラムは図1のようになる。また、カラー3色のヒストグラムは、図2の各(a)(b)(c)のようになる。


図1 モノクロ輝度成分のヒストグラム(Y)

図2(a) ヒストグラム(R)

図2(b) ヒストグラム(G)

図2(c) ヒストグラム(B)

モノクロ成分に対して、しきい値として、32から176まで変化させた例を図3に示す。原画像が暗い部分と明るい部分に2分されているので、96から128のしきい値で、物体が分離されている。しきい値を上げると、全体が暗い画像になるとともに、白い物体の中で細かい模様が見えてくる。一方、しきい値を下げると、全体は白くなり、黒っぽい背景部の細かい模様が部分的に現れてくるのがわかる。

図3(a) しきい値32の場合

図3(a) しきい値40の場合

図3(a) しきい値48の場合

図3(a) しきい値64の場合

図3(a) しきい値96の場合

図3(a) しきい値128の場合

図3(a) しきい値144の場合

図3(a) しきい値160の場合

図3(a) しきい値192の場合

ヒストグラムをツールで表示する場合は、下記のようにツールのメニューをたどれば、表示される。
Corel PaintShopPro X2(12)の場合:調整/明るさとコントラスト/ヒストグラムの調整
GIMP 2.4.6の場合:色/レベル
また、2値化は、
Corel PaintShopPro X2(12)の場合:調整/明るさとコントラスト/しきい値
GIMP 2.4.6の場合:色/しきい値
で設定して、行うことができる。