アルゴリズム研究室
2.5_演習問題_9_dumpで画像解析

2.5_演習問題_9 演習のヒント:
4x4の小画像を作り、dumpコマンドで、内容を調べてみる。大きいサイズの画像をdumpすると、大量のファイルが出力され、解析が難しくなる。そこで、小サイズの画像を用いる。フォーマットとして、bmpとppm、pngの3種を用意する。
まず、4x4の画像を作り、16個の画素の値を記録しておく。画像は画像処理ツールGIMP、PaintShopPro、Photoshopなどで生成することができる。下にGIMPで作成する場合をアニメーションで示す。画像作成時に画素の値をメモしておく。



次に、dumpコマンドを使って、この画像内容をdumpして、ヘッダー部と画像部のデータを調べる。ヘッダー部の数値はASCIIコードで表現されているものがある。画像部は、通常2進数(または16進数)で表現されている。ヘッダー部は固定の値と、サイズ、コメントなど画像ごとに異なる値が使われている。また、画像部は、予め控えておいた画像データと比較し、一致しているか確かめる。
dumpのツールは、Windows版では、
dump.exe Version 1.62(WIN32) Copyright(c) 1994-, Atsushi Kunii
http://www.vector.co.jp/download/file/winnt/util/fh238745.html
また、Linuxでは、通常標準で、dumpコマンド「オクタルダンプ:"od"」が使用できる。
Windows の上記ツールは、コマンドプロンプトで上記ソフトdump.exeに画像ファイル名を書いて
dump 1.bmp
または、
dump 1.bmp > 1_bmp_dump.txt
とすれば、結果が採取できる。
Linuxでは、
od -x 1.bmp
または、
od -x 1.bmp > 1_bmp_dump.txt
で、結果がえられる。dumpの版によっては、1バイトずつ入れ代わって出る場合もあるので 、結果の扱いには注意が必要である。