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レビュー,書籍紹介・書評掲載情報
読者モニターレビュー【 有機合成学生 様 (業界・専門分野:化学 )】
本書は,オープンソースソフトウェアであるPsi4を利用して,量子化学計算をやって
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みたい方の一番最初の入門書である.本書内で,量子化学計算で必要とされる安定構造あるいは遷移状態の構造最適化,振動数計算,電子密度解析などの計算手法について実際のコードとともに解説がなされている.
また,基底関数をはじめとする量子化学計算特有の事項について,簡単に触れられている.あくまで,本書はPsi4の入門書であるため,開殻分子の計算などのより専門性の高い計算については述べられていない.
このような点から,Psi4をはじめて利用する方に向けた書籍として,非常に有用ではないかと思う.
読者モニターレビュー【 N/M 様(業界・専門分野:総合情報学[情報科学])】
本書は「メディアテクノロジーシリーズ」の5巻目に位置する書籍である.本巻では「シ
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リアスゲーム」についての記述がなされている.
1章では,シリアスゲームとは何かということを理解する上で,そもそも「ゲーム」というものの概念的な定義や,「シリアスゲーム」の定義・範囲及び,それに関連した「ゲーミフィケーション」等の関連用語の類似点や相違点についての解説がなされている.
私が「ゲーミフィケーション」という用語を初めて知り,その概念に興味深いと感じたのは,自身が卒業した大学のWebシラバスであった.閲覧可能な年度でみると,少なくとも2018年度頃から現在まで『ゲーミフィケーション』という名の反転学習型の講義(事前に教科書を読んで,事前学習個所の内容を問う問題に解答し,その内容をグループ討論や,自身の考案したゲーミフィケーションをプレゼンするような)が行われているようだ(因みに使われているテキストは,本書でも1章の引用・参考文献21),2章の引用・参考文献32)にも挙げられている『井上明人(著):「ゲーミフィケーション<ゲーム>がビジネスを変える」,NHK出版』).学習内容を見ていると,この講義の教科書,若しくは参考文献になりそうな気が個人的にはしている.
2章では,シリアスゲームの歴史的背景について書かれており,この1章と2章で,シリアスゲームというもの概念とその広がりが理解できるようになっている.
3章〜5章では,シリアスゲームのデザインやシリアスゲーム開発のためのメディア,開発方法などが解説してある.それらを踏まえて,6章〜7章では開発例として健康をテーマとした,リハビリやヘルスケアを行うエクサゲーム,地方創生ゲームを取り上げて,これらの事例についての解説なされている.個人的には,「PokémonGO」や「Pokémon Sleep」を愛用しているが,これらも社会全体(や個人)が抱える問題(運動不足や睡眠障害など)を解決するシリアスゲームの一種では思った.
最後の8章では,今後の課題と展望ということで各章の論点のまとめと,これまでの課題と展望を振り返りつつ,これからの課題と展望という未来に向けた内容で締め括られている.
最後に,日本におけるシリアスゲームやゲーミフィケーションに関連した専門書は,現段階(2024年3月現在)ではあまり多く出版されていないような状況のように,個人的には思われる.そういった状況から,本書はシリアスゲームやゲーミフィケーションについて丁寧な記述がなされており,初学者の方にもオススメできると思う.また,上記にも挙げたように大学等の講義の教科書や参考書としても十分活用できるものと思われる.
ゲームメーカーズ 様による本書プレゼントキャンペーン 掲載日:2024/03/26
詳細はリンク先をご覧ください。
記事題名:VRで感覚を生じさせる仕組み「神経刺
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激インタフェース」について解説した書籍、コロナ社から発売
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