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レビュー

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Book Review

現在、デスクリプタシステムを対象に研究をおこなっており、本書はデスクリプタシステムを扱っているので購入しました。全体の構成が状態空間表現の拡張としてデスクリプタシステムを説明しているため非常に理解しやすかったです。また、デスクリプタシステムの分類やワイエルストラス標準形への変換について本書ほど詳細に書かれている書籍は他になく、大変参考になりました。
(esumi様)

システム制御工学シリーズ 19

  線形システム解析

汐月哲夫 東京電機大教授 工博 著

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発行年月日:
2011/04/18
判 型:A5
ページ :240頁
ISBN:
978-4-339-03319-9
定 価: 3,240円
(本体3,000円+税5%)

Book Review

『サイン音の科学』

『サイン音の科学』は、おそらくサイン音(音サイン)の現状を1冊で概観できる初の書籍である。
「サイン音」という言葉は、聞いたことはあっても、特別な用語と感じられるかもしれない。
しかし、本書の目次を眺めただけで、電子レンジをはじめとする家電機器の報知音から、
自動車のクラクションや車内警報音、列車の発車メロディーや音響信号機まで、
生活に溶け込んだ大小さまざまな音が対象とされていることが分かる。

人が受け取る五感情報のうち、80%が視覚情報であり、10%ほどが聴覚情報だとされている。
極端な主張では、90%が視覚情報で3%ほどが聴覚情報だとする説もある。
これら数値の根拠は全く見出せないものの、現代が視覚優位社会であることに異論はない。

しかし、我々の日常生活を振り返ってみると、視覚情報を過信し過ぎている一方、聴覚情報を蔑ろにしていると思わざるを得ない。
例えば、デジタルカメラで写真を撮ってもらうとき、ATMのタッチパネルで暗証番号を入力するときを想像してほしい。
動作音が全くしないと、不安を覚えるのではないだろうか。視覚情報だけでは完結せず、音のフィードバックがあってこそ安心する場合がある。
聴覚と触覚で生活している全盲についても、日本で音のとらえ方や使い方の訓練が行われるようになったのはほんの数年のことである。
確かに、視力がない分、聴覚の使い方は経験則で洗練される。
しかし、誘導音設置でアドバイスを求めても、音量の上げ下げに対する希望と反響音についても不満に終止することが多い。

私は、サウンドスケープデザイナーとしてサイン音を制作・設置する立場にあり、同時に全盲の一人としてサイン音利用者でもある。
『サイン音の科学』に盛り込まれている知見があれば、視覚障害者がサイン音利用者として音量を上げてほしいという場合、必ずしもスピーカのボリュームを上げれば解決するとは限らないことがわかる。
むしろ、スピーカの設置位置や音質を変える方法が効果的で、騒音とならない意味でも有効なことが大半である。

一般的な音のデザインという点では、「音は好き嫌いの個人差が大きいから」という反応がよく聞かれる。
しかし、音の好き嫌いは個人差ではなく一定の共通項があることが、この本のなかで実験データとして明らかになる。
同時に、使うべきではない音質や音域も示されている。
音に興味がある人や仕事で係わる人はもちろん、空間デザインや設計に係わる人にも必ず一読して、手許に資料として備えてほしい1冊である。
常に音環境に係わっている身としても、この書籍は、頭の中を整理する素晴らしいきっかけとなった。
また、サイン音を一般に広め役立つものとするため、新たな可能性と展望を感じ取ることもできた。

視覚情報は、目をそむければ見ずにすませられる。
しかし、聴覚に異常がなければ、あらゆる方向からの音が聞こえ、耳栓をしたくらいでは防ぐことができない。
ところが、無造作に設置されたスピーカー付き掲示板や大音響の街頭テレビ、反響音で隣人の声も聞きづらい空間が散見される。
『サイン音の科学』が多くの人に読まれ、デザインに必須な哲学の感じられる音環境が広がれば嬉しい限りである。
そして、専門用語として「音サイン」が提唱されていることを、頭の隅に置いていただければ幸甚である。

最後に、書評を作成するにあたり、電子データを提供して下さったコロナ社の皆様に、この場を借りて心から御礼と感謝を表したい。

Universal Design Network Japan
サウンドスケープデザイナー 武者圭 武者様のプロフィールはこちらです

音響サイエンスシリーズ 5

  サイン音の科学
-メッセージを伝える音のデザイン論 -

岩宮眞一郎 九大教授 工博 著

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ジャンル:

発行年月日:
2012/03/28
判 型:A5
ページ :208頁
ISBN:
978-4-339-01325-2
定 価: 3,024円
(本体2,800円+税5%)

Book Review

『知識基盤社会のための人工知能入門』

人工知能は日々革新する学問である。その基礎は日々、掘り起こされ、新しい分野が開拓される。
本書は、新しい時代、人工知能がますます社会基盤の中に入って行くこれからの時代のために書かれた入門書である。伝統的な知識に重きを置かれて書かれており、その中にも新規のトピックが追加されている。
特に「状態空間」「グラフの探索」「ゲーム木」「知識表現」などの基礎が新しい視点から明確に解説されている点が特徴であり、本書が「多様化する知識とネットワークの時代」の視野に立って解説しようとする意図が見られる点である。
全体として本書は、これまでの人工知能の基礎を掘り起こし、これからの時代へ向けて必要な知識がコンパクトにまとめられており、初学者にとっては入門書として、既に知識を持っている方に対しては良きまとめとして十分に役立つ教科書である。
三宅陽一郎(ゲームAI開発者)

計測・制御テクノロジーシリーズ 16

  知識基盤社会のための人工知能入門

國藤進 北陸先端科学技術大学院特任教授 博士(工学) 著

中田豊久 新潟国際情報大講師 博士(知識科学) 著

羽山徹彩 金沢工大講師 博士(知識科学) 著

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発行年月日:
2012/05/25
判 型:A5
ページ :238頁
ISBN:
978-4-339-03366-3
定 価: 3,240円
(本体3,000円+税5%)

Book Review

水質関係に比べ、環境工学を意識して大気関係を扱った書籍は、あまり出版されていないように思います。私は大学で「大気環境工学」の授業を担当しておりますが、授業意図にあった教科書がなかなか見つからず苦労していました。その中で本書に出会い、初学者にもわかりやすい内容で大気環境工学に関することが要領よくまとめられており、早速教科書として採用させていただきました。使用した感想としては、これから大気環境工学について学ぼうとしている人や公害防止管理者(大気)を受験しようとしている人の入門書として最適であると思います。
(福井工業大学 辰巳佳次 先生)

土木・環境系コアテキストシリーズ F-2

  大気環境工学

川上智規 富山県立大教授 博士(工学) 著

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発行年月日:
2012/05/25
判 型:A5
ページ :188頁
ISBN:
978-4-339-05645-7
定 価: 2,592円
(本体2,400円+税5%)

Book Review

卒業研究時に制御工学を復習するために購入したのですが、数学・物理の基礎から制御の話へスムースに理解が出来、非常に読みやすい本であると感じました。また、乗り物の制御に絞って具体例がきちんと提示ある点でも、学習する上でなかなか興味を唆りました。演習問題の解説も丁寧であり、制御工学への理解が深まりました。
(栗宏様)

クルマとヒコーキで学ぶ   制御工学の基礎

綱島均 日大教授 博士(工学) 著

中代重幸 千葉工大准教授 博士(工学) 著

吉田秀久 防衛大教授 博士(工学) 著

丸茂喜高 日大准教授 博士(工学) 著

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発行年月日:
2011/03/28
判 型:A5
ページ :200頁
ISBN:
978-4-339-03200-0
定 価: 2,700円
(本体2,500円+税5%)

Book Review

『ほったいもいじるな』という日本語の諺や慣用句を、同じ響きに聞こえる英語に置き換えた本を編集した経緯から、この新刊が気になった。「不思議な音の科学」の章では音波やヘリウム音声の仕組み、マイクの指向性、マガーク効果、トンネルドン、ドップラ効果等のメカニズムについて専門的に解説されている。「音の都市伝説」では、数々の音に関する世間で広まっている言説に根拠が無い事を明かしており、目から鱗が落ちる。自殺の聖歌と呼ばれる"Sombre dimanche"や、デパートのBGMには店員だけが分かる意味が込められている事、客室乗務員が離着陸30秒間沈黙を義務づけられているSTS(Silent Thirty Seconds)等、音にまつわるトリビア話が紹介されており興味深い。またヘビーメタル史上最悪の訴訟沙汰と言われる、ジューダス・プリースト裁判で争われた逆回転で"Do it!"と聞こえるとされたサブリミナル効果について記述されている。末尾では科学者の矜持としてカール・ポパーの反証可能性に基づき、論文を査読されながら研究を続けていく重要性について述べている。
(ブサカル変集者 ハマザキカク)
※投稿者名につきましては、ご本人様の希望でこのような表記となっております。

  音の科学と擬似科学
-音の不思議と怪しい話 CD-ROM付 -

蘆原郁 産業技術総合研究所 学術博 著

坂本真一 (株)オトデザイナーズ代表取締役 博士(工学) 著

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発行年月日:
2012/02/16
判 型:A5
ページ :224頁
ISBN:
978-4-339-00829-6
定 価: 2,916円
(本体2,700円+税5%)

Book Review

職場でインバータの動作原理について話題になり、なんとなくは知っていたがちゃんと知りたくなったので購入した。教科書によくありがちな原理や数式などの羅列だけでなく、実用例を交えて説明しているところが素晴らしい。
私はインバータの動作原理が知りたくて買ったのだが、直流昇圧回路(例えば乾電池2本の3Vから携帯を充電するための5Vを作り出す回路)の原理などにも触れており、興味深かった。
電気工学を学ぶ人、電気系の仕事をしている人にはもちろん、電気の基礎的知識がある鉄道ファンの人にもおすすめできる。GTOサイリスタやVVVFインバータからなぜあのような音がするかも分かるので非常に面白い。
(黒マント様)

  パワーエレクトロニクス学入門
-基礎から実用例まで -

河村篤男 横浜国大教授 工博 編著

横山智紀 東京電機大教授 博士(工学) 著

船渡寛人 宇都宮大准教授 博士(工学) 著

星伸一 東京理科大教授 博士(工学) 著

吉野輝雄 東芝三菱電機産業システム(株) 博士(工学) 著

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発行年月日:
2009/02/27
判 型:A5
ページ :240頁
ISBN:
978-4-339-00803-6
定 価: 3,240円
(本体3,000円+税5%)

Book Review

本書の前半部には、色彩工学の基礎がコンパクトに紹介されていて、短時間で要領よく学ぶことができます。
しかし、本書の真価は後半部の色再現技術を中心とした応用編、特に第9章画像入力にあります。著者のマルチスペクトル入力装置に関する近年の研究成果が、わかりやすく紹介されています。
カメラや印刷などのデジタル化と技術の進歩に伴い、カラーマネージメントが注目を集めていますが、本書を通じてその理論を学ぶことができます。
(大学教員様)

  色彩工学の基礎と応用

嶋野法之 近大教授 工博 著

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ジャンル:

発行年月日:
2009/04/12
判 型:A5
ページ :190頁
ISBN:
978-4-339-00805-0
定 価: 2,592円
(本体2,400円+税5%)

Book Review

教師にぜひ読んでほしい教科書

私はこれまで、専門の制御工学のほか、機械製図、機械実習、機械要素設計、機構学などを担当してきました。機械設計を専門にやってきた人間ではありませんが、思いつくことを述べます。

「学生の時勉強したことは、全く役に立たない」などと話される卒業生が少なからずおられます。これは本意を外すと大変なことであり、要は、「学校で学んだことはその殆どが基礎であり、世の中に出たらそれがそのまま使えることほとんどない」という意味でしょう。もっともその基礎もあまりしっかり学んでいるともいえません。
ところが、教科書を外れて教員が熱く語られた事項は、なぜか記憶に長く残っているのも事実です。特に設計製図については、学生にJIS規格を学ばせることが主体になり勝ちです。

本著は、そのようななかで、常に「なぜでしょう?」、「こんなときどうしますか?」と問いかけ、わかりやすく丁寧に答えています。交通法令を教えながら実際に運転できるまで育てる自動車教習所での効果的な教育と通じるところがあります。このような場所では、なぜ一旦停車?、なぜ徐行?を、そして、君ならどうのように運転しますか?を考えさせるのです。
この教育法の延長には、豊かな創意工夫が生まれてくることでしょう。そのようなことを考えさせくれる本書でした。
教師にぜひ読んでほしい教科書かもしれません。
(熊本県立技術短期大学校 川嵜義則先生)

  教科書では教えない機械設計製図

北條恵司 小山高専准教授 博士(工学) 著

… 著者ホームページです
発行年月日:
2011/08/18
判 型:A5
ページ :144頁
ISBN:
978-4-339-04615-1
定 価: 2,160円
(本体2,000円+税5%)

Book Review

黒板アーキテクチャをきちんと扱った良書

「分散人工知能」 は本当に良い本で、かつ唯一きちんと黒板アーキテクチャを扱っています。参考にさせて頂いております。 (ゲーム開発者 三宅 陽一郎)

並列処理シリーズ 11

  分散人工知能

石田亨 京大教授 工博 著

片桐恭弘 公立はこだて未来大教授 工博 著

桑原和宏 立命館大教授 博士(工学) 著

… 著者ホームページです
発行年月日:
1996/12/30
判 型:A5
ページ :206頁
ISBN:
978-4-339-02591-0
定 価: 2,808円
(本体2,600円+税5%)
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