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Book Review

lattice 様

 言語学から数理モデルまで文理融合の幅広い知識が必要とされる、音声言語処理と自然言語処理についてわかりやすく学べる1冊です。
コロナ社から出版されている『自然言語処理の基礎』を読んで非常にわかりやすく興味深かったため、本書を読むことにしました。
音声言語処理のモデルはフーリエ変換からニューラルネットワークまで多岐にわたり、この本で個別の本を読んだり実装を始める前に、概要をつかむことができたのが良かったです。
対話システムや翻訳システムなど実社会でも使われている人間に近いシステムやインタフェースの説明も多く、数式レベルからそれらまでかなり多くの内容を扱っているので、少しずつ噛み砕いて読んでいきたいと思います。
章末問題とその解説、フリーソフトを使った演習も充実していて、読んで終わりにならない身につく内容でした。

  音声言語処理と自然言語処理  (増補)

中川聖一 豊橋技科大名誉教授・中部大教授 工博 編著

小林聡 元島根大准教授 博士(工学) 著

峯松信明 東大教授 博士(工学) 著

宇津呂武仁 筑波大教授 博士(工学) 著

秋葉友良 豊橋技科大准教授 博士(工学) 著

北岡教英 豊橋技科大教授 博士(工学) 著

山本幹雄 筑波大教授 博士(工学) 著

甲斐充彦 静岡大准教授 博士(工学) 著

山本一公 中部大准教授 博士(工学) 著

土屋雅稔 豊橋技科大准教授 博士(情報学) 著

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発行年月日:
2018/09/20
判 型:A5
ページ :302頁
ISBN:
978-4-339-02888-1
定 価: 3,456円
(本体3,200円+税5%)

Book Review

読者モニターレビュー【Y.N.様(大学生)】

コロナ社様の次世代信号情報処理シリーズの入門ともなる1冊だと感じました。
今までになかった数学書と技術書の架け橋になる内容で,高校数学から発展した内容まで丁寧に解説されているのが魅力です。理工系の大学で授業についていけない場合にも役に立つのはもちろん,信号処理分野に馴染みのなかった人が必要な数学の知識を習得するのにとてもわかりやすい本だと思います。

まえがきにあったように,プログラミング言語PythonやMATLABで実装するときに役に立つ表記が用いられており,数学書よりもわかりやすい書き方で理解が進みます。基礎を学んだ後でプログラミングをする人も,今までプログラミングをやってきたけど信号処理はあまり触れてこなかった人にも役立つのではないでしょうか。数学書と技術書の架け橋という位置付けのため,プログラムのコードは載っていません。基礎知識を本書で理解しながら『Python信号処理』で手を動かすのが,最初のステップとして良いのではないかと読んでいて思いました。

次世代信号情報処理シリーズ 1

  信号・データ処理のための行列とベクトル
-複素数,線形代数,統計学の基礎 -

田中聡久 東京農工大教授 博士(工学) 著

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発行年月日:
2019/08/05
判 型:A5
ページ :224頁
ISBN:
978-4-339-01401-3
定 価: 3,564円
(本体3,300円+税5%)

Book Review

hal 様

コンピュータアーキテクチャ (コンピュータサイエンス教科書シリーズ 6 )よりも図や説明がわかりやすく、コーヒーブレイクなどの紹介も役に立ちました。例題もしっかり解説がついているので、初心者でも読んで問題を解くと力がつく1冊だと感じました。ただ、タイトルが『コンピュータのしくみ』となっていてコンピュータアーキテクチャの本かどうか判断できず、実際に読んでみてわかりました。

  コンピュータのしくみ

吉川雅弥 名城大教授 博士(工学) 著

泉知論 立命館大教授 博士(工学) 著

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発行年月日:
2017/02/27
判 型:A5
ページ :200頁
ISBN:
978-4-339-02867-6
定 価: 2,700円
(本体2,500円+税5%)

Book Review

読者モニターレビュー【K.O.様(所属:機械メーカ・研究職,専門:制御工学)】

本書籍は、確率で表記されるダイナミクスを持つシステムに対して、制御理論の適用手法について解説された本となります。
特に、制御工学の立場から話が展開されており、現代制御理論を勉強した人が確率システムの制御とはどのようなものか、雰囲気を知るために適していると感じました。また、各章末の問題は記載されていませんが、文章内に数値例が紹介されているため、必要に応じて、自分でプログラムを組みながら読み進めることで、より理解を深めることができると感じました。

シリーズ 情報科学における確率モデル 6

  確率システムにおける制御理論

向谷博明 広島大教授 博士(工学) 著

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発行年月日:
2019/07/03
判 型:A5
ページ :270頁
ISBN:
978-4-339-02836-2
定 価: 4,212円
(本体3,900円+税5%)

Book Review

M.K.様(大学院・航空宇宙システム制御専攻)

この本は,厳密な証明や解説は他書に譲り,確率システムと制御に関する要点の証明・最新の研究動向の紹介があるような,いわゆる橋渡しとなるテキストのように感じました。
前書きに"ダイナミクスを前提とした動的ゲーム理論に関する書籍は(中略),和書ではなかなか見当たらない"とある通り,和書には珍しい動的ゲーム理論が紹介される点で特に他書と差別化しているようです。
比較的行間が広いため,参考文献に挙げられているテキストを随時参照しながら,この本の行間を埋めていくようなセミナー等に適すると思われます(※)。特に現代制御論・確率解析のいずれかに関する基礎知識を持つ方は,この本で確率システムの制御理論を概観することができると思われます。
個人的には,リカッチ代数方程式とシュール分解について詳しく書かれている点(第4章),非線型確率システムの H∞ 制御について書かれている点(第6章),また各章のまとめで辿った道筋と応用先を明確に示している点が良いと感じました。
(※) より行間が狭く書かれた確率システムの入門書としては,本書でも随所に引用されている「大住 晃:確率システム入門(システム制御情報ライブラリー), 朝倉書店(2002)」が挙げられます。こちらではカルマンフィルタについても取り挙げられています。

シリーズ 情報科学における確率モデル 6

  確率システムにおける制御理論

向谷博明 広島大教授 博士(工学) 著

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発行年月日:
2019/07/03
判 型:A5
ページ :270頁
ISBN:
978-4-339-02836-2
定 価: 4,212円
(本体3,900円+税5%)

Book Review

読者モニターレビュー【Y.N.様(大学生)】

デモ版をダウンロードする環境構築から制御をC言語で書いてみる例まで掲載されていて,パワーエレクトロニクスに特化したソフトウェアのPSIM(ピーシム)を入門から自分で制御するまで学べる1冊です。PSIMの画面画像が十分に掲載されているので,ソフトウェアを動かしながら,読み進めるのに適しています。
日本パワーエレクトロニクス協会が監修した本書は,非常に信頼性・専門性共に高い内容ですが,PSIMの画面画像や易しい文章のおかげで読みやすいと感じました。MATLAB/Simulinkとの連携についても付録で丁寧に説明されており,理解から実装への今までになかった橋渡しとなる参考書ではないでしょうか。

  ゼロからわかる回路シミュレータPSIM入門

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発行年月日:
2019/06/13
判 型:A5
ページ :192頁
ISBN:
978-4-339-00921-7
定 価: 2,916円
(本体2,700円+税5%)

Book Review

読者モニターレビュー【S様】

本書は,ソーシャルビッグデータの分析について,実際のコードを動かしながら分析手法を学ぶことができます。
技術的な概要を学び,実際にコードを動かして全体的な流れを身に着けるというコンセプトで書かれているため、これからデータ分析を始めたい人のための入門書として良いと思います。

本書は二部構成となっています。
第一部では,最初にソーシャルビックデータの定義とその分析について説明します。
ソーシャルビッグデータの分析とは,例えば地図情報などの実世界のデータと,twitterやflickrなどのソーシャルデータを同期データを分析することを指します。
分析の具体例として,観光地の満足度を分析するという例が本書では取り上げられています。
これは,ツイートの位置情報,および,その位置に至る前後のツイートからその位置の満足度を分析するというものです。これによって様々な場所についてその場所の価値(満足度)を評価できるという例です。

そのあとに,データマイニングのプロセスや、データマイニングの手法,機械学習の手法について学びます。
データマイニングのプロセスでは,データの選択,データの前処理,データの変換,パターン・知識の発見,解釈と評価という一連のプロセスについて学びます。
手法では,階層的クラスタリングやk-meansなどのクラスタリング,k近傍法,決定木,SVMなどの分類手法に概要に触れています。

第一部では,ソーシャルビックデータの定義とその分析が実例をもとに説明されていて理解しやすかったです。
また,様々な手法の概要がシンプルに説明されていて,どのような手法なのか把握しやすかったです。

第二部では,ウェブ環境の構築,データ収集,可視化,分析について学びます。
ウェブ環境の構築では,nodejsを使った,webサーバ,websocket, MongoDBの基本的な使い方に触れます。

次に,twitter,Flickr,オープンな地図情報のOpenStreetMapなどのデータ収集方法とクローラーを実装します。
twitter,Flickrは検索によりデータを収集します。これらを使うときにはAPIキーの取得が必要ですが,取得方法については本の範囲外なので,自分で調べる必要があります。

そして,クロールしたソーシャルデータの可視化方法として,散布図,ワードクラウド,地図描画,ヒートマップといった例を上げています。

最後に,pythonを使って,線形回帰,k-means,DBSCAN,機械学習,TF-IDFなどの分析を実際に行います。
pythonのコードについてはほとんど解説がありませんでした。
pythonでの機械学習の実装についてを本書に期待している場合には期待外れになると思います。

第二部はgithubにソースコードがすべて公開されているので,これらを動かして確認しながら学ぶことができたので良かったです。
ソースコードは必要最小限の構成として書かれているので,理解しやすいです。ただし,事前知識としてnodejsで書かれたjavascriptのコードを読むための簡単な知識が必要です。

  フルスタックJavaScriptとPython機械学習ライブラリで実践するソーシャルビッグデータ
-基本概念・技術から収集・分析・可視化まで -

石川博 首都大東京教授 博士(理学) 編著

横山昌平 首都大東京准教授 博士(工学) 著

廣田雅春 岡山理科大講師 博士(情報学) 著

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発行年月日:
2019/02/18
判 型:B5
ページ :192頁
ISBN:
978-4-339-02889-8
定 価: 3,456円
(本体3,200円+税5%)

Book Review

読者モニターレビュー【H様】

まえがきを読むと,『エントロピーの幾何学』というユニークなタイトルは,読者が誤って,甘利俊一氏によって創始された情報幾何(指数型分布族という確率分布のある特別なクラスにおける幾何)の本だと勘違いして本書を手にとることを防ぐためにつけたと書かれている。
では,『エントロピーの幾何学』とは,一体どんな種類の幾何について書かれた本なのか? 実は本書は,情報幾何等,これまでの幾何ではうまく取り扱えなかった非指数型分布族の幾何を展開した本なのである。
おりしも世間は,空前の人工知能(AI)ブームに沸いている.多くの研究者の手により開拓されてきた情報幾何の道具たちは,推定量の有効性評価,ニューラルネットの解析,破滅的忘却を防ぐ正則化項など,人工知能研究に欠くことのできないツール群の一翼を担っているため,情報幾何に対する若い人々のまなざしは日に日に熱さを増している。
こうしたなか,本書は,τ-情報幾何と名付けられた新しい幾何を展開する.情報幾何が,正規分布のような,我々にとって馴染みのある確率分布の幾何を教えてくれたように,τ-情報幾何は,q-正規分布などの,べき型の確率分布の幾何を教えてくれる。q-正規分布などのべき型の確率分布は,非加法的エントロピーの世界とつながっていて,そこでは物理学における非平衡現象や,カオス,フラクラルなどがあらわれる.大変魅力的な幾何なのである。
しかも,本書は,スケール変換を駆使して,加法的エントロピーと非加法的エントロピーを行き来する方法を教えてくれる。当たり前のように書かれているが,大学で統計物理を学んだばかりの学部生に,加法的エントロピーと非加法的エントロピーを行き来する方法がある,なんて教えたら,眼をぱちくりさせて驚くだろう。それだけに留まらない。第11章では,このエントロピーの加法・非加法変換が,素粒子論・宇宙論に登場するホログラフィー原理(AdS/CFT対応)と関連することが示唆される。

参考:田中勝先生の講演スライド「非加法的エントロピーを加法的エントロピーにする方法 ーAdS/CFT対応の情報幾何バージョンー 」
[http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~afujioka/talk/tanaka.pdf]

本書を読めば,機械学習,物理,数学の分野で,我々が親しんでいる世界の先に,全く新しい未開の沃野が広がっていたことに気付かされるだろう。

シリーズ 情報科学における確率モデル 5

  エントロピーの幾何学

田中勝 福岡大教授 理博 著

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発行年月日:
2019/05/10
判 型:A5
ページ :206頁
ISBN:
978-4-339-02835-5
定 価: 3,240円
(本体3,000円+税5%)

Book Review

読者モニターレビュー【M.K.様(大学院・航空宇宙システム制御専攻)】

本書は,アナログ/デジタル変換の基礎となる信号処理の基本(サンプリング定理・量子化等)から,A/D変換・D/A変換の原理の解説を経て近年の技術動向まで概説する内容となっている。
私は機械工学専攻のため信号処理に関しては知識が欠けていると感じていたが(ラプラス変換・フーリエ変換を履修した程度),この本では全編に渡って数式の展開や図解が豊富であり,理解の助けになった。また,参考文献も豊富に提示されており,A/D変換の基礎から最新の動向へのスムーズな橋渡しになる本であると思われる。

  アナログ/デジタル変換入門
-原理と回路実装 -

和保孝夫 上智大教授 理博 著

… 著者ホームページです
発行年月日:
2019/03/28
判 型:A5
ページ :284頁
ISBN:
978-4-339-00918-7
定 価: 4,320円
(本体4,000円+税5%)

Book Review

読者モニターレビュー【Y.N.様(大学生)】

アナログ/デジタル変換の入門である「標本化・量子化・符号化」の基礎から基本回路,D/A変換器とA/D変換器,そして最新のアナログ/デジタル変換技術の動向までを幅広く数式と回路図で説明した1冊です。
タイトルには「入門」とありますが,フーリエ変換や微積分など大学数学と電気・電子工学の基礎,回路の読み方は別の入門書で読んだ上で本書を読むと,「アナログ/デジタル変換の入門」を学ぶことができるという内容でした。引用・参考文献では,本分野について詳しく書かれた洋書から近年の論文まで数多く紹介されており,「アナログ/デジタル変換」について知見を広げていくのに役立つ1冊です。

  アナログ/デジタル変換入門
-原理と回路実装 -

和保孝夫 上智大教授 理博 著

… 著者ホームページです
発行年月日:
2019/03/28
判 型:A5
ページ :284頁
ISBN:
978-4-339-00918-7
定 価: 4,320円
(本体4,000円+税5%)
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