知能化技術と意志決定支援システム

知能化技術と意志決定支援システム

本書は意思決定という問題解決行為を,構造化されていない(解決手続きが決まっていない)問題の解決という視点で考える。そしてこれらの問題に対し,最近の動向をふまえ,技術と適用分野の両面から知的DSSに焦点をあて紹介した。

ジャンル
発行年月日
1994/04/20
判型
A5
ページ数
208ページ
ISBN
978-4-339-08353-8
知能化技術と意志決定支援システム
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定価

3,080(本体2,800円+税)

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本書は意思決定という問題解決行為を,構造化されていない(解決手続きが決まっていない)問題の解決という視点で考える。そしてこれらの問題に対し,最近の動向をふまえ,技術と適用分野の両面から知的DSSに焦点をあて紹介した。

まえがき
第1章 意思決定と支援システムー研究開発の歴史と現状ー
 1.1 意思決定研究の流れ
  1.1.1 意思決定過程研究
  1.1.2 意思決定分析
  1.1.3 意思決定行動記述モデル研究
  1.1.4 システム利用過程研究
  1.1.5 システム構築技術
  1.1.6 意思決定研究学派の比較
 1.2 意思決定支援システムの概念と事例
  1.2.1 意思決定の分類と情報処理
  1.2.2 DSS のシステム概念
   (1) DSSの定義
   (2) DSSの機能的分類
   (3) DSSの構成
   (4) グループDSS
   (5) DSSとSIS・MISの比較
  1.2.3 DSSの事例
   (1) 市販システム
   (2) 市販分散処理指向システム
   (3) パーソナル・コンピュータ/ワークステーション用ソフトウェアツール
   (4) TSSサービス
   (5) 特定のDSS
第2章 意思決定過程支援システム
 2.1 システムズアプローチ
  2.1.1 システムとシステム思考
  2.1.2 システムズアプローチ/工学の問題解決・目標指向性とDSS
 2.2 意思決定過程と情報の構造化
  2.2.1 意思決定過程
  2.2.2 情報と情報処理概念
  2.2.3 意思決定過程における情報変換のフレームワーク
     ー情報の構造化モデルと定式化ー
   (1) フレームワーク構築の考え方ー情報の構造化変換ー
   (2) 情報の構造化モデルMISDP
   (3) 情報の構造化過程の定式化
   (4) 主意思決定過程における情報の構造化変換
   (5) 情報の構造化モデルによる事例の記述
   (6) 課題
第3章 意思決定支援システムの知能化技術
 3.1 知的意思決定支援への接近
  3.1.1 意思決定問題
  3.1.2 主観的評価支援
  3.1.3 知的意思決定支援のための環境
   (1) 既存DSSからの要請
   (2) 意思決定分析法からの要請
   (3) エキスパートシステムからの要請
 3.2 知識工学技術
  3.2.1 DSSの進化的設計アプローチ
  3.2.2 知識ベースシステム構築技法
   (1) 前向き推論型推論プロダクションシステム
   (2) KORE/IEのワーキングメモリ
   (3) KORE/IEのルール記述
   (4) KORE/IEの実行
  3.2.3 知識ベースシステムに基づくDSS
 3.3 知能化技術
  3.3.1 事例に基づく知識利用
   (1) ルールインダクション 
   (2) 事例ベース推論
  3.3.2 ニューラルネットワーク
第4章 戦略的経営・研究開発向け意思決定過程支援システム
 4.1 戦略的経営と研究開発
  4.1.1 戦略経営論
  4.1.
2 企画の過程
  4.1.3 研究開発の過程
 4.2 研究開発向け意思決定過程支援システム
  4.2.1 研究開発に関するニーズ・シーズ情報
  4.2.2 RDSS:Research Decision Support System
   (1) システムの概要
   (2) 研究情報体系化データベース作成支援機能
   (3) 研究分野地図
   (4) 研究分野地図のカラーグラフィック表示
   (5) システム化計画法による研究開発パスの選択支援
  4.2.3 RDSSを使った支援実験
   (1) 実験の概要
   (2) 実験結果と知見
  4.2.4 情報変換のフレームワークとの対応
  4.2.5 展望
第5章 ビジネスの分野における意思決定支援システム
 5.1 はじめに
 5.2 企業分析への知能化技術の利用
 5.3 企業診断への知能化技術の利用
  5.3.1 企業診断エキスパートシステム
   (1) 知識表現
   (2) 企業診断モデル
  5.3.2 企業診断モデルの洗練化
   (1) 知識洗練化機構の概観
   (2) 企業診断ESの失敗の型
   (3) 属性値レベルの企業知識洗練化戦略
   (4) 構造レベルの企業知識洗練化戦略
  5.3.3 企業診断エキスパートシステムの実行例と評価
 5.4 株式市場分析への知識化技術の利用
  5.4.1 テクニカル分析エキスパートシステム
   (1) 入力データ
   (2) コンバータ
   (3) ワーキングメモ
   (4) ルールベース
   (5) 推論エンジン
   (6) 実験と評価
  5.4.2 テクニカル分析ルール洗練化システム
   (1) ルール洗練化戦略
   (2) ルール洗練化システムの構成
   (3) ルール洗練化システムの評価
  5.4.
3 ルールインダクションを併用したルール洗練化システム
   (1) システムの構成
   (2) 実験の概要と評価
  5.4.4 ファンダメンタル分析と事例ベース推論
 5.5 おわりに
参考文献
索引

戸田 光彦(トダ ミツヒコ)

山口 高平(ヤマグチ タカヒラ)