磁石の世界

新コロナシリーズ 31

磁石の世界

永久磁石の発展の歴史を踏まえ,現在広く実用されているいろいろな種類,特性,製造法等の大要をまとめた後,さまざまな応用とその原理について詳しく説明している。また,その理解に必要な基礎的性質について易しく解説している。

ジャンル
発行年月日
1995/08/25
判型
B6
ページ数
164ページ
ISBN
978-4-339-07681-3
磁石の世界
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定価

1,320(本体1,200円+税)

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永久磁石の発展の歴史を踏まえ,現在広く実用されているいろいろな種類,特性,製造法等の大要をまとめた後,さまざまな応用とその原理について詳しく説明している。また,その理解に必要な基礎的性質について易しく解説している。

1. 磁石の種類と歴史
 磁石の歴史
  ○ 初期の磁石
  ○ アルニコの時代
  ○ フェライト磁石の出現
  ○ 希土類磁石の登場
  ○ その他の磁石
 磁石の種類と特徴
  ○ アルニコ磁石
  ○ フェライト磁石
  ○ サマリウム・コバルト磁石
  ○ ネオジウム・鉄・ボロン磁石
  ○ ボンド磁石
 各種磁石の製造法
  ○ アルニコ磁石
  ○ フェライト磁石
  ○ サマリウム・コバルト磁石
  ○ ネオジウム・鉄・ボロン磁石
  ○ ボンド磁石
2. 家庭の中にある磁石
 磁石ホルダ
 スピーカ
 電話機
 発電ランプ
 直流モータ
 冷蔵庫の扉
 健康器具
 方向磁石(羅針盤)
 積算電力計
 電流計(電圧計)
 リードスイッチ(体温計)
 磁気テープ
 マグネトロン
3. 変わった磁石の使い方
 牛の胃内留置磁石
 ダンス人形
 義歯
 鍵
 サーマルリレー
 磁気振り子
 マグネットカップリング
 複写機
 マグネットチャック
 磁気分離
 ステッピングモータ
 ボイスコイルモータ
 ドットプリンタ
 磁気歯車
4. 自動車に使われている磁石
 ワイパーモータと燃料ポンプ
 油圧制御アクチュエータ
 スピードメータ
 交差コイル式ゲージ(電気式スピード・タコメータ)
 磁気抵抗素子式(MRE)センサ
 マグネトー(磁石式発電機)
 オートドアロック
 アンチブロックシステム用センサ
5. 磁石のいろいろな性質
 異極は吸収し、同極は反発する(クーロンの法則)
 つねに同時に異符号の磁極がある(磁気モーメントの話)
 鉄を引き付ける(磁区の話)
 方向によって強さの違うことがある(磁気異方性の話)
 長さにより磁気の大きさが変化する(磁石には有効な長さがあること)
 高い保磁力をもっている(ヒステリシス曲線と減磁曲線のこと)
 自ら減磁作用をもっている(反磁界と最大エネルギー積のこと)
 電流の流れている導線に作用する(フレミングの左手の法則)
 電子の運動方向を変える(ローレンツ力の話)
 コイルに電圧を誘起する(ファラデーの法則)
あとがき
参考文献

amazonレビュー

加藤 哲男(カトウ テツオ)