色再現工学の基礎

色再現工学の基礎

  • 大田 登 米国ロチェスター工科大教授

印刷・写真・テレビをはじめ,現在ではコピーもカラー化されており,それらの色再現を色彩工学から説明。色の基礎的な事実を紹介し,表色系の原理,色再現理論を平易に解説した。さらに,色再現の実際と最適化の最近の進歩を紹介。

ジャンル
発行年月日
1997/09/10
判型
A5 上製
ページ数
280ページ
ISBN
978-4-339-07644-8
色再現工学の基礎
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印刷・写真・テレビをはじめ,現在ではコピーもカラー化されており,それらの色再現を色彩工学から説明。色の基礎的な事実を紹介し,表色系の原理,色再現理論を平易に解説した。さらに,色再現の実際と最適化の最近の進歩を紹介。

1. 光と視覚
1.1 光
1.2 色覚の機構
1.3 色の三色表示
2. 色の表示方法
2.1 RGB表色系
2.2 XYZ表色系
2.3 色温度と相関色温度
2.4 標準の光と補助標準の光
2.5 均等色度図
2.6 均等色空間
2.7 色差と心理的相関量
  参考1(2.2) 原色の変換
  参考2(2.3) プランクの放射則
  参考3(2.5) uv色度図
  参考4(2.6) その他の均等色空間
3. 色の測定方法
3.1 刺激値直読方法
3.2 分光測色方法
3.3 測定の幾何学的条件
3.4 測色値の計算方法
3.5 均等色空間での測色値
3.6 光学濃度の種類と測定方法
3.7 積分濃度と解析濃度
3.8 デバイス独立色とデバイス依存色
  参考1(3.2) 蛍光物質の分光測色
  参考2(3.6) ウェーバー-フェヒナーの法則
  参考3(3.7) 解析濃度と積分濃度の関係
4. 色の混合
4.1 混色の種類
4.2 加法混色
4.3 加法混色の計算方法
4.4 減法混色
4.5 減法混色の計算方法
4.6 条件等色
4.7 カラーマッチングのアルゴリズム
4.8 分光カラーマッチングのアルゴリズム
  参考1(4.5) ランベルト-ベールの法則
  参考2(4.7) はさみ打ち法によるカラーマッチング
  参考3(4.7) シンプレックス法によるカラーマッチング
  参考4(4.7) 均等色空間でのカラーマッチング
  参考5(4.8) ミニマック法による分光カラーマッチング
5. 色再現の原理
5.1 色再現の目標
5.2 加法混色による色再現
5.3 減法混色による色再現
5.4 分光感度と等色感度
5.5 オリジナルの輝度と調子再現
5.6 加法混色と減法混色の三原色
5.7 色再現性の評価方法
  参考1(5.2) 応答量と混色量の関係
  参考2(5.3) 副吸収を持つブロック色素に対する等色感度
  参考3(5.3) 現実のC,M,Yのブロック色素による近似
  参考4(5.5) 表面反射を伴うときの反射率
  参考5(5.6) 四原色による色再現域
  参考6(5.6) 最明色の分光反射率と色再現域
6. 色再現の実際と色補正の方法
6.1 カラーテレビの色再現
6.2 分光感度の補正
6.3 カラー写真の色再現
6.4 重層効果とカラードカプラー
6.5 カラー印刷の色再現
6.6 原色量と測色値の関係
6.7 ディジタル色補正の方法
  参考1(6.1) NTSC方式の等色感度の求め方
  参考2(6.1) 伝送信号Y,I,Qの定義
  参考3(6.1) 帯域の考え方
  参考4(6.5) 写真的方法による分解網フィルムの作製
  参考5(6.5) 写真的方法によるマスキング
  参考6(6.6) ブロック色素近似による測色値の計算方法
  参考7(6.6) 主成分分析法による成分色素の分光濃度の推定方法
  参考8(6.6) 反射型カラープリントでのカラーマッチング
  参考9(6.7) システム変数への変換方法
  参考10(6.7) 補間法の簡単な例
7. 色再現要因の評価と最適化
7.1 分光感度の評価方法
7.2 分光感度の最適化
7.3 色素の分光濃度の評価方法
7.4 色素の分光濃度の最適化
7.5 色補正の最適化
7.6 色再現シミュレーションの方法
  参考1(7.1) q係数の計算方法
  参考2(7.1) 変動幅Δmの計算方法
  参考3(7.2) 分光感度S(λ)の形に対する制限条件
  参考4(7.3) 最高濃度に制限があるときの色再現域の計算方法
  参考5(7.6) マルチバンド写真法で必要なチャネル数の推定
付表
謝辞
引用・参考文献
索引

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大田 登(オオタ ノボル)