新版 埼玉県 地学のガイド - 埼玉県の地質とそのおいたち -

地学のガイドシリーズ 4

新版 埼玉県 地学のガイド - 埼玉県の地質とそのおいたち -

埼玉県は,山地,丘陵地,平野部と地域特性を示す地学現象が豊富に見られる。この自然環境を多角的にとらえ解説するとともに,代表的な地域を興味深く紹介した。

ジャンル
発行年月日
1992/10/20
判型
B6
ページ数
308ページ
ISBN
978-4-339-07540-3
新版 埼玉県 地学のガイド - 埼玉県の地質とそのおいたち -
品切・重版未定
当面重版の予定がございません。

定価

2,750(本体2,500円+税)

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埼玉県は,山地,丘陵地,平野部と地域特性を示す地学現象が豊富に見られる。この自然環境を多角的にとらえ解説するとともに,代表的な地域を興味深く紹介した。

I. 埼玉県の自然環境
1. はじめに
2. 埼玉県の四季の気象
  2.1 野外観察に適した季節
  2.2 四季の気象の特徴
3. 雪・霜・ひょう
  3.1 降雪
  3.2 霜
  3.3 ひょう
4. 海風と陸風
  4.1 大気汚染と風
  4.2 海風と陸風
  4.3 埼玉県における海風と陸風
5. 利根川と荒川のつけかえ
6. 地震災害・地すべり・地盤沈下
7. 地形とその区分
  7.1 県境
  7.2 地形と地質の関係
  7.3 地形区分の実際
8. 歴史上の大洪水
9. 都市気候
  9.1 気温・湿度の経年変化──熊谷市の場合
  9.2 気温の分布
10. 地学分野の課題
II. 野外観察に出かける前の準備
1. 心構えと安全面についての注意
2. 準備すること
3. 野外観察の基本的なことがら
III. 埼玉県の地学めぐり
1. 平野部からの景観
  1.1 埼京線に沿って
  1.2 武蔵野線に沿って
  1.3 関越自動車道に沿って
  1.4 東北自動車道に沿って
2. 低地と台地
  2.1 水上バス紀行──荒川の流れとともに
  2.2 荒川低地──縄文時代の海を求めて
  2.3 中川低地──古利根川の流路跡をさぐる
  2.4 朝霞台──東京層を追う
  2.5 所沢台──関東ローム層をさぐる
  2.6 大宮台地──大宮台地を歩く
3. 丘陵地
  3.1 加治丘陵~狭山丘陵──古多摩川の流れを追う
  3.2 比企南丘陵
  3.3 吉見丘陵──吉見百穴と変成岩
  3.4 比企北丘陵──生きている地球を探そう
  3.5 本庄・児玉付近──残丘の誕生をさぐる
  3.6 荒川中流域─立ヶ瀬~平方間──地層が語る当時の環境
4. 外縁山地
  4.1 寄居付近と金勝山
  4.2 武蔵嵐山と小川盆地
  4.3 越辺川流域──県立黒山自然公園
  4.4 高麗川流域
  4.5 名栗川流域
5. 長瀞と丸山・堂平
  5.1 荒川流域を中心として
  5.2 芦ヶ久保から丸山林道
  5.3 都幾川流域・堂平・安戸付近
6. 秩父盆地とその周辺
  6.1 城峰~阿熊川
  6.2 猪鼻~三峰口~日野
  6.3 岩殿沢周辺
  6.4 皆野から黒谷にかけての荒川流域
  6.5 松井田~奈倉~藤六
  6.6 浦山口周辺と尾田蒔丘陵
  6.7 横瀬川・武甲山周辺
  6.8 出牛─黒谷断層
7. 奥秩父
  7.1 山中地溝帯
  7.2 秩父鉱山・中津川流域
8. 見学を中心として
  8.1 浦和市青少年宇宙科学館
  8.2 浦和市立郷土博物館
  8.3 戸田市立郷土博物館
  8.4 埼玉県立博物館
  8.5 埼玉県立自然史博物館
  8.6 県立羽生水郷公園とさいたま水族館
  8.7 地球観測センター
IV. 野外観察のし方
1. 川の流れと川原の礫の調べ方
2. 段丘地形の調べ方
3. 火成岩と変成岩の調べ方
4. 堆積構造と古流向の調べ方
5. 地質時代の推定のし方・考え方
V. 地質環境のおいたち
1. 日本列島における埼玉県の位置づけ
2. 秩父中・古生層と長瀞変成岩類の時代
3. 盆地と丘陵の時代
4. 台地や低地の形成──埼玉の第四紀古環境のうつりかわり
VI. 資料
花粉化石
ケイソウ化石
有孔虫化石
貝化石
岩石
堆積構造

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埼玉県地学教育研究会(サイタマケンチガクキョウイクケンキュウカイ)