人間科学と福祉工学

人間科学と福祉工学

人間科学とは,人間を総合的にとらえ直そうという試みである。本書では,機器設計論に偏ることなく,人間科学という視点から福祉工学を俯瞰し,理工系だけでなく,医療・看護・福祉分野で必要とされる知識を解説した。

ジャンル
発行年月日
2007/05/17
判型
A5
ページ数
172ページ
ISBN
978-4-339-07093-4
人間科学と福祉工学
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定価

2,530(本体2,300円+税)

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人間科学とは,人間を総合的にとらえ直そうという試みである。本書では,機器設計論に偏ることなく,人間科学という視点から福祉工学を俯瞰し,理工系だけでなく,医療・看護・福祉分野で必要とされる知識を解説した。

第1章 福祉工学
1.1 幸せになる技術
1.2 生体への工学的アプローチ
 1.2.1 定量化
 1.2.2 生物リズム
 1.2.3 加齢
 1.2.4 適正環境のとらえ方
1.3 福祉機器の分類
1.4 福祉機器の規格
 1.4.1 ISO規格
 1.4.2 ICF規格
 1.4.3 CCTA
1.5 移植医療・ティッシュエンジニアリングと福祉機器
1.6 研究と医の倫理
 1.6.1 ニュルンベルク綱領
 1.6.2 ヘルシンキ宣言
 1.6.3 ベルモントリポート
 1.6.4 その他
演習問題

第2章 人間科学と福祉
2.1 人間を科学する
 2.1.1 人間科学とはなにか
 2.1.2 生体情報と人間科学
2.2 障害を科学する
 2.2.1 身体障害
 2.2.2 知的障害
 2.2.3 精神障害
2.3 障害者とその医療
 2.3.1 障害とはなにか
 2.3.2 重度・重複化する障害と医療
演習問題

第3章 福祉機器
3.1 信頼性設計
 3.1.1 冗長な設計
 3.1.2 フェイルセーフ設計
 3.1.3 フールプルーフ設計
 3.1.4 フォールトトレラント設計
3.2 移動機器
 3.2.1 車いす
 3.2.2 福祉自動車
3.3 コミュニケーション機器
 3.3.1 コミュニケーション障害
 3.3.2 アクセシブルテクノロジー
 3.3.3 ノンバーバルコミュニケーション
 3.3.4 ブレイン-マシンインターフェース
3.4 聴覚を補償する機器
 3.4.1 音と聴覚
 3.4.2 聴覚障害とは
 3.4.3 補聴器
 3.4.4 人工内耳
3.5 建築・住宅環境
 3.5.1 ノーマライゼーションの概念
 3.5.2 バリアフリーデザイン
 3.5.3 住環境
3.6 障害者スポーツ
演習問題

第4章 暮らしとユニバーサルデザイン
4.1 衣食住をデザインする
4.2 ハードからハートへ
4.3 やさしいまちづくりへの取組み
 4.3.1 富山県(八尾町)における取組み
 4.3.2 「富山型デイサービス」の取組み
4.4 一般製品とユニバーサルデザイン
 4.4.1 ユニバーサルデザインの概念
 4.4.2 ユニバーサルデザインの広がり
4.5 ユニバーサルデザインと福祉機器
 4.5.1 福祉機器との関係
 4.5.2 オーファンプロダクツとの関係
演習問題
付録 福祉にかかわる資格
1 医療系の資格
2 社会福祉系の資格
参考文献
演習問題の解答
工学索引(和文・英文)
看護学索引(和文・英文)