科学技術と共に歩む

第1章 持続可能な発展

1.1 はじめに
1.2 イオン液体とは
1.3 ルイス酸性とルイス塩基性

第2章 イオン液体の合成と物性

2.1 はじめに
2.2 合成法
　2.2.1 アニオン交換法
　2.2.2 簡便な合成法(酸エステル法)
　2.2.3 中和法
2.3 構造と物性
　2.3.1 イオン液体の構造
　2.3.2 導電率
　2.3.3 イオン液体の極性
　2.3.4 極性評価方法
2.4 分離・抽出
　2.4.1 分離・抽出溶媒
　2.4.2 超臨界CO2の利用
　2.4.3 層分離現象
2.5 分子集合性イオン液体
　2.5.1 分子集合体
　2.5.2 二分子膜の形成
　2.5.3 双性イオンタイプの塩
　2.5.4 トリプルイオン型塩
　2.5.5 ポリエーテル系塩
　2.5.6 液晶性イオン流体
2.6 イオン液体の新しい動き
　2.6.1 薗頭反応
　2.6.2 環化反応
　2.6.3 担体としてのイオン液体

第3章 溶剤としてのイオン液体

3.1 反応場としてのイオン液体
　3.1.1 イオン液体と酸触媒が作る反応場
　3.1.2 金属触媒とイオン液体が作る反応場
　3.1.3 イオン液体と塩基からできる反応場
　3.1.4 イオン液体からできるさまざまな反応場
3.2 生体触媒を利用する機能性反応場としてのイオン液体
　3.2.1 生体触媒とイオン液体の共存性
　3.2.2 イオン液体反応媒体による酵素触媒不斉反応
3.3 イオン液体と酸から構築される反応場
　3.3.1 ルイス酸の担持された系
　3.3.2 Morita-Baylis-Hillman反応
　3.3.3 マイケル付加反応
　3.3.4 金属試薬の調製と反応
　3.3.5 Horner-Wadsworth-Emmons反応
　3.3.6 高温化でのいくつかの反応
　3.3.7 有機分子触媒系
　3.3.8 ニコチン由来の光学活性なイオン液体
　3.3.9 抗体酵素を触媒として利用する反応場
　3.3.10 フッ素化反応
　3.3.11 不斉シアノ化反応
　3.3.12 ヒドロホルミル化反応


第4章 イオン液体中での有機電解反応

4.1 はじめに
4.2 電解質としてのイオン液体の歴史的背景
4.3 イオン液体の電気化学的特性
　4.3.1 イオン液体の導電率
　4.3.2 イオン液体の電気化学的安定性(電位窓)
4.4 イオン液体中でのボルタンメトリー
　4.4.1 クロロアルミナート系イオン液体中でのボルタンメトリー
　4.4.2 非クロロアルミナート系イオン液体中でのボルタンメトリー
4.5 イオン液体中での有機電解合成
　4.5.1 α-アミノ酸の電解合成
　4.5.2 環状カーボナート類の電解合成
　4.5.3 金属錯体触媒による電解還元的カップリング
　4.5.4 金属錯体触媒による電解還元的脱ハロゲン化
　4.5.5 ベンゾイル蟻酸からマンデル酸への電解合成
　4.5.6 有機化合物の選択的電解フッ素化
　4.5.7 導電性高分子の電解合成
4.6 無機電解への応用
4.7 おわりに

第5章 イオン液体を反応媒体とした高分子合成とその応用

5.1 高分子の合成
　5.1.1 リビングアニオン重合
　5.1.2 リビングカチオン重合
　5.1.3 リビングラジカル重合
5.2 イオン液体を反応媒体とした高分子合成
　5.2.1 イオン液体を反応媒体としたラジカル重合
　5.2.2 イオン液体中における原子移動ラジカル重合
　5.2.3 イオン液体を重合媒体としたRAFT重合
5.3 イオン液体の高分子ゲル電解質への応用
5.4 イオン液体の導電性ポリマー合成への応用
5.5 イオン液体の可塑剤への応用