応用振動学 (改訂版)

土木系 大学講義シリーズ 22

応用振動学 (改訂版)

振動の基礎から応用までを扱い,特に技術者が問題に遭遇する際に助けとなるよう内容の一部を,最新の情報に改訂した。

ジャンル
発行年月日
2013/07/05
判型
A5
ページ数
202ページ
ISBN
978-4-339-05551-1
応用振動学 (改訂版)
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定価

2,970(本体2,700円+税)

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本書は振動の基礎から応用までを扱い,特に技術者が問題に遭遇する際に助けとなるよう充実した内容とした。今回,2012年3月の道路橋示方書・同解説の見直しに則り,第5章,地震による構造物の振動に大きく手を入れ改訂版とした。

序章振動問題と制御の現状
1. 振動問題とはなにをいうか
2. 振動による被害
3. 振動制御の現状

第1章概説
1.1 振動は難しいけれど,難しくない
1.2 振動の呼び方と用語
1.2.1 振動の様子と自由度
1.2.2 振動の移り変わり
1.2.3 強制振動と自励振動
1.3 固有振動と固有振動モード形
1.4 構造減衰
1.4.1 構造減衰とは
1.4.2 減衰比と対数減衰率

第2章振動解析の手法
2.1 自由度
2.2 1自由度系の非減衰自由振動
2.3 1自由度系の減衰自由振動
2.3.1 減衰作用
2.3.2 粘性減衰をともなう減衰自由振動
2.3.3 等価粘性減衰
2.4 周期的外力による1自由度系の強制振動
2.5 不規則外力を受ける1自由度系の強制振動
2.5.1 衝撃力による振動
2.5.2 重畳積分
2.5.3 数値積分法
2.6 弾性体の振動解析
2.6.1 梁の曲げ振動
2.6.2 梁のねじり振動
2.6.3 弦の振動
2.7 2自由度系(多自由度系)の振動解析
2.7.1 2自由度系(多自由度系)の運動方程式
2.7.2 固有値解析
2.7.3 モード分解法による強制振動解析

第3章不規則振動の基礎
3.1 不規則振動とはなにか
3.2 1自由度系の不規則振動
3.3 多自由度系の不規則振動

第4章移動荷重による橋梁の振動
4.1 歩行者による人道橋の振動
4.1.1 歩行者の歩調と歩行外力
4.1.2 歩行者による応答解析法
4.1.3 設計上の簡易計算式
4.1.4 使用性に対する評価
4.2 走行車両による橋梁の応答解析
4.2.1 車両の振動モデル
4.2.2 路面凹凸
4.2.3 走行車両による応答解析
4.3 走行車両に起因した環境振動問題
4.3.1 環境振動評価に必要な基本事項
4.3.2 地盤振動
4.3.3 低周波空気振動

第5章地震による構造物の振動
5.1 地震の基礎知識
5.2 耐震設計上の基礎知識
5.3 設計地震動
5.4 耐震性能の静的照査法
5.5 耐震性能の動的照査法(動的地震応答解析)
5.5.1 動的照査法の必要性
5.5.2 動的応答解析法
5.6 免震橋の基礎

第6章風による構造物の振動
6.1 風による構造物の振動を扱うときになにを知っていればいいか
―耐風設計の基礎知識
6.1.1 減衰と振動の関係
6.1.2 風による振動―現象面からの説明
6.2 振動―流体力のモデル
6.2.1 力学的相似パラメータ
6.2.2 非定常空気力
6.2.3 準定常理論による非定常空気力
6.2.4 平板翼理論による非定常空気力
6.2.5 非線形振動論と分数調波
6.3 自励振動と多自由度系
6.3.1 フラッター解析
6.3.2 多自由度系への拡張
6.4 耐風設計への拡張
6.4.1 設計風速
6.4.2 振動の発生推定と風洞試験
6.4.3 振動の評価法
終章結びとして
参考文献
索引

日刊工業新聞2013年8月27日 「技術科学図書」欄 掲載日:2013/09/18
日刊工業新聞 「技術科学図書」欄に当書籍の新刊紹介が掲載されました。

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