土質工学

環境・都市システム系 教科書シリーズ 3

土質工学

  • 赤木 知之 豊田高専名誉教授 工博
  • 吉村 優治 岐阜高専教授 博士(工学)
  • 上 俊二 徳山高専名誉教授 博士(工学)
  • 小堀 慈久 呉高専名誉教授 博士(工学)
  • 伊東 孝 琉球大教授・豊田高専名誉教授 博士(工学)

本書は,従来の教科書とは趣が若干異なり,理論的な解説は必要最小限にとどめ,環境に配慮した地盤構造物の正しい設計手法を理解するための基礎事項と,それを演習を通して自分のものにするための例題を多く掲載した。

ジャンル
発行年月日
2001/04/27
判型
A5
ページ数
238ページ
ISBN
978-4-339-05503-0
土質工学
在庫あり
2営業日以内に出荷致します。

定価

3,080(本体2,800円+税)

カートに入れる

購入案内

  • 内容紹介
  • 目次
  • 著者紹介

本書は,従来の教科書とは趣が若干異なり,理論的な解説は必要最小限にとどめ,環境に配慮した地盤構造物の正しい設計手法を理解するための基礎事項と,それを演習を通して自分のものにするための例題を多く掲載した。

1.序論
 演習問題

2.地盤の生成と調査・試験
 2.1 岩石の風化と土の生成
  2.1.1 岩石
  2.1.2 風化作用と土の生成
 2.2 地質時代と土層の生成
  2.2.1 地質時代
  2.2.2 土層の生成
 2.3 日本の代表的な特殊土
 2.4 地盤調査
  2.4.1 サウンディング
  2.4.2 試料採取
  2.4.3 室内土質試験
 演習問題

3.土の基本的な性質
 3.1 土の構成
 3.2 試験で直接測定できる物理量
  3.2.1 土粒子の密度・比重
  3.2.2 湿潤密度
  3.2.3 含水比
 3.3 間接的に求まる物理量
  3.3.1 乾燥密度
  3.3.2 間隙比,間隙率
  3.3.3 飽和度,体積含水率
 3.4 各物理量相互の関係
 3.5 単位体積重量
 3.6 粒径と粒度分布
  3.6.1 粒径
  3.6.2 粒度分布
 3.7 土粒子の形と土の構造
  3.7.1 粒形
  3.7.2 土の骨格構造
 3.8 土のコンシステンシー
  3.8.1 粘性土の吸着水
  3.8.2 コンシステンシー限界
  3.8.3 コンシステンシー限界の測定法
 3.9 土の工学的分類
 演習問題

4.地盤内の水の流れ
 4.1 土中水の分類
 4.2 不飽和地盤の水の流れ
  4.2.1 土中の毛管現象とサクション
  4.2.2 土の凍上現象
 4.3 飽和地盤内の水の流れ(地下水の流れ)
  4.3.1 浸透流
  4.3.2 ダルシーの法則と透水係数
  4.3.3 透水係数に影響する要因
  4.3.4 透水係数の求め方
 4.4 流線網と浸潤線
  4.4.1 流線網の性質
  4.4.2 流線網の描き方と浸透水量の求め方
 4.5 浸透流と浸透水圧
  4.5.1 浸透水圧と有効応力
  4.5.2 クイックサンド,ボイリング,パイピングおよびヒービング
 演習問題

5.地盤内の応力
 5.1 地盤内応力の定義
 5.2 地盤を構成する土の自重による応力
  5.2.1 鉛直応力
  5.2.2 水平応力
 5.3 上載荷重による地盤内応力
  5.3.1 集中荷重が作用する場合
  5.3.2 線荷重が作用する場合
  5.3.3 帯状荷重が作用する場合
  5.3.4 長方形等分布荷重が作用する場合
  5.3.5 円形等分布荷重が作用する場合
 5.4 構造物基礎の接地圧
 5.5 主応力とモールの応力円
  5.5.1 主応力
  5.5.2 モールの応力円
 演習問題

6.圧密と地盤沈下
 6.1 圧縮と圧密
 6.2 土の圧密現象
  6.2.1 飽和粘土の圧密現象の概念
  6.2.2 土の圧縮特性
 6.3 圧密の時間的経過とその理論
  6.3.1 テルツァギの一次元圧密理論
  6.3.2 一次元圧密方程式の解
  6.3.3 圧密度
 6.4 圧密試験と整理法
  6.4.1 試験方法
  6.4.2 試験結果の整理
 6.5 地盤の圧密沈下量および圧密沈下時間の算定
  6.5.1 圧蜜沈下量の計算
  6.5.2 圧密沈下時間の算定
 演習問題

7.土のせん断強さ
 7.1 土の破壊と強さ
 7.2 土のせん断試験
  7.2.1 直接せん断試験
  7.2.2 三軸圧縮試験
  7.2.3 一軸圧縮試験
  7.2.4 ベーン試験
 7.3 粘性土のせん断特性
  7.3.1 非圧密非排水せん断特性
  7.3.2 圧密非排水せん断特性
  7.3.3 圧密排水せん断特性
  7.3.4 圧密圧力と土のせん断強さ
 7.4 砂質土のせん断特性
  7.4.1 砂のダイレイタンシー
  7.4.2 限界間隙比
 7.5 土の動的特性
  7.5.1 土の動的荷重
  7.5.2 地盤の動的解析法
  7.5.3 飽和砂の液状化現象
 演習問題

8.土圧
 8.1 構造物に作用する土圧
 8.2 ランキン土圧
  8.2.1 地表面が水平な砂質地盤の場合
  8.2.2 地表面が傾斜している場合
  8.2.3 裏込め土が粘着性の土の場合
  8.2.4 裏込め土に上載荷重がある場合
  8.2.5 裏込め土が多層地盤の場合
 8.3 クーロン土圧
  8.3.1 主働土圧
  8.3.2 受働土圧
 8.4 地震時の土圧
 8.5 静止土圧
 8.6 土圧論の応用例
  8.6.1 擁壁の安定計算
  8.6.2 矢板の安定計算
 演習問題

9.基礎地盤の支持力
 9.1 地盤の支持力
 9.2 基礎の形式
 9.3 浅い基礎の支持力
  9.3.1 テルツァギの支持力公式
  9.3.2 一般化された支持力公式
  9.3.3 支持力公式に対する補正
 9.4 深い基礎の支持力
  9.4.1 深い基礎の特性
  9.4.2 杭基礎の静力学的支持力公式
  9.4.3 群杭の支持力
  9.4.4 杭の打設による動的支持力公式
  9.4.5 負の摩擦力
  9.4.6 横方向力を受ける杭の水平支持力
 演習問題

10.斜面の安定
 10.1 斜面の破壊形態と安定性の評価方法
 10.2 半無限斜面の安定解析
  10.2.1 粘着力のない土の場合
  10.2.2 粘着力のある土の場合
 10.3 円弧すべり面による安定解析
  10.3.1 分割法
  10.3.2 簡易ビショップ法
  10.3.3 安定係数法
 10.4 自然斜面の崩壊
 演習問題

11.土の締固め
 11.1 締固め試験と締固め特性
  11.1.1 締固め曲線
  11.1.2 締固め試験
  11.1.3 締固め仕事量と締固め特性
  11.1.4 土の種類と締固め特性
  11.1.5ゼロ空気間隙曲線
 11.2 締固め土の工学的性質
 11.3 相対密度
 11.4 締固めの管理
 演習問題

引用・参考文献
演習問題解答
索引

赤木 知之(アカギ トモユキ)

上 俊二(ウエ シュンジ)

小堀 慈久(コボリ シゲヒサ)

伊東 孝(イトウ タカシ)