測量(1) (新訂版)

新編土木工学講座 6

測量(1) (新訂版)

本書は測量の基本的事項を記述しているが,近年の測量技術の進歩により全体を見通した。特に新しい測量機器の紹介,公共測量作業規定に関する記述箇所を書き直し,章末の演習問題は最新の測量士・士補の試験問題と入れ替えた。

ジャンル
発行年月日
2002/05/10
判型
A5 上製
ページ数
270ページ
ISBN
978-4-339-05136-0
測量(1) (新訂版)
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定価

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本書は測量の基本的事項を記述しているが,近年の測量技術の進歩により全体を見通した。特に新しい測量機器の紹介,公共測量作業規定に関する記述箇所を書き直し,章末の演習問題は最新の測量士・士補の試験問題と入れ替えた。

1. 総説
1.1 定義と分類
  1.1.1 測量の定義
  1.1.2 点の位置の決定
  1.1.3 測量の分類
1.2 測量の歴史
  1.2.1 外国における測量の発達
  1.2.2 わが国における測量の発達
  1.2.3 第2次大戦以降の測量技術の発達
1.3 測量の基準
1.4 測量関係の法規,測量士・士補試験
  1.4.1 測量法
  1.4.2 そのほかの関係法規
  1.4.3 測量士・士補の国家試験
2. 測量の計算と誤差の取り扱い方
2.1 測量計算のための基礎的事項
  2.1.1 有効数字
  2.1.2 数値の丸め方
  2.1.3 有効数字の四則計算に対する影響
  2.1.4 ラジアンによる計算
  2.1.5 測量計算に関する注意
2.2 誤差の取り扱い方
  2.2.1 誤差の種類
  2.2.2 誤差の3公理と確率曲線
  2.2.3 測定の精度の表示法
  2.2.4 最小二乗法の原理
  2.2.5 等精度直接観測の最確値
  2.2.6 測定の重さ
  2.2.7 異精度直接観測の最確値
  2.2.8 誤差伝播(拡張)の法則
  2.2.9 最確値の誤差
  2.2.10 同一重みの測定値と最確値の標準偏差
  2.2.11 重み付き測定値と最確値の標準偏差
  2.2.12 一次方程式の係数の決定法
  2.2.13 簡単な条件付き観測
演習問題
3. 距離測量
3.1 距離の定義と距離測量の分類
  3.1.1 距離の定義
  3.1.2 距離測量の分類
3.2 直接距離測量
  3.2.1 概要
  3.2.2 距離測量に必要な器具
  3.2.3 巻尺の公差および基準巻尺
  3.2.4 巻尺の検定とその特性値
3.3 直接距離測量の方法
  3.3.1 平坦地の場合
  3.3.2 傾斜地の場合
  3.3.3 斜距離を測定して水平距離を求める方法
  3.3.4 インバールワイヤーによる精密測定
  3.3.5 鋼巻尺による精密測定
  3.3.6 距離測量の精度の表示方法
3.4 距離測量の誤差と精度
  3.4.1 概要
  3.4.2 過誤
  3.4.3 定誤差の種類とその補正
  3.4.4 不定誤差
  3.4.5 距離測量の精度
  3.4.6 許容誤差
3.5 チェーン測量
  3.5.1 概要
  3.5.2 図根測量
  3.5.3 オフセット測量
  3.5.4 オフセット野帳のつけ方
3.6 電磁波測距儀
  3.6.1 概要
  3.6.2 電磁波測距儀の原理
  3.6.3 電波測距儀
  3.6.4 光波測距儀
  3.6.5 光波測距儀の検定
  3.6.6 気象補正
  3.6.7 誤差の表示方法
演習問題
4. トランシット測量
4.1 トランシットの構造
  4.1.1 概要
  4.1.2 望遠鏡
  4.1.3 気泡管水準器
  4.1.4 整準装置
  4.1.5 移心装置,シフト装置および求心望遠鏡
  4.1.6 微動ねじ
  4.1.7 目盛盤
  4.1.8 バーニヤ
4.2 トランシットの分類
4.3 トランシットの検査と調整
  4.3.1 調整の条件とその順序
  4.3.2 平盤水準器の調整(第1調整)
  4.3.3 十字縦線の調整(第2調整)
  4.3.4 水平軸の調整(第3調整)
  4.3.5 十字横線の調整(第4調整)
  4.3.6 望遠鏡付属水準器の調整(第5調整)
  4.3.7 鉛直目盛盤のバーニヤの調整(第6調整)
  4.3.8 求心望遠鏡の調整
4.4 角の測定に生じる誤差とその消去法
  4.4.1 器械の取り扱い上の誤差
  4.4.2 器械の構造の欠陥によって生じる誤差
4.5 水平角の測定方法
  4.5.1 単測法
  4.5.2 反復法
  4.5.3 方向法
  4.5.4 測角の方法による角誤差の比較
4.6 鉛直角の測定方法
4.7 トランシットによる特殊な測量
  4.7.1 直線の延長
  4.7.2 2点を結ぶ直線上に器械を据える方法
  4.7.3 水平角の精密測設
4.8 各種の測角器械
  4.8.1 トータルステーション
  4.8.2 ジャイロステーション
演習問題
5. トラバース測量(多角測量)
5.1 トラバースの概要
  5.1.1 トラバース測量の特長
  5.1.2 トラバースの種類
5.2 トラバース測量の順序
  5.2.1 トラバース測量の順序
  5.2.2 計画と踏査
  5.2.3 選点と造標
  5.2.4 距離測量
  5.2.5 角測量
5.3 トラバース測量の計算方法
  5.3.1 測角の検査と角誤差
  5.3.2 許容角誤差
  5.3.3 角誤差の配分
  5.3.4 方位角の計算
  5.3.5 緯距および経距の計算
  5.3.6 閉合誤差(閉合差)および閉合比の計算
  5.3.7 トラバース測量の許容精度
  5.3.8 閉合誤差の調整
  5.3.9 トラバース網の調整
  5.3.10 測点の展開と合緯距および合経距の計算
  5.3.11 面積の計算
5.4 測定不能の方位角および距離の計算方法
5.5 計算例
  5.5.1 閉合トラバース(コンパス法則)
  5.5.2 結合トラバース(トランシット法則)
演習問題
6. 平板測量
6.1 平板測量用器械・器具
  6.1.1 測板と三脚
  6.1.2 アリダード
  6.1.3 付属品
6.2 器械・器具の検査と調整
  6.2.1 測板の検査と調整
  6.2.2 アリダードの検査と調整
  6.2.3 高低差を測定する場合に必要な検査と調整
  6.2.4 求心器の検査と調整
6.3 平板の据え付け
  6.3.1 致心
  6.3.2 整準
  6.3.3 定位
6.4 平板測量の方法
  6.4.1 放射法
  6.4.2 道線法
  6.4.3 前方交会法
  6.4.4 側方交会法
  6.4.5 後方交会法
6.5 平板測量の応用
  6.5.1 傾斜角の測定
  6.5.2 距離測量(アリダードによるスタジア測量,スタジア法)
  6.5.3 水準測量
6.6 平板測量の許容精度と誤差
  6.6.1 許容精度
  6.6.2 平板の据え付けに対する許容誤差
  6.6.3 測量の方法による誤差
  6.6.4 その他の誤差
演習問題
7. 水準測量
7.1 水準測量に関する用語
  7.1.1 水準面その他
  7.1.2 標高その他
  7.1.3 工事用基準面
7.2 水準測量の分類
  7.2.1 測量の方法による分類
  7.2.2 目的による分類
  7.2.3 基本水準測量
  7.2.4 国土交通省の行う公共測量
7.3 水準測量用器械・器具
  7.3.1 標尺
  7.3.2 レベル
7.4 レベルの検査と調整
  7.4.1 チルチングレベルの検査と調整
  7.4.2 自動レベルの検査と調整
7.5 直接水準測量の方法
  7.5.1 直接水準測量作業
  7.5.2 用語
  7.5.3 野帳の記入方法
  7.5.4 視準距離
  7.5.5 水準測量作業上の注意事項
7.6 水準測量の誤差
  7.6.1 概要
  7.6.2 器械誤差
  7.6.3 標尺による誤差
  7.6.4 球差・気差および両差
  7.6.5 その他の誤差
7.7 水準測量の許容誤差と誤差の調整
  7.7.1 水準測量の誤差
  7.7.2 水準測量の許容誤差
  7.7.3 水準測量における重さ
  7.7.4 誤差の調整
7.8 渡海(河)水準測量
  7.8.1 概要
  7.8.2 交互方法
7.8.3 俯仰ねじ法
  7.8.4 測定にあたっての条件と留意事項
演習問題
8. 間接距離測量
8.1 略測法
8.2 スタジア測量
  8.2.1 概要
  8.2.2 スタジア測量の原理
  8.2.3 スタジア測量の一般公式
  8.2.4 スタジア測量の作業と注意事項
  8.2.5 スタジア測量の誤差
  8.2.6 スタジア測量の精度
演習問題
9. 面積および体積の測定
9.1 面積の計算方法
  9.1.1 面積計算法の分類
  9.1.2 面積計算
  9.1.3 プラニメーターによる求積
9.2 体積の計算方法
  9.2.1 体積計算法の分類
  9.2.2 断面法
  9.2.3 点高法
  9.2.4 等高線法
9.3 面積の自動測定
  9.3.1 自動面積計
  9.3.2 測量用自動製図システム
演習問題
付録
参考文献
演習問題解答
索引

長谷川 博(ハセガワ ヒロシ)

植田 紳治(ウエダ シンジ)

大木 正喜(オオキ マサキ)