新版 土質工学

新編土木工学講座 11

新版 土質工学

土質力学の基礎理論を土の基本的性質から説き起こし,わかりやすくていねいに解説した。独力でも十分理解できるように適切な例題と解説とをそれぞれの章に設けてあり,入門書としては最適の書といえる。

ジャンル
発行年月日
1987/05/30
判型
A5 上製
ページ数
240ページ
ISBN
978-4-339-05080-6
新版 土質工学
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定価

2,970(本体2,700円+税)

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土質力学の基礎理論を土の基本的性質から説き起こし,わかりやすくていねいに解説した。独力でも十分理解できるように適切な例題と解説とをそれぞれの章に設けてあり,入門書としては最適の書といえる。

1. 土の基本的性質
1.1 土質工学における粗粒土と粘性土
1.2 土の構造
  1.2.1 粗粒土の構造
  1.2.2 粘性土の構造
1.3 土の状態を表す諸量
  1.3.1 土の構成と物理量
  1.3.2 土の状態を表す諸量の相関
1.4 土の粒度分布
  1.4.1 粒度試験と粒径加積曲線
  1.4.2 粒度の判別
  1.4.3 三角座標による土の分類
1.5 土のコンシステンシー
  1.5.1 粘土鉱物と吸着水
  1.5.2 コンシステンシー限界
  1.5.3 コンシステンシーによる土の分類
  1.5.4 コンシステンシー限界の工学的利用
  1.5.5 日本統一土質分類法
演習問題
2. 土中の水
2.1 土中水の分類
2.2 毛管水
  2.2.1 管の毛細管現象
  2.2.2 土中の毛管現象
  2.2.3 土の凍上現象
2.3 浸透流の基礎
  2.3.1 細い管内を流れる水
  2.3.2 Bernoulliの定理
  2.3.3 Darcyの法則
2.4 土の透水係数
  2.4.1 土の透水係数を支配する因子
  2.4.2 透水係数の測定
  2.4.3 層状たい積土の平均透水係数
2.5 井戸理論と揚水試験
  2.5.1 Dupuitの仮定
  2.5.2 定常浸透流れの井戸理論
  2.5.3 揚水による現場透水試験
  2.5.4 群井による地下水低下工法
2.6 浸透流の水理
  2.6.1 定常浸透流の基礎方程式
  2.6.2 流線網の特性と等方性地盤の流量算定
  2.6.3 異方性地盤の流量算定
  2.6.4 流線網の図解法
2.7 浸透力とクイックサンド
  2.7.1 有効応力と間げき水圧
  2.7.2 浸透力
  2.7.3 クイックサンド現象
演習問題
3. 地盤内の応力分布
3.1 Boussinesqの解
3.2 無限の長さの荷重による地盤内応力
  3.2.1 帯状荷重による地盤内応力
  3.2.2 提体荷重による地盤内応力
3.3 面積荷重による地盤内応力
  3.3.1 円形基礎による地盤内応力
  3.3.2 長方形基礎による地盤内応力
  3.3.3 不規則な形状の基礎による地盤内応力
3.4 地盤内応力分布の特性と構造物の沈下との関連
演習問題
4. 土の圧密と基礎の沈下
4.1 圧密の基礎概念
4.2 初期応力と過剰水圧
  4.2.1 初期応力
  4.2.2 載荷荷重による過剰水圧
4.3 土の圧縮特性
  4.3.1 土の圧縮性を表す定数
  4.3.2 土の応力履歴と先行圧密圧力
  4.3.3 砂の圧縮特性
4.4 基礎の沈下
  4.4.1 即時沈下と圧密沈下
  4.4.2 圧密沈下量の算定
4.5 一次元圧密理論
  4.5.1 一次元圧密理論の基本仮定
  4.5.2 圧密度
  4.5.3 一次元圧密の基礎方程式
  4.5.4 一次元圧密方程式の解
  4.5.5 圧密度と沈下量の関係
  4.5.6 理論曲線と圧密沈下曲線との関係
4.6 現実的な圧密に伴う諸問題
  4.6.1 二次圧密
  4.6.2 漸増荷重による圧密
  4.6.3 バーチカルドレーンによる圧密
演習問題
5. 土のせん断強さ
5.1 応力と破壊基準
  5.1.1 質点における応力
  5.1.2 モールの応力円
  5.1.3 モール・クーロンの破壊基準
  5.1.4 塑性平衡状態での主応力間の関係
  5.1.5 有効応力表示によるせん断強さ
5.2 せん断試験
  5.2.1 せん断試験の種類
  5.2.2 直接せん断試験
  5.2.3 三軸圧縮試験
  5.2.4 一軸圧縮試験
5.3 砂のせん断特性
5.4 飽和粘土のせん断特性
  5.4.1 全応力表示のせん断強さ
  5.4.2 正規圧密粘土のせん断強さ定数の相互関係
  5.4.3 全応力表示のせん断強さの適用例
  5.4.4 自然たい積粘土の非排水強さ
演習問題
6. 土圧
6.1 概説
6.2 主働土圧と受働土圧
6.3 ランキン土圧
  6.3.1 土圧係数
  6.3.2 非粘性土のランキン土圧
  6.3.3 ランキン主働土圧の応用
  6.3.4 粘性土のランキン土圧
6.4 クーロン土圧
  6.4.1 非粘性土のクーロンの主働土圧
  6.4.2 非粘性土のクーロンの受働土圧
  6.4.3 粘性土のクーロンの主働土圧
  6.4.4 曲面すべり面によるクーロンの受働土圧
6.5 土留め構造物
  6.5.1 擁壁の安定計算
  6.5.2 矢板による土留め
演習問題
7. 斜面の安定
7.1 斜面安定解析の基礎
7.2 有限斜面の安定解析
  7.2.1 概説
  7.2.2 モーメント平衡法
  7.2.3 摩擦円法
  7.2.4 安定係数法
  7.2.5 分割法
  7.2.6 非円形すべり面による安定解析
7.3 長大斜面の安定解析
  7.3.1 非粘性土斜面の安定
  7.3.2 粘性土の斜面の安定解析
7.4 斜面の安定維持とその対策
演習問題
8. 地盤の支持力
8.1 基礎の選定条件
8.2 Terzaghiの支持力理論
  8.2.1 連続フーチングの極限支持力
  8.2.2 支持力係数値の修正
  8.2.3 極限支持力の一般式
8.3 Meyerhofの支持力理論
  8.3.1 Terzaghi理論との相違点
  8.3.2 連続フーチングの極限支持力
  8.3.3 支持力係数と適用法
8.4 深い基礎の支持力
8.5 粘土地盤の極限支持力
  8.5.1 Prandtlの支持力
  8.5.2 Fellniusの支持力
  8.5.3 Terzaghiの支持力
  8.5.4 Tschebotarioffの支持力
演習問題
9. 土の締固め
9.1 締固め試験
9.2 締め固められた土の性質
9.3 土質による締固め効果と粒度調整
演習問題
索引

中野 坦(ナカノ ヒロシ)

小山 明(コヤマ アキラ)

杉山 武司(スギヤマ タケシ)