測量学

土木系 大学講義シリーズ 3

測量学

本書は,長年にわたる測量学の講義とその際に準備してきた講義ノートをもとに,学問として広い裾野を持つ測量学で学ぶべき最小限と考えられる基礎的分野に限定して執筆し,測量学の基本となる原理・原則が徹底的に学べるようにした。

ジャンル
発行年月日
2008/10/10
判型
A5 上製
ページ数
206ページ
ISBN
978-4-339-05042-4
測量学
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定価

2,970(本体2,700円+税)

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本書は,長年にわたる測量学の講義とその際に準備してきた講義ノートをもとに,学問として広い裾野を持つ測量学で学ぶべき最小限と考えられる基礎的分野に限定して執筆し,測量学の基本となる原理・原則が徹底的に学べるようにした。

第1章 測天量地
 1.1 測天量地の歴史
  1.1.1 はじめに
  1.1.2 古代から中世の測天量地
  1.1.3 近代測量の黎明
  1.1.4 回転楕円体としての地球
  1.1.5 わが国の測天量地
 1.2 日本の測量体系
  1.2.1 測量体系の基盤
  1.2.2 平面としての地球
  1.2.3 北および方位角
  1.2.4 国家基準点
  1.2.5 日本の地図の体系
 1.3 測量学とは

第2章 測定と誤差
 2.1 ガウスの誤差論
 2.2 ガウス分布と測定精度
  2.2.1 ガウスの誤差関数
  2.2.2 測定精度
 2.3 最小二乗法の原理
 2.4 最小二乗法の応用
  2.4.1 重みつき最小二乗法
  2.4.2 条件つき最小二乗法
 2.5 誤差伝搬の法則
 2.6 補節
  2.6.1 ガウス関数の導出
  2.6.2 ラグランジュの未定係数法
  2.6.3 偏微分
  2.6.4 テイラー展開
  2.6.5 独立と従属

第3章 基準点測量
 3.1 基準点と基準点測量
 3.2 三角測量
  3.2.1 三角測量の特徴
  3.2.2 四辺形鎖
  3.2.3 単列三角鎖
  3.2.4 有心多角形
 3.3 多角測量
  3.3.1 多角測量の特徴
  3.3.2 閉合トラバース
  3.3.3 結合トラバース
  3.3.4 結合トラバースの応用
 3.4 三辺測量
  3.4.1 三辺測量の特徴
  3.4.2 基本的な三辺測量
  3.4.3 外点の場合
 3.5 GPS測量
  3.5.1 GPS衛星
  3.5.2 測位の原理
  3.5.3 コードDGPS
  3.5.4 フェーズDGPS

第4章 角度の測定
 4.1 角度に関する基礎的事項
 4.2 測角儀
  4.2.1 トランシット
  4.2.2 望遠鏡
  4.2.3 十字線
  4.2.4 分度儀の機構
  4.2.5 副尺による角度の読取り
  4.2.6 その他の読取り方式
 4.3 測角に伴い生起する誤差
  4.3.1 測角時の誤差
  4.3.2 器械誤差
  4.3.3 設置誤差
  4.3.4 視準誤差
  4.3.5 読取り誤差,目盛誤差
 4.4 トランシットの設置
  4.4.1 現場での設置方法
  4.4.2 トランシットの整準
 4.5 水平角の測定
  4.5.1 はじめに
  4.5.2 単測法
  4.5.3 反覆法(倍角法)
  4.5.4 方向法
  4.5.5 角観測法
 4.6 高度角の測定

第5章 距離・高低差の測定
 5.1 距離の測定
  5.1.1 測量学での距離とその測定方法
  5.1.2 巻尺による測距
  5.1.3 電磁波による測距
 5.2 高低差の測定
  5.2.1 水準測量
  5.2.2 各種の水準儀(レベル)
  5.2.3 水準路線測量
  5.2.4 水準網の調整
 5.3 トータルステーション
  5.3.1 トータルステーションとは
  5.3.2 二辺二角の測定例
  5.3.3 トータルステーションシステム

第6章 地形および地籍の測量
 6.1 地形と地籍
 6.2 平板測量
  6.2.1 概説
  6.2.2 平板測量の原理と方法
  6.2.3 使用器材と使用方法
  6.2.4 平板の標定
  6.2.5 影点の展開
  6.2.6 地図の作成
  6.2.7 電子平板
 6.3 地籍測量
  6.3.1 地籍調査の必要性
  6.3.2 地籍用語
  6.3.3 地籍測量の方法

第7章 写真測量
 7.1 はじめに
  7.1.1 写真測量とは
  7.1.2 写真
  7.1.3 写真の特徴
 7.2 写真測量の原理
  7.2.1 実体視
  7.2.2 幾何学的関係
  7.2.3 写真座標
  7.2.4 モデル座標
  7.2.5 視差
  7.2.6 写真の傾き
 7.3 相互標定
  7.3.1 相互標定とは
  7.3.2 座標系の変換
  7.3.3 ヘルマート変換
  7.3.4 光軸の交会
 7.4 オイラー角の求解
  7.4.1 最小二乗法の適用
  7.4.2 縦視差
  7.4.3 定式化
 7.5 絶対標定
  7.5.1 絶対標定とは
  7.5.2 モデル座標と測地座標
  7.5.3 対空標識
 7.6 航空写真測量
  7.6.1 概説
  7.6.2 接続標定
  7.6.3 対地標定

参考文献
索引