ロボティクス概論

ロボティクスシリーズ 1

ロボティクス概論

本書はロボティクス関連学科の1,2年生向けに,あるいは専門課程にあってロボティクスを初めて学ぼうとしている学部生のために,ロボティクスの最先端のテーマを各章で序論的に取り上げつつも,章ごとで完結するよう工夫した。

ジャンル
発行年月日
2007/04/25
判型
A5
ページ数
176ページ
ISBN
978-4-339-04512-3
ロボティクス概論
在庫僅少
在庫が少ない商品です。品切れとなっている場合がございます。

定価

2,530(本体2,300円+税)

カートに入れる

購入案内

  • 内容紹介
  • 目次
  • 著者紹介

本書はロボティクス関連学科の1,2年生向けに,あるいは専門課程にあってロボティクスを初めて学ぼうとしている学部生のために,ロボティクスの最先端のテーマを各章で序論的に取り上げつつも,章ごとで完結するよう工夫した。

1. ロボットの歴史とロボティクス誕生
1.1 ロボットの歴史
 1.1.1 ロボットのコンセプト
 1.1.2 産業用ロボットマニピュレータとその技術の源流
1.2 ロボティクスの誕生
 1.2.1 ロボティクスとは
 1.2.2 ロボットシステム技術
 1.2.3 ロボットの知能化技術
 1.2.4 マン・マシンインタフェース技術
 1.2.5 ロボティクスのニーズと意義

2. ロボットの眼はどうつくるか
2.1 眼の仕組み
2.2 ロボットの眼はいかに進化するか ―カメレオンの眼に学ぶ―
2.3 ロボットの眼の役割と視覚処理系の成り立ち
 2.3.1 2.5次元視覚情報処理
 2.3.2 処理系の内容はいかに教示されるか
 2.3.3 何が画像特徴となるか
 2.3.4 2.5次元視覚情報処理の働く条件
章末問題

3. ロボットに感覚を持たせる
3.1 ヒトの感覚
 3.1.1 視覚
 3.1.2 聴覚・前庭(平衡)感覚
 3.1.3 皮膚感覚
 3.1.4 固有受容器(深部感覚)
3.2 ヒトの見方と機械の見方の違い
3.3 ロボットが生活に入り込むためには
3.4 まとめ
章末問題

4. 人工知能と脳はどう違うか
4.1 人工知能の歴史
4.2 計算できることとは何か
4.3 人工知能は人間の脳(インテリジェンス)よりまさるか
4.4 命題論理と知識工学
4.5 人工知能と定理の証明
4.6 人工知能と脳の違い
章末問題

5. 超高齢社会にロボットを活躍させるには
5.1 福祉ロボットは必要か
 5.1.1 世界一の高齢社会
 5.1.2 ローテク福祉機器とハイテク福祉ロボット
5.2 高齢者・身体障害者のニーズを知る
5.3 実際に使用されている福祉ロボットの例
 5.3.1 介護ロボットという誤解
 5.3.2 実用化されている自立支援ロボット
 5.3.3 癒しのための福祉ロボット
5.4 福祉ロボットをつくるための基礎技術
 5.4.1 障害者・高齢者が簡単に使える操作性
 5.4.2 福祉ロボットのための安全技術
章末問題

6. コンピュータが支援する手術ロボット
6.1 執刀医を手助けするロボット
6.2 超人的な手,超人的な眼
6.3 操作入力とロボットの動き
6.4 ロボットが手術の練習相手
6.5 汎用機より専用機
6.6 コンピュータの役割
6.7 普及を遅らせる原因と対策
 6.7.1 ロボットのセッティング
 6.7.2 安全対策
 6.7.3 耐滅菌設計
 6.7.4 費用負担
6.8 まとめ
章末問題

7. 自動化に果たすロボットの役割 ―ロボットアシスタント―
7.1 自動化とロボットの出現
7.2 産業用ロボットの構造
7.3 ティーチングプレイバックからバーチャルオフラインティーチングへ
7.4 人間の復活 ―セル生産―
7.5 パートナーロボット
7.6 パートナーロボットの原型
 7.6.1 自働機械
 7.6.2 みずすまし
 7.6.3 パワーアシストロボット
 7.6.4 リモートコントロールロボット
7.7 セル生産と自律ロボット
7.8 各種ロボットの機能分類
 7.8.1 機能の分類
 7.8.2 ロボットの分類(人間,自働機械を含む)
7.9 工場外でのロボット
 7.9.1 宇宙ロボット
 7.9.2 原子炉事故に対応するロボット
 7.9.3 家庭内ロボット
 7.9.4 その他
章末問題

8. ロボティクスは身体運動の科学に貢献する
8.1 はじめに
8.2 身体の運動
8.3 身体運動の計測と提示
8.4 運動の意思の推定とロボティクス
8.5 おわりに
章末問題

9. 手の巧みさの解明から脳科学にせまる
9.1 道具づくりが“知”を発達させた
9.2 手の美しさと巧みさ
9.3 手の複雑さと自由度
9.4 安定把持に必要な指の本数
9.5 親指対向と動的安定把持
9.6 脳科学と解析力学から見た手の巧みさの演出
章末問題

引用・参考文献
章末問題解答
索引

有本 卓(アリモト スグル)