光工学

メカトロニクス教科書シリーズ 13

光工学

光学を専門としない学生や技術者にも基本的な光技術を順序よく理解できるように,光工学の基礎と応用について解説している。干渉や回折など光学現象の基礎からマイクロマシンにおける光工学の応用までわかりやすく説明している。

ジャンル
発行年月日
2006/01/06
判型
A5 上製
ページ数
218ページ
ISBN
978-4-339-04402-7
光工学
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定価

3,190(本体2,900円+税)

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光学を専門としない学生や技術者にも基本的な光技術を順序よく理解できるように,光工学の基礎と応用について解説している。干渉や回折など光学現象の基礎からマイクロマシンにおける光工学の応用までわかりやすく説明している。

1 光と電波
 1.1 光の周波数と波長
 1.2 光波と電波の違い
 1.3 光波の表現
 1.4 マクスウェルの方程式
 1.5 平面波
 1.6 偏光
 1.7 一般媒質中の平面波
 1.8 ガウスビーム
 1.9 応用例
  1.9.1 走査型レーザ顕微鏡
  1.9.2 液晶ディスプレイ
 演習問題

2 反射と屈折
 2.1 反射・屈折の境界条件
 2.2 金属(完全導体)による反射
 2.3 誘電体の反射と屈折──スネルの法則
 2.4 全反射
 2.5 薄膜コーティング
 演習問題

3 光線の光学
 3.1 はじめに
 3.2 球面の屈折による結像
 3.3 薄いレンズによる結像
 3.4 厚いレンズによる結像
 3.5 像形成のための光線と倍率
 3.6 球面反射鏡による結像
 3.7 光線伝搬のマトリックス表示
 3.8 光線の微分方程式
 3.9 組合せレンズと非球面レンズ
 演習問題

4 光の回折
 4.1 回折現象とその表現
 4.2 フレネル回折とフラウンホーファー回折
 4.3 レンズによるフラウンホーファー回折の観測
 4.4 方形開口と円形開口のフラウンホーファー回折
 4.5 スリットによるフレネル回折
 4.6 光エンコーダ
 4.7 回折光学素子
 4.8 近接場光学顕微鏡
 演習問題

5 干渉
 5.1 二光束干渉
 5.2 干渉縞
 5.3 干渉によるビート
 5.4 空間の干渉縞と定在波
 5.5 繰返し反射による干渉
 5.6 スペックル
 5.7 コヒーレンス
 5.8 代表的な干渉計
 5.9 位相シフト干渉計
 5.10 レーザ測長器
 5.11 光ジャイロ
 5.12 ホログラフィー
 演習問題

6 光導波路
 6.1 光を閉じこめて伝送する
 6.2 光ファイバの基本構造と光の伝搬
 6.3 光導波路におけるモード
 6.4 光ファイバ通信
 6.5 光ファイバを用いた計測
  6.5.1 ファイバとの結合
  6.5.2 ファイババンドルによる照明,画像の伝送
  6.5.3 ファイバ型センサ
 6.6 基板上の光導波路
 演習問題

7 フーリエ光学
 7.1 画像の周波数成分
 7.2 光学系の伝達関数
  7.2.1 伝達関数
  7.2.2 コヒーレント伝達関数
  7.2.3 インコヒーレント伝達関数
  7.2.4 フィルタリングと光情報処理
 演習問題

8 レーザの基礎
 8.1 光増幅器と発振器
 8.2 誘導放出
 8.3 共振器
 8.4 レーザ発振
 8.5 発光ダイオード
 8.6 半導体レーザ
 演習問題

9 光検出器
 9.1 ホトダイオード
 9.2 光電子増倍管
 9.3 CCDイメージセンサ
 9.4 半導体位置検出センサと応用
 演習問題

10 マイクロ光学と光マイクロマシン
 10.1 ホトリソグラフィーと光マイクロマシン
 10.2 シリコンのマイクロマシニングとミラーデバイス
 10.3 表面マイクロマシニングと可変デバイス
 演習問題

羽根 一博

羽根 一博(ハネ カズヒロ)

分光学,光計測を学び,現在は光学応用のマイクロセンサ,マイクロシステムを研究しています.特に半導体微細加工技術により,マイクロ光学素子,光学応用のマイクロマシンを開発しています.具体的には,レーザーディスプレイ用の走査マイクロミラー,光導波路機械式スイッチ,変位センサなどです.