機械系 熱力学の基礎・演習 - FD付 -

機械系 熱力学の基礎・演習 - FD付 -

本書は,熱力学的に見る・考えるという視座を徹底させた「機械系熱力学の基礎(上)(下)」のための演習書である。①同書の例題とは異なる形式の問題を収録する,②同書に記述されていない事項を説明して演習する,の二つを意図した。

ジャンル
発行年月日
1997/09/25
判型
A5 上製
ページ数
216ページ
ISBN
978-4-339-04333-4
機械系 熱力学の基礎・演習 - FD付 -
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定価

3,080(本体2,800円+税)

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本書は,熱力学的に見る・考えるという視座を徹底させた「機械系熱力学の基礎(上)(下)」のための演習書である。①同書の例題とは異なる形式の問題を収録する,②同書に記述されていない事項を説明して演習する,の二つを意図した。

★付属するFDにつきまして
大変申し訳ありませんが、付属するFDについてはサポートを終了させて頂いております。動作などのお問合せを頂きましてもお答えできませんのでご了承のほどお願いいたします。

1. 熱力学の基礎概念
1.1 系の同定
1.2 重力の加速度による力
1.3 変位仕事(1)
1.4 セルシウス度とファーレンハイト度
1.5 温度の換算
1.6 温度計の検定
1.7 水銀の密度の温度変化と水銀柱圧力計
1.8 ゲージ圧力と真空度
1.9 大気に開放されている容器内の圧力
1.10 力学的エネルギーの損失
2. 熱力学の第1法則
2.1 系の境界の設定と相互作用
2.2 変位仕事(2)
2.3 電力(1)
2.4 電力(2)
2.5 断熱圧縮と内部エネルギー
2.6 閉じた系の第1法則の別の表現
2.7 開いた系のエネルギー収支
2.8 水車の出力
2.9 ポンプ動力
2.10 閉じた系と開いた系
3. 理想気体
3.1 理想気体の定数
3.2 仕事や熱は性質ではない
3.3 ポリトロープ圧縮
3.4 気体の押込み
3.5 膨張機
3.6 p-v線図上で直線で表される過程
3.7 等温膨張
3.8 圧縮機
3.9 気体の噴出
3.10 理想気体の混合気体と一般理想気体の混合気体
4. 熱力学の第2法則
4.1 一つの熱源とのみ相互作用をする熱機関とヒートポンプ
4.2 Carnotの定理
4.3 Carnotサイクルと逆Carnotサイクルをする装置
4.4 効率
4.5 有限熱容量の熱源と熱源と作業物質の間の温度差
4.6 不可逆損失によるエントロピーの生成
4.7 理想気体の変化(1)─計算式
4.8 理想気体の変化(2)─等エントロピー変化
4.9 理想気体の変化(3)─絞りとポリトロープ変化
4.10 一般理想気体混合物の等エントロピー膨張
5. 物質の普遍的な特性と有効エネルギー
5.1 完全微分
5.2 Maxwellの関係
5.3 平均定圧比熱
5.4 理想気体のr-s線図における等積線と等圧線の勾配
5.5 h-s線図における等積線,等圧線および等温線の勾配
5.6 シェービングフォームのJoule-Thomson効果
5.7 氷の融点(氷点)の圧力変化
5.8 水銀蒸気の比体積
5.9 グラファイトからダイヤモンドを造るに要する圧力
5.10 等温圧縮の仕事と等エントロピー圧縮の仕事
5.11 等エントロピー過程における有効仕事
5.12 顕熱形熱源の有効エネルギー(最大仕事)
5.13 冷却の最小仕事と顕熱形低熱源からの最大仕事
5.14 閉じた系における膨張過程と相互作用
5.15 開いた系における膨張過程と相互作用
5.16 開いた系における圧縮過程と相互作用
5.17 理想気体を動作流体とする動力プラントの評価
5.18 冷凍機とヒートポンプの有効率
6. 蒸気と湿り空気
6.1 水蒸気の平均等エントロピー指数
6.2 気液二相共存状態
6.3 湿り蒸気の性質
6.4 水の等温圧縮
6.5 湿り蒸気の等積加熱
6.6 乾き度の測定
6.7 蒸気の混合
6.8 蒸気の押込み
6.9 開いた系における断熱膨張の仕事
6.10 膨張機(1)
6.11 膨張機(2)
6.12 膨張機(3)
6.13 膨張機(4)
6.14 伝熱の不可逆損失
6.15 自由膨張と準静的膨張
6.16 潜熱+顕熱形熱源からの有効エネルギー(最大仕事)
6.17 湿り空気の加熱・加湿
6.18 湿り空気の冷却・除湿
6.19 湿り空気の断熱混合
6.20 冷却塔
7. 流動過程
7.1 ロケット推進とジェット推進
7.2 伝熱と流体摩擦によるエントロピーの生成
7.3 理想気体の垂直衝撃波
7.4 理想気体の遅い流れの等エントロピーせき止め
7.5 理想気体の断熱せき止め
7.6 流速の測定
7.7 流れの中に置いた温度計
7.8 理想気体の小さい圧力比の等エントロピー流れ
7.9 先細ノズル─理想気体
7.10 ノズル効率
8. 燃焼過程
8.1 元素分析による量論酸素と量論空気
8.2 体積組成による量論酸素と量論空気
8.3 完全燃焼の空燃比
8.4 燃焼ガス分析による空燃比(1)
8.5 燃焼ガス分析による空燃比(2)
8.6 燃焼ガス中の水蒸気の露点温度
8.7 定積燃焼の断熱燃焼温度
8.8 定圧燃焼の断熱燃焼温度
8.9 燃焼の不可逆損失
8.10 平衡組成(1)
8.11 平衡組成(2)
9. 熱機関と冷凍機
9.1 理想気体の熱機関サイクル
9.2 p-V線図およびτ-S線図上のサイクル形状
9.3 過熱Rankineサイクル
9.4 再熱Rankineサイクル
9.5 再生Rankineサイクル
9.6 再生Braytonサイクル
9.7 中間冷却,再熱および再生をするBraytonサイクル
9.8 空気標準Dieselサイクル
9.9 空気標準Ottoサイクル─一般理想気体
9.10 空気標準Sabatheサイクル
9.11 蒸気圧縮式ヒートポンプ
9.12 逆Stirlingサイクル冷凍機
9.13 航空機の冷房
付表1 擬似ガス表
付表2 κ=1.4の理想気体の垂直衝撃波
付図1 κ=1.4の理想気体の垂直衝撃波
付録 水,CFC12(R12),理想気体混合物としての湿り空気および一般理想気体のシンググルショットプログラム

伊藤 猛宏(イトウ タケヒロ)