シェルの振動入門

シェルの振動入門

航空機,自動車,貯蔵タンク,大型屋根構造といった機械や構造物の高速化,知能化,軽量化が進むに伴い,殻(シェル)の振動問題が注目されている。本書ではシェルの振動問題を基礎的事項から最近の研究成果もとり入れて解説した。

ジャンル
発行年月日
1996/11/05
判型
A5 上製
ページ数
224ページ
ISBN
978-4-339-04327-3
シェルの振動入門
在庫あり
2営業日以内に出荷致します。

定価

3,190(本体2,900円+税)

カートに入れる

購入案内

  • 内容紹介
  • 目次
  • 著者紹介

航空機,自動車,貯蔵タンク,大型屋根構造といった機械や構造物の高速化,知能化,軽量化が進むに伴い,殻(シェル)の振動問題が注目されている。本書ではシェルの振動問題を基礎的事項から最近の研究成果もとり入れて解説した。

1. シェルの基礎理論
1.1 はじめに
1.2 薄肉シェルのひずみ-変位式
  1.2.1 曲線座標の曲面上の線素の長さ
  1.2.2 曲面の基本ベクトルと補助ベクトル
  1.2.3 基本ベクトルの微分公式とコダージ-ガウスの方程式
  1.2.4 曲面上に描かれた曲線の曲率
  1.2.5 直交座標系における基本公式
  1.2.6 中央面の変位ベクトルと回転ベクトル
  1.2.7 中央面上の線素の垂直ひずみ
  1.2.8 中央面から距離zの面上にある線素の垂直ひずみとせん断ひずみ
1.3 厚肉シェルのひずみ-変位式
  1.3.1 三重直交曲線座標
  1.3.2 垂直ひずみとせん断ひずみ
  1.3.3 中央面の曲率線を座標曲線とした場合のひずみ-変位式
演習問題
2. 偏平シェルの振動
2.1 はじめに
2.2 偏平シェルの基礎方程式
  2.2.1 偏平シェルのひずみ
  2.2.2 偏平シェルの構成方程式と平衡方程式
  2.2.3 全周単純指示された偏平シェルの厳密解
2.3 偏平シェルのエネルギー式
  2.3.1 偏平シェルの弾性エネルギー
  2.3.2 エネルギー式からの基礎方程式の誘導
2.4 偏平シェルの振動特性
  2.4.1 偏平シェルの形状パラメータ
  2.4.2 周辺指示された偏平シェルの振動特性
演習問題
3. 薄肉円筒シェルの振動
3.1 はじめに
3.2 薄肉円筒シェルの基礎的方程式
3.3 薄肉円筒シェルの振動特性
演習問題
4. 厚肉円筒シェルの振動
4.1 はじめに
4.2 厚肉円筒シェルの基礎方程式
4.3 厚肉円筒シェルの振動特性
演習問題
5. 非円形断面のシェルの振動
5.1 はじめに
5.2 非円形断面シェルの基礎方程式
5.3 楕円シェルと角筒シェルの振動特性
  5.3.1 楕円シェル
  5.3.2 角筒シェル
演習問題
6. 軸対称形状をもつシェルの振動
6.1 はじめに
6.2 一般軸対称シェルの基礎方程式
  6.2.1 運動方程式と境界条件式の一般式(薄肉シェル理論)
  6.2.2 円錐シェルの基礎方程式
  6.2.3 一般回転シェルの基礎方程式
6.3 円錐シェル,一般回転シェル,トーラスの振動特性
  6.3.1 円錐シェル
  6.3.2 一般回転シェル
  6.3.3 トーラス
演習問題
7. 複合材料からなるシェルの振動
7.1 はじめに
7.2 積層偏平シェルの基礎方程式と振動特性
  7.2.1 積層複合材料の理論
  7.2.2 積層偏平シェルの基礎方程式
  7.2.3 クロスプライ偏平シェルの厳密解と振動特性
7.3 積層円筒シェルの基礎方程式と振動特性
  7.3.1 積層円筒シェルの基礎方程式
  7.3.2 クロスプライ円筒シェルの解と振動特性
演習問題
8. 回転するシェルの振動
8.1 はじめに
8.2 回転する円筒シェルの基礎方程式
8.3 回転する円筒シェルの初期張力の解析
8.4 回転する円筒シェルの振動特性
演習問題
9. シェルの振動の解析方法
9.1 級数解法
9.2 リッツ-ガレルキン法
  9.2.1 リッツ法とガレルキン法とは
  9.2.2 リッツ法の解析手順
9.3 有限要素法
  9.3.1 軸対称シェル要素
  9.3.2 アイソパラメトリックシェル要素
9.4 伝達マトリックス法
参考文献
演習問題解答
索引

鈴木 勝義(スズキ カツヨシ)

山田 元(ヤマダ ゲン)

成田 吉弘(ナリタ ヨシヒロ)

齊藤 俊(サイトウ タカシ)