モード解析と動的設計

モード解析と動的設計

モード解析を中核とした動的設計の問題が重要になってきている。本書では,動的設計法の基礎として,理論モード解析,動的問題に対する有限要素法,実験モード解析,最後に動的設計における最適設計の基礎を解説した。

ジャンル
発行年月日
1993/11/10
判型
A5
ページ数
274ページ
ISBN
978-4-339-04313-6
モード解析と動的設計
品切・重版未定
当面重版の予定がございません。

定価

3,740(本体3,400円+税)

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モード解析を中核とした動的設計の問題が重要になってきている。本書では,動的設計法の基礎として,理論モード解析,動的問題に対する有限要素法,実験モード解析,最後に動的設計における最適設計の基礎を解説した。

1 緒論
1.1 動的設計とモード解析
1.2 調和運動
  調和運動の定義
  調和運動のベクトル表示
  調和運動の複素数表示
1.3 フーリエ級数とフーリエ積分
  フーリエ級数
  フーリエ積分
2 1自由度無減衰系の振動
2.1 1自由度無減衰系の自由振動
2.2 1自由度無減衰系の調和外力応答
  調和外力応答
  強制振動の性質
2.3 1自由度無減衰系の一般外力応答
  一般外力応答
  伝達関数
3 1自由度減衰系の振動
3.1 1自由度粘性減衰系の自由振動
3.2 1自由度粘性減衰系の調和外力応答
  調和外力応答
  強制振動の性質
3.3 1自由度粘性減衰系の一般外力応答
3.4 1自由度ヒステリシス減衰系の振動
  1自由度ヒステリシス減衰系の調和外力応答
  1自由度ヒステリシス減衰系の一般外力応答
  1自由度ヒステリシス減衰系の自由振動
4 多自由度無減衰系の振動
4.1 多自由度無減衰系の運動方程式
  運動方程式
  質量マトリックスと剛性マトリックス
4.2 多自由度無減衰系の自由振動
  自由振動
  モードベクトルの直交性
  自由振動と初期条件
  剛体モードと弾性モード
4.3 多自由度無減衰系の調和外力応答
  調和外力応答
  理論モード解析による調和外力応答
4.4 多自由度無減衰系の一般外力応答と伝達マトリックス
  一般外力応答
  伝達マトリックス
5 多自由度減衰系の振動
5.1 多自由度粘性減衰系の運動方程式
  運動方程式
  減衰マトリックス
5.2 多自由度粘性減衰系の自由振動
  自由振動
  固有ベクトルの直交性
  自由振動と初期条件
5.3 多自由度粘性減衰系の調和外力応答
  調和外力応答
  理論モード解析による調和外力応答
5.4 多自由度粘性減衰系の一般外力応答と伝達マトリックス
  一般外力応答
  伝達マトリックス
6 連続系の振動
6.1 弦の振動
  運動方程式
  自由振動
  モード関数の直交性
  自由振動と初期条件
  調和外力応答
6.2 膜の振動
  運動方程式
  自由振動
  モード関数の直交性
6.3 はりの曲げ振動
  運動方程式
  自由振動
  モード関数の直交性
7 解析力学の基礎
7.1 ハミルトンの原理
  ハミルトンの原理
  幾何境界条件と自然境界条件
7.2 ラグランジュの方程式
8 有限要素法
8.1 弦の振動
  形状関数による変位の表示
  運動エネルギー,ポテンシャルエネルギー,仮想仕事の計算
  運動方程式の導出
  減衰のモデル化
8.2 膜の振動
  形状関数による変位の表示
  運動エネルギー,ポテンシャルエネルギー,仮想仕事の計算
  運動方程式の導出
8.3 はりの曲げ振動
  形状関数による変位の表示
  運動エネルギー,ポテンシャルエネルギーの計算
9 モード解析と特性モデル同定
9.1 実験的同定
9.2 モード解析
  伝達関数の測定
  伝達マトリックスの決定
  一般の場合の伝達マトリックスの決定
9.3 1自由度カーブフィット
  多自由度系伝達関数の1自由度系伝達関数による近似
  1自由度ナイキスト線図の性質
  サークルフィット
  定数項の導入
9.4 振動数領域の多自由度カーブフィット
  偏分反復法
9.5 時間領域の多自由度カーブフィット
  理論と実験による単位衝撃応答
  モードパラメータを定める方程式 プロニーの方法
9.6 特性モデル同定法
9.7 伝達マトリックスを利用した特性モデル同定法
10 信号処理と応答の測定
10.1 高速フーリエ変換
  フーリエ変換
  有限フーリエ変換
  離散フーリエ変換
10.2 加振方法
10.3 伝達関数の測定法
  1点加振による伝達関数の測定
  多点加振による伝達関数の測定
10.4 平均化技術による伝達関数のノイズの除去
  1点加振の場合のノイズの除去
  多点加振の場合のノイズの除去
11 部分構造合成法
11.1 部分構造合成法
11.2 伝達関数合成法
  コンプライアンス合成法
  動剛性合成法
11.3 拘束モードを用いるモード合成法
11.4 不拘束モードを用いるモード合成法
12 構造変更シミュレーションと最適設計
12.1 動剛性マトリックスを利用した構造変更シミュレーション
12.2 モードパラメータを利用した構造変更シミュレーション
  無減衰系の構造変更シミュレーション
  粘性減衰系の構造変更シミュレーション
12.3 感度解析
  無減衰系の感度係数
  粘性減衰系の感度係数
12.4 最適設計
参考文献
索引

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安田 仁彦(ヤスダ キミヒコ)