機械力学入門

機械力学入門

本書は基礎に重点をおいた教科書であるが,近年の技術動向を考慮し,マトリックス法・モード解析等の高度な振動解析法ならびにパソコンによる振動計算の基礎をもとり入れている。

ジャンル
発行年月日
1992/04/10
判型
A5 上製
ページ数
254ページ
ISBN
978-4-339-04308-2
機械力学入門
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定価

3,080(本体2,800円+税)

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本書は基礎に重点をおいた教科書であるが,近年の技術動向を考慮し,マトリックス法・モード解析等の高度な振動解析法ならびにパソコンによる振動計算の基礎をもとり入れている。

1 振動に対する基礎事項
 1.1 単位
 1.2 調和振動とその合成
  1.2.1 調和振動
  1.2.2 調和振動の合成
 1.3 ダランベルの原理
2 1自由度系の自由振動
 2.1 減衰のあるばね質量系の振動
 2.2 減衰のない1自由度系の自由振動
 2.3 固体摩擦のある系の自由振動
 2.4 ばね定数
 2.5 エネルギー法とばねの等価質量
 演習問題
3 1自由度系の強制振動
 3.1 強制振動荷重を受ける1自由度系
 3.2 強制変位を受ける1自由度系
 3.3 振動の伝達と防振
 3.4 減衰振動におけるエネルギー法
 演習問題
4 多自由度系の振動と動吸振器
 4.1 2自由度系の自由振動
 4.2 2自由度系の強制振動と動吸振器
 4.3 減衰のある2自由度系の強制振動と動吸振器
 4.4 フードダンパ
 演習問題
5 回転軸のふれまわり
 5.1 回転軸の危険速度
 5.2 1個のロータを有する回転軸
 5.3 抵抗力がある場合のふれまわり
 5.4 ふれまわりのときの円板の運動
 5.5 多数のロータを有する軸の第1次危険速度の求め方
  5.5.1 レーレーの方法
  5.5.2 ダンカレーの方法
 演習問題
6 往復機関の動力学
 6.1 ピストンの運動と慣性力
 6.2 コンロッドの運動と相当力学系
 6.3 単シリンダ機関の慣性力
 6.4 クランク回転モーメント
 演習問題
7 回転機械および往復機関の釣合せ
 7.1 回転円板の釣合い
 7.2 剛性ロータの釣合い
 7.3 往復機関の不釣合い力および不釣い偶力
 7.4 単シリンダ機関の釣合い
 7.5 多シリンダ機関の回転質量の釣合い
 7.6 多シリンダ機関の往復質量の釣合い
 演習問題
8 連続弾性体の振動
 8
1 弦の横振動、棒の縦およびねじり振動
  8.1.1 弦の横振動の運動方程式
  8.1.2 棒の縦振動の運動方程式
  8.1.3 丸軸のねじり振動の運動方程式
  8.1.4 弦の横振動、棒の縦・ねじりの自由振動
  8.1.5 強制振動の一般的解法
  8.1.6 定常強制振動
 8.2 はりの横振動
  8.2.1 はりの自由振動
  8.2.2 定常強制振動
  8.2.3 一般動荷重を受けるはりの強制振動
 8.
3 ガレルキンの近似解法
 8
.4 レーレーおよびリッツの近似解法
 8.5 平板の横運動
  8.5.1 平板の運動方程式
  8.5.2 四辺単純指示長方形板の自由振動
  8.5.3 円板の自由振動
  8.5.4 種々の板の振動数
 演習問題
9 多自由度系のマトリックスによる振動解析
 9.1 ラグランジュの方程式
 9.2 多自由度系のマトリックスによる自由振動解析
 9.3 固有値と固有モード
 9.4 減衰のある多自由度系の自由振動
 9.5 強制振動
 9.6 多自由度系の防振の考え方
 演習問題
10 モード解析
 10.1 伝達関数
  10.1.1 1自由度系の伝達関数
  10.1.2 多自由度系の伝達関数
 10.2 伝達関数の計測
  10.2.1 構造物の指示方法
  10.2.2 加振装置と加振法
  10.2.3 振動ピックアップの選定と設置方法
  10.2.4 FFTアナライザによるサンプリング上の誤差
  10.2.5 実測例
 10.3 曲線適合(実験モード解析)
  10.3.1 1自由度法
  10.3.2 偏分反復法
  10.3.3 実験モード解析の実例
 10.4 部分構造合成法
  10.4.1 陽解法
  10.4.2 動剛性結合法
 演習問題
11 パソコンによる振動計算のプログラム例
 11.1 リサジュー図形のプログラム
 11.2 粘性のある1自由度系の強制振動における共振曲線と位相のプログラム
 11.3 2次元曲線描画プログラム(オートスケール付)
 11.4 動吸振器の周波数応答曲線のプログラム
 11.5 振動数方程式の根(固有振動数)の計算プログラム
 11.6 マトリックスの基本演算
 11.7 行列式の値および連立方程式の解法
 11.8 行列式で与えられた振動数方程式の計算
 11.9 逆行列の計算
 11.10 固有値と固有モードの計算
  11.10.1 多自由度系の振動
  11.10.2 標準固有値問題
 11.11 多数のロータを有する多スパン変断面回転軸
  11.11.1 伝達マトリックス法による解析
  11.11.2 スパン変断面回転軸の危険速度の計算プログラム例
 演習問題
参考文献
演習問題解答
索引

長屋 幸助(ナガヤ コウスケ)