機械振動とマトリクス解析法

機械振動とマトリクス解析法

機械の高速・軽量化は振動の増大をもたらす。ここに振動解析の重要性がある。本書では,従来の振動工学の流れに沿いながら,パソコンによる数値解析を大幅にとり入れた。

ジャンル
発行年月日
1989/07/20
判型
A5
ページ数
260ページ
ISBN
978-4-339-04281-8
機械振動とマトリクス解析法
品切・重版未定
当面重版の予定がございません。

定価

3,674(本体3,340円+税)

購入案内

  • 内容紹介
  • 目次
  • 著者紹介

機械の高速・軽量化は振動の増大をもたらす。ここに振動解析の重要性がある。本書では,従来の振動工学の流れに沿いながら,パソコンによる数値解析を大幅にとり入れた。

第1章 振動の基礎とモデル化
 1.1 振動とは何か
 1.2 機械振動系の表記法
 1.3 分布系構造物のモデル化について
 1.4 デルタ関数、ステップ関数
 1.5 モデル化のための表記
 1.6 減衰力について
第2章 運動方程式の解法と振動特性
 2.1 1自由度振動方程式とその解析
  2.1.1 自由振動(同次方程式とその解)
  2.1.2 固体摩擦力を受ける一自由度系
  2.1.3 強制振動(非同次方程式とその解)
 2.2 2自由度系の振動
  2.2.1 固有振動
  2.2.2 自由振動および過渡振動
  2.2.3 強制振動
 2.3 多自由度系の振動
  2.3.1 固有振動解析
  2.3.2 定常応答解析
  2.3.3 振動のシミュレーション
第3章 簡単な構造要素とその解析法
 3.1 構造のモデル化について
 3.2 直線構成構造物の解析
  3.2.1 伝達マトリクス法
  3.2.2 固有振動解析
  3.2.3 強制項と定常応答解析
 3.3 分布定数系の振動方程式と固有振動
  3.3.1 振動方程式
  3.3.2 固有振動
 3.4 棒のたておよびねじり振動
  3.4.1 棒のたて振動
  3.4.2 棒のねじり振動
  3.4.3 伝達マトリクスと剛性マトリクスの関係
第4章 梁要素の構造特性
 4.1 梁の運動方程式
  4.1.1 幾何学的変位とひずみの関係式
  4.1.2 材料特性(弾性変形)の式
  4.1.3 つり合いの式
  4.1.4 梁の運動方程式
  4.1.5 複合運動方程式
  4.1.6 応力の式
 4.2 梁要素の運動の一般解
  4.2.1 梁の符号定義
  4.2.2 変位による運動方程式の解
  4.2.3 一階連立運動方程式の解
  4.2.4 伝達マトリクスの一般解
  4.2.5 ポイントマトリクス
  4.2.6 外部荷重項
  4.2.7 単純梁の応答
  4.2.8 軸方向変位およびねじりを含んだ梁の解
 4.3 仮想仕事の原理:積分形式の支配方程式
 4.4 剛性マトリクス
  4.4.1 梁要素の剛性マトリクス
  4.4.2 剛性マトリクスの決定法
  4.4.3 剛性マトリクスから、伝達マトリクスへの変換
  4.4.4 軸の伸縮およびねじりを伴う剛性マトリクス
 4.5 独立自由度と従属自由度
  4.5.1 剛体モードと自由度
  4.5.2 縮小剛性マトリクスとモビリティマトリクス
 4.6 質量
 4.7 安定解析のための形状剛性マトリクス
第5章 構造解析システム
 5.1 伝達マトリクス法
  5.1.1 伝達マトリクス法による静解法
  5.1.2 安定解析(座屈解析)
  5.1.3 固有振動(無減衰自由振動)解析
  5.1.4 定常応答解析(周波数応答)
  5.1.5 中間指示およびレリース条件
 5.2 一般構造物系
  5.2.1 要素、節点、変位、力と座標系の定義
  5.2.2 座標変換
 5.3 変位法
  5.3.1 仮想仕事の原理に基づく節点方程式
  5.3.2 加算による全系剛性マトリクスの作成
  5.3.3 剛性マトリクスの重要な特性
  5.3.4 境界条件
  5.3.5 反力、内力および内部応力
  5.3.6 解析手順の要約(静荷重に対する応答)
  5.3.7 トラム
  5.3.8 フレーム
  5.3.9 分布荷重を受ける構造物
 5.4 力法の概要
 5.5 安定解析
 5.6 振動解析
  5.6.1 固有振動解析
  5.6.2 減衰振動解析
 5.7 回転軸の振動解析
  5.7.1 危険速度
  5.7.2 ポイントおよびフィールドマトリクス
  5.7.3 固有振動解析
第6章 平板の振動
 6.1 平板の運動方程式
 6.2 方形板の振動
  6.2.1 固有振動
  6.2.2 方形板の伝達マトリクスと剛性マトリクス
 6.3 円形板の振動
  6.3.1 固有振動
  6.3.2 円形板の伝達マトリクスと剛性マトリクス
付表
参考文献
索引

W.D. Pilkey(ダブリューディー ピルキー)

岡田 養二(オカダ ヨウジ)