応用熱力学例題演習

標準機械工学例題演習シリーズ 6

応用熱力学例題演習

本書は機械系学科の学生諸君を対象に,応用熱力学の考え方を豊富な例題,演習問題を通してわかりやすく説明したもので,首尾一貫して新しいSI単位系(国際単位系)を採用している点が大きな特徴である(付図)。

ジャンル
発行年月日
1974/08/30
判型
A5 上製
ページ数
288ページ
ISBN
978-4-339-04100-2
応用熱力学例題演習
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本書は機械系学科の学生諸君を対象に,応用熱力学の考え方を豊富な例題,演習問題を通してわかりやすく説明したもので,首尾一貫して新しいSI単位系(国際単位系)を採用している点が大きな特徴である(付図)。

1. 基礎事項
 1.1 熱力学の考え方
 1.2 温度と第ゼロ法則
 1.3 熱と内部エネルギ
 1.4 圧力
 1.5 仕事および動力
 1.6 単位系と SI 単位
 1.7 無次元表示
 1.8 理想気体
 演習問題
 演習問題解答
2. 熱力学の第1法則
 2.1 エネルギの形態と熱力学の第1法則
 2.2 第1法則の式と熱の仕事当量
 2.3 状態変化とサイクル
 2.4 定常流れ系とエンタルピ
 演習問題
 演習問題解答
3. 熱力学の第2法則
 3.1 不可逆変化と熱力学の第2法則
 3.2 カルノーサイクル
 3.3 熱力学的温度目盛
 3.4 クラウジウスの積分とエントロピ
 3.5 エントロピの確率論的な考え方
 3.6 自由エネルギ
 3.7 熱力学の第3法則
 3.8 不可逆過程の熱力学について
 演習問題
 演習問題解答
4. 理想気体
 4.1 理想気体の状態式
 4.2 理想気体の状態量
 4.3 理想気体の状態変化
 4.4 理想気体の混合
 演習問題
 演習問題解答
5. 相の変化
 5.1 純粋物質の蒸発
 5.2 相の安定と平衡
 5.3 クラペイロンの式
 5.4 状態線図と状態曲面
 演習問題
 演習問題解答
6. 実在気体
 6.1 実在気体の状態式
 6.2 誘導状態量
 6.3 対応状態原理
 6.4 絞りとジュール・トムソン効果
 6.5 湿り空気
 演習問題
 演習問題解答
7. 蒸気
 7.1 蒸気の性質
 7.2 湿り蒸気の性質
 7.3 湿り蒸気の状態変化
 7.4 水蒸気の状態式と蒸気表
 演習問題
 演習問題解答
8. 熱力学の一般関係式
 8.1 数学的基礎
 8.2 重要な偏微分係数
 8.3 エネルギ式から誘導される一般関係式
 8.4 比熱に関連した一般関係式
 8.5 熱量的状態量に関する一般関係式
 演習問題
 演習問題解答
9. 化学熱力学の初歩
 9.1 化学反応と反応熱
 9.2 反応の進行する方向
 9.3 フガシティー
 9.4 化学平衡
 演習問題
 演習問題解答
10. ガスと蒸気の流れ
 10.1 流れの基礎事項
 10.2 流れの基礎方程式
 10.3 気体の断熱流れ
 10.4 ノズル内の流れ
 演習問題
 演習問題解答
11. ガスサイクル
 11.1 熱機関とサイクル
 11.2 内熱機関のサイクル
  11.2.1 オットーサイクル
  11.2.2 ディーゼルサイクル
 11.3 ガスタービンのサイクル
  11.3.1 再生器のない簡単なガスタービンサイクル
  11.3.2 再生器を設けたガスタービンサイクル
 11.4 ジェットエンジンのサイクル
 11.5 圧縮機のサイクル
  11.5.1 遠心および軸流圧縮機のサイクル
  11.5.2 往復圧縮機のサイクル
  11.5.3 多段圧縮機のサイクル
 11.6 空気冷凍サイクル
 演習問題
 演習問題解答
12. 蒸気サイクル
 12.1 蒸気原動機のサイクル
  12.1.1 ランキンサイクル
  12.1.2 再熱サイクル
  12.1.3 再生サイクル
 12.2 冷凍機およびヒートポンプのサイクル
  12.2.1 蒸気圧縮冷凍サイクル
  12.2.2 吸収冷凍機のサイクル
  12.2.3 蒸気噴射冷凍機のサイクル
 演習問題
 演習問題解答
13. 伝熱の基礎
 13.1 伝熱の3機構
 13.2 熱伝導
  13.2.1 熱伝導の基礎式
  13.2.2 種々の物質の熱伝導率
  13.2.3 一次元定常熱伝導
  13.2.4 非定常熱伝導
 13.3 対流熱伝達
  13.3.1 流れの基礎事項
  13.3.2 対流熱伝達と無次元数
  13.3.3 強制対流熱伝達
  13.3.4 自然対流熱伝達
 13.4 熱交換機
  13.4.1 熱通過(熱貫流)
  13.4.2 熱交換機における伝熱計算
 13.5 熱放射
  13.5.1 基礎事項
  13.5.2 放射伝熱量の計算
 演習問題
 演習問題解答
14. 燃焼
 14.1 基礎事項
 14.2 燃焼の化学量論
 14.3 発熱量
 14.4 所要酸素量および空気量
  14.4.1 固体・液体燃料
  14.4.2 気体燃料
 14.5 燃焼ガス量および燃焼ガス組成
  14.5.1 固体・液体燃料
  14.5.2 気体燃料
 14.6 理論燃焼温度
 演習問題
 演習問題解答
付表
 1. 熱力学の基礎公式集
 2. 主要な気体および液体の物性値表
 3. フロン R12 の飽和蒸気表(温度基準)
 4. 温度基準飽和表(飽和水および飽和蒸気)
 5. 圧力基準飽和表(飽和水および飽和蒸気)
 6. 圧縮水および過熱蒸気表
 7. 4けた常用対数表
付図
 1. 水および水蒸気のモリエ線図(hs線図)
 2. R12(CCl2F2)蒸気線図
索引

渡部 康一(ワタベ ヤスカズ)

長島 昭(ナガシマ アキラ)