計測工学

新編機械工学講座 21

計測工学

本書は,機械技術者として必要と思われる計測の基礎理論と名物理量の測定法について解説したものである。高専・大学の機械系の学生,一般技術者の好適のテキストである。

ジャンル
発行年月日
1982/04/30
判型
A5 上製
ページ数
288ページ
ISBN
978-4-339-04084-5
計測工学
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本書は,機械技術者として必要と思われる計測の基礎理論と名物理量の測定法について解説したものである。高専・大学の機械系の学生,一般技術者の好適のテキストである。

1. 単位と標準
1.1 単位及び単位系
  1.1.1 単位
  1.1.2 単位系の例
  1.1.3 国際単位系(SI)
1.2 SIの基本単位とその標準
  1.2.1 メートル
  1.2.2 キログラム
  1.2.3 秒
  1.2.4 アンペア
  1.2.5 ケルビン
  1.2.6 カンデラ
  1.2.7 モル
1.3 次元及び次元式
  1.3.1 次元
  1.3.2 次元式の利用
2. 測定の種類とその方式
2.1 測定と計測器
2.2 測定の種類
2.3 測定の方式
  2.3.1 偏位法と零位法
  2.3.2 偏位法と零位法の比較
3. 測定の誤差と精度
3.1 測定と誤差
  3.1.1 誤差の定義
  3.1.2 誤差の種類
  3.1.3 測定値の統計的意味
3.2 測定と精度
  3.2.1 精度
  3.2.2 計測器の精度
4. 誤差の法則
4.1 偶然誤差の性質
  4.1.1 偶然誤差の法則
  4.1.2 誤差曲線の方程式
4.2 間接測定における誤差の伝播
  4.2.1 間接測定の誤差
  4.2.2 誤差の伝播の法則
  4.2.3 間接測定における誤差の最大限度
4.3 最小二乗法
  4.3.1 最小二乗法の原理
  4.3.2 直接測定における最小二乗法
  4.3.3 間接測定における最小二乗法
5. 計測系の構成と測定量の変換
5.1 計測系の構成
  5.1.1 計測系の基本構成
  5.1.2 計測系の構成要素
5.2 測定量の変換
  5.2.1 変換の目的と基本信号
  5.2.2 変化の種類
6. 計測系の特性
6.1 静特性
  6.1.1 感度
  6.1.2 直線性
  6.1.3 ヒステリシス差
6.2 動特性
  6.2.1 遅れと動誤差
  6.2.2 過渡特性と周波数特性
  6.2.3 一次遅れ形の系の特性
  6.2.4 二次遅れ形の系の特性
7. 信号変換の方式
7.1 変位への変換
  7.1.1 弾性変形の利用
  7.1.2 温度変形の利用
  7.1.3 重力との釣り合い
7.2 圧力・力への変換
  7.2.1 力学的及び電磁気的性質を利用する直動変換
  7.2.2 液体を利用する変調変換
  7.2.3 機械力を利用する変調変換
7.3 電圧・電流への変換(I)──直動変換──
  7.3.1 電磁誘導作用の利用
  7.3.2 圧電効果の利用
  7.3.3 熱電効果の利用
  7.3.4 光電効果の利用
7.4 電圧・電流への変換(II)──変調変換──
  7.4.1 導電性変化
  7.4.2 容量変化
  7.4.3 インダクタンス変化
  7.4.4 ホール効果
7.5 その他の信号への変換
  7.5.1 光への変換
  7.5.2 時間又は周波数への変換
  7.5.3 温度への変換
8. 長さ及び角度の計測
8.1 長さ測定における誤差の要因
  8.1.1 温度
  8.1.2 変形
  8.1.3 接触状態による誤差
  8.1.4 視差
8.2 長さの測定
  8.2.1 長さの基準
  8.2.2 測長器
  8.2.3 コンパレータ
  8.2.4 長さ測定のディジタル化
8.3 角度の測定
  8.3.1 角度の基準
  8.3.2 目盛円板を用いた角度測定
  8.3.3 三角法による角度測定
  8.3.4 水準器
  8.3.5 オートコリメータ
8.4 表面あらさの測定
  8.4.1 表面あらさと表示法
  8.4.2 表面あらさ測定法
8.5 輪郭及び形状の測定
  8.5.1 投影検査器による測定
  8.5.2 測定顕微鏡による測定
  8.5.3 三次元測定機による測定
8.6 平面度及び真直度の測定
  8.6.1 直線を基準とする方法
  8.6.2 基準平面との比較
  8.6.3 傾斜法による測定
8.7 真円度の測定
  8.7.1 直径法
  8.7.2 半径法
  8.7.3 3点法
9. 時間・回転数の計測
9.1 時間の標準
9.2 時計
  9.2.1 振り子時計
  9.2.2 テンプ時計
  9.2.3 音片・音さ時計
  9.2.4 水晶時計
  9.2.5 原子周波数標準
  9.2.6 時計の検定
9.3 時間計
  9.3.1 ストップウォッチ
  9.3.2 計数式測時法
  9.3.3 記録式時間計
9.4 短い時間の測定(検定)
  9.4.1 アナログ方式
  9.4.2 ディジタル方式
  9.4.3 写真法
9.5 回転数の測定
  9.5.1 ハスラ回転計
  9.5.2 液体遠心式回転計
  9.5.3 容量式回転計
  9.5.4 電気式回転計
  9.5.5 渦電流回転計
  9.5.6 電子計数式回転計
  9.5.7 ストロボによる回転数の測定
10. 振動の計測
10.1 まえがき
10.2 振動計の理論
  10.2.1 振動計の原理
  10.2.2 振動計の振幅と位相のゆがみ
10.3 振動計の構成
  10.3.1 振り子の形成
  10.3.2 減衰器
  10.3.3 その他の構成要素
10.4 機械式振動計と光学式振動計
  10.4.1 Geigerねじり振動計
  10.4.2 Cambridge万能振動計
  10.4.3 SIPの微動計
10.5 電気的な振動計測
  10.5.1 振動計測の概要
  10.5.2 動電形受振器(速度形受振器)
  10.5.3 圧電形受振器(加速度形受振器)
  10.5.4 インピーダンス変換系受振器
  10.5.5 その他の受振器
  10.5.6 振動計の校正
  10.5.7 記録及び指示装置
10.6 振動記録の解析とデータ処理
  10.6.1 周期振動と調和解析
  10.6.2 不規則振動と統計的性質の表示
  10.6.3 周波数分析
  10.6.4 不規則振動の測定
  10.6.5 機械インピーダンスの測定
11. 温度の計測
11.1 熱膨張式温度計
  11.1.1 固体膨張式
  11.1.2 液体膨張式
11.2 圧力式温度計
11.3 熱電温度計
11.4 抵抗温度計
11.5 ふく射を利用した温度計
  11.5.1 基礎法則
  11.5.2 光高温計
  11.5.3 2色高温計
  11.5.4 全放射温度計
12. 流体に関係した諸量の計測
12.1 流速及び流量の計測
  12.1.1 流速の測定
  12.1.2 流量の計測
12.2 粘度の計測
  12.2.1 細管粘度計
  12.2.2 回転粘度計
  12.2.3 落体粘度計
  12.2.4 平行平板粘度計
  12.2.5 振動粘度計
12.3 圧力の計測
  12.3.1 液柱形圧力形(マノメータ)
  13.3.2 弾性圧力計
13. 質量及び重量の計測
13.1 質量及び重量の単位と標準
13.2 分銅とおもり
13.3 天びん(等ひ天びん)
  13.3.1 構造と原理
  13.3.2 天びんの感度と安定性
  13.3.3 天びんの静止点
  13.3.4 天びんによる質量の測定法(ひょう量法)
  13.3.5 浮力の補正
13.4 直示天びん
13.5 微量天びん
13.6 ばねばかりと傾斜ばかり
  13.6.1 ばねばかり
  13.6.2 傾斜ばかり
13.7 ロバーバル機構と上皿天びん
  13.7.1 ロバーバル機構
  13.7.2 上皿ばねばかり
13.8 台ばかり
14. 密度及び比重の計測
14.1 密度の単位と比重
14.2 比重びんと浮きばかり
  14.2.1 比重びん
  14.2.2 浮きばかり(比重計)
14.3 浮力を利用した液体の比重測定
  14.3.1 比重ばかり
  14.3.2 液中静止法の利用
14.4 連通管による液体密度の測定
14.5 気体密度,比重量の測定
  14.5.1 ガス天びん
  14.5.2 連通管による方法
15. 動力の計測
15.1 動力計測一般
15.2 吸収動力計
  15.2.1 摩擦動力計
  15.2.2 水動力計
  15.2.3 空気動力計
  15.2.4 電気動力計
15.3 伝達動力計
  15.3.1 機械的伝達動力計
  15.3.2 光学的伝達動力計
  15.3.3 電気的伝達動力計
参考文献及び引用文献
索引

下田 茂(シモダ シゲル)

穂苅 久(ホカリ ヒサシ)

愛原 惇士郎(アイハラ ジュンシロウ)

高野 英資(タカノ エイスケ)

長谷川 富市(ハセガワ トミイチ)